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五日市まちづくり通信バックナンバー

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あきる野で配布している“五日市まちづくり通信”のバックナンバーを連載!📖これをチェックすれば五日市の最新情報はバッチリです👍
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#秋川渓谷

〜気軽に立ち寄れる路地裏のパン屋さん〜「ナッティー・ウィリオ」オープン

〜気軽に立ち寄れる路地裏のパン屋さん〜「ナッティー・ウィリオ」オープン

五日市出張所入口交差点を南に入り一筋目を左折した道沿いに、白壁に緑の看板がワンポイントの「NATTY WILLIO(ナッティー・ウィリオ)」がオープンしました。お店の扉を開けると、素敵なアンティークの家具や雑貨をしつらえた店内に、バターの香りが漂います。

店主は五日市小庄出身の大塚正彰さん(29歳)。高校の調理科で料理人を目指しましたが、「一流の料理は価格が高く、一部の人達の口にしか入らない。そ

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増戸でオープンしました!〜農場ワイナリーで人々を笑顔に〜『ヴィンヤード多摩』

増戸でオープンしました!〜農場ワイナリーで人々を笑顔に〜『ヴィンヤード多摩』

羽村市で歯科医院を営んでおられる森谷尊文さんと中野多美子さんは、ワインが好きで、世界最大のワイン教育機関「WSET」でワインについて体系的に学びを深めた。この経験がきっかけとなり、自分達でもワインを作ってみようと試験的に青梅の梅郷でぶどう栽培を開始。平成27年にあきる野市上ノ台の土地と出会い、ぶどうの苗を植え始めた。

敷地面積は約七千平方メートル。自社畑には、日本の品種ヤマソービニオン、ビジュノ

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五日市でオープンしました!〜町の小さな理科室“あめジィラボ”がオープン〜『あめジィの科学あそびクラブ』

五日市でオープンしました!〜町の小さな理科室“あめジィラボ”がオープン〜『あめジィの科学あそびクラブ』

武蔵五日市駅から徒歩4分の場所に「あめジィラボ」があります。ガラス越しに中をのぞくと、白衣に眼鏡の男性と親子の姿が。
室内は黒天板の机と様々な実験道具がならび、まさに理科室。その日は車輪を使っての慣性の法則と、色の組合せの実験をしていました。

このラボを運営するのは雨滝洋介さん(71歳)。岡山県出身、大学を卒業後、旧秋川市の中学校に理科教師として赴任されました。

アユ釣りが趣味の雨滝さんは、迷

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わたしの五日市めぐり「町カレー」

わたしの五日市めぐり「町カレー」

町中華があるなら町カレーもあっていいのでは。五日市にはカレーの美味しいお店があります。

まずは五日市の洋食の老舗「シオン」の昔懐かしいカレーライス、シオン特製カレーライスです。出てくるカレーはルーとライスを別盛りのタイプです。カレールーの入ったグレイビーボートから、お好みでカレールーをかけていただきます。少し辛口なポークカレーです。なぜか食べるとほっとします。カレーライスだけで足りない方は、ボリ

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〜少女まんがの私設図書館〜網代「少女まんが館」

〜少女まんがの私設図書館〜網代「少女まんが館」

少女まんが館(通称・女ま館)は、網代にある少女まんが専門の私設図書館。弁天山と秋川に挟まれた水の恵みの土地にあり、古民家風に作られた外観は「水」をモチーフとして水色に塗られている。室内も、少女まんがの背表紙に多い暖色の背景として似合う水色。

運営しているのは、中野純&大井夏代ご夫妻。1960年代に少女まんがと出会ったお二人は、1970年代の黄金期にその魅力に取りつかれた。インターネットがまだそれ

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養沢川と木々の緑を満喫できるお店「Cafe 登々」のご紹介

養沢川と木々の緑を満喫できるお店「Cafe 登々」のご紹介

養沢センターの隣にある『Cafe 登々』は、オーナーの大関政登さんと奥様の節子さん、ご夫婦で営む山の中の小さなカフェだ。

政登さんの以前の仕事はエンジニアだったそうで、海外駐在帰国後の37年前、奥様の実家である養沢に、ご両親と一緒に新居を構えた。地元の人達の憩いの場として、また釣りや観光客の方々に無農薬自家栽培の野菜を使った身体に良いものを食べてもらいたいと、定年退職後の2017年2月末に自宅隣

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〜気軽に立ち寄れる、コミュニティの場〜0円マーケット『くるくるひろば』

〜気軽に立ち寄れる、コミュニティの場〜0円マーケット『くるくるひろば』

舘谷に0円マーケットがオープンした。0円マーケットとは、まだ使えるけれど必要がなくなったものをそこに置いておくと、必要な人がそれを持って帰るというシステム。「お裾分け」の気持ちで品物をシェアする。不要品を持ち込むだけでも、必要なものを持ち帰るだけでもOKで、お金は介在しない。

この取り組みを始めたのは、2年半前に小庄に越してきた伊藤万季さん。以前暮らしていた世田谷で10年ほど『くるくるひろば』を

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フリースペース活用のご提案をお待ちしています「るわん五日市蔵店」のご紹介

フリースペース活用のご提案をお待ちしています「るわん五日市蔵店」のご紹介

舘谷に「るわん五日市蔵店」がオープンして半年が過ぎようとしている。同店の売りは長崎で獲れたアゴのだし汁と五島列島の椿油を使っていること、そして、古い蔵を活用した店舗の再生だ。重厚な扉を開けて中に入ると昔の蔵の面影は残っているが、2階に上がってみると20畳ほどの大広間があり食事や小宴会ができるようにうまくリフォームされている。同店の営業はあご出汁から揚げ弁当や海鮮丼などのテイクアウトが主なメニューと

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〜テラス席ではペット同伴のお食事ができるお店〜『YAKITORI&WINE アキルノテラス』

〜テラス席ではペット同伴のお食事ができるお店〜『YAKITORI&WINE アキルノテラス』

今年3月22日、五日市ファインプラザの真向かい、以前「焼き鳥てっちゃん」があった場所に「アキルノテラス」がオープンした。店内には大きな丸窓越しのカウンター席や、二人用テーブル席、掘りごたつ風の席、店舗入口の外には、ウッドデッキテラス席がある。

開業したのは、株式会社グラーチャー代表の佐藤洋亮さん(44歳)。佐藤さんは養沢でグランピング施設「ウッドランド・ボシー」とキャンプ場「ウッドランド・キャン

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レトロモダンに大人カワイク♡新装開店!!「花屋 りぐらん」のご紹介

レトロモダンに大人カワイク♡新装開店!!「花屋 りぐらん」のご紹介

店主の宮﨑智美さんは、以前は宝石の販売の仕事をしていたそうだ。24歳の時、フラワーアレンジメント教室に通っていた友人からアレンジメントを教えてもらい、「楽しいな!」と心底思い、早速花屋に転職、休日はアレンジメント教室に通った。その後、フラワーデザイナーとカラーコーディネーターの1級資格を取得。

8年前には、伊奈のアパートの一室を利用して予約制の花屋を始めた。様々なご縁がきっかけで、2019年6月

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〜JR武蔵五日市駅前に自家焙煎珈琲販売店〜『珈琲うとと』がオープン!

〜JR武蔵五日市駅前に自家焙煎珈琲販売店〜『珈琲うとと』がオープン!

4月3日から自家焙煎珈琲販売のオンラインショップ「うととネット」をオープン、15日には武蔵五日市駅前にある小さなスペースで、自家焙煎珈琲販売店「珈琲うとと」がスタートする。

店主の佐野花帆さん(28歳)は、静岡県富士宮市出身、大学進学を機に東京へ。躁鬱の気質に悩まされながらも、7年かけて大学を卒業。様々なアルバイトや派遣の仕事を経験し、自身の働き方を模索していた。あきる野市へは昨年の7月に移住。

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トーマス・ブレークモアと庚申塔  生活クラブ協同村ひだまりファーム

トーマス・ブレークモアと庚申塔 生活クラブ協同村ひだまりファーム

小中野から星竹通りを西へ向かって歩いていくと間もなく生活クラブ協同村ひだまりファーム(以下協同村)のトーテムポールが目に留まります。そこから坂道を50mほど下ったところに庚申塔があります。庚申塔というのは平安時代の頃、中国から日本に伝わった庚申信仰が背景にあり、講を行った証に建立されるものです。庚申信仰は江戸時代になると賽の神や魔よけとして爆発的に全国に広まりました。

また、協同村というのはその

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地域に親しまれ開業34年「とんかつ 伊奈八」のご紹介

地域に親しまれ開業34年「とんかつ 伊奈八」のご紹介

五日市街道沿いに、とんかつ伊奈八が開業し34年。店主の加藤直幸さんは2代目になる。お店の1番人気は「ミックス定食」1,800円(税込)だ。3種盛りでエビフライ、ヒレカツの他、唐揚げかカキフライが選べる。サクッとジューシーで、ボリューム満点。あっさりとした仕上がりなので、箸が進む。人気店なのが頷ける。

豚肉は埼玉県産、鶏肉は北海道産の生肉を使用。信頼できる精肉店から仕入れている。ご飯は常に炊き立て

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かつての五日市の特産品、黒八丈を甦らせる 糸工房「森」・主人  森 博さん

かつての五日市の特産品、黒八丈を甦らせる 糸工房「森」・主人 森 博さん

糸工房「森」は、元は昭和17年に創業した絹糸屋。今も手術用の絹糸などを製作しています。

三代目の森博さんは、35年程前に町史から五日市が泥染めの名産地であったことを知りました。かつて盛んだった黒八丈がなぜ廃れたのか?「それが世の流れ」という考えが嫌で、黒八丈の復活への挑戦を決意したそうです。

「黒八丈」とは、江戸時代に全国的な人気を誇った秋川流域の絹織物で、八丈島の「黄八丈」、奄美大島の「大島

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