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2022/04/05

何気なく街を歩いていたら、前から人が向かってくる。それを私は左に避けた。すると避けた左でも同じく前からさっきと違う人が向かってくる。それを私はまた左に避けた。すると商店のガラス面にすごく近づいて、ついガラス面に写る自分の姿をみた。

自分の思い描く自分の姿と、側から見た自分の姿にはギャップがある。私の中で私はもう少し大柄で堂々としているイメージだが、実際ガラス面に写っていたのは小柄でおとなしそうで少し弱々しい歩き方の青年だ。私はそのギャップにショックを受けて、その後少しカッコつけた歩き方をしてみたが、きっと側からは「さっきから何にも変わっていない」と思われている。

一方で、そのギャップがポジティブな方に動くこともある。それは大抵気分が落ち込んでいる時で、内心は暗くて世の中で一人八方塞がりみたいな気持ちになっているとき。そんな時に鏡で自分の顔を見ると、あら、全然ケロっとしているのだ。なんだか拍子抜けして、さっきまでの暗い気持ちは何だったのだろうと元気になれる。

街を歩いていると色んな発見がある。落ち込んだ時こそ、部屋に引きこもってないで街に出るべきじゃないかな。

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