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五日市まちづくり通信バックナンバー

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あきる野で配布している“五日市まちづくり通信”のバックナンバーを連載!📖これをチェックすれば五日市の最新情報はバッチリです👍
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記事一覧

〜町を見つめて102年〜三世代のお雛様が出迎える『石川綿店』

〜町を見つめて102年〜三世代のお雛様が出迎える『石川綿店』

 

雛めぐりの時期に町の景色を彩るのが、長年山田地区で布団店を営む石川綿店のショーウィンドウだ。

 店主の石川勝さんのお母様の年代物のお雛様、石川さんの妹さんが生まれた時に迎えたお雛様、そして娘さんのお雛様と三世代のお雛様が並ぶ。飾らない時期は蔵に大切に保管し、雛めぐりの時期がくると出番を待っていたお雛様を外からも見られるように家族皆で飾りつけ、町の風物詩となっている。

 石川綿店の歴史は古

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五日市高校ESS国際交流部より『身の回りのMOTTAINAIから生まれた宝物』

五日市高校ESS国際交流部より『身の回りのMOTTAINAIから生まれた宝物』

私達が作詞をした曲、「MOTTAINAI」の2種類のミュージック・ビデオをYouTubeに投稿しました!「オリジナルダンスver.」ではサビの部分にキャッチーな振り付けの「もったいないダンス」を取り入れ大久野保育園の園児さんたちと共に踊りました。

「森をつくる太鼓プロジェクトver.」では、国際的な森林認証(FSC®)を取得しているMOKKI NO MORIの間伐材を使って作られた「森を作る太鼓

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豊かな自然の中で、烏骨鶏の放し飼い、循環型農業でオーガニック野菜や果樹を育てる『トリゾーファーム』をご紹介

豊かな自然の中で、烏骨鶏の放し飼い、循環型農業でオーガニック野菜や果樹を育てる『トリゾーファーム』をご紹介

武蔵五日市駅から南沢あじさい山に向かう途中の里山にあるトリゾーファーム。完全無農薬の野菜や、完全自家製発酵飼料で烏骨鶏を放し飼いで育てている。

オーナーの山下さんが烏骨鶏の放牧飼育を始めたのは、約25年前。先祖代々農業を営んできた大切な土地を引き継ぎ、無農薬で野菜を作り烏骨鶏の飼育を始めた。烏骨鶏の糞を発酵、乾燥させ肥料にすると微生物たっぷりの土が育ち、無農薬野菜がすくすく育つ⇔畑の雑草、大根の

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うどん・ほうとうの思い出

うどん・ほうとうの思い出

あきる野市の乙津にある『瀬音の湯』が出来る前、その敷地の一部に東京都五日市青年の家(1962~2001)があり、東京都の社会教育施設でした。施設では、野外教育・森林教育が行われ、夏には子供達を対象としたキャンプがあり、様々な料理を作りました。特にうどん作りとほうとう作りが記憶に残ります。

うどん作りでは、図書館で料理の本を調べ、手打ちうどんを作り、歯ごたえのある大変美味しいものができました。そし

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五日市でオープンしました!〜全国でも数少ない薪窯パン屋〜『コンパン』が小和田にオープン

五日市でオープンしました!〜全国でも数少ない薪窯パン屋〜『コンパン』が小和田にオープン

店主は伊藤源喜さんと華奈さんご夫婦。お二人はフランスのパリで出会い、源喜さんはパリで10年ほどパン職人を、華奈さんは伝統的フランス菓子を作り続ける店で働かれていました。平成30年に日本に帰国。フランスで経験した薪窯で焼くパンを日本でも作りたいと、華奈さんの地元あきる野市で今年1月に開店されました。

昔、フランスでは大きなパンを家族や友人と分け、数週間かけて食べていたことを知り、古い言葉で「一つの

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五日市でオープンしました!屋根のリフォーム専門店『株式会社 啓』のご紹介

五日市でオープンしました!屋根のリフォーム専門店『株式会社 啓』のご紹介

2021年12月、檜原街道沿い、音羽鮨の隣りに屋根のリフォーム専門店『啓』がオープンしました。代表取締役社長のフェルナンド カマルさん(44歳)はスリランカのご出身。年間平均気温が27℃前後で、高温多湿の母国を思い出させるヤシの木を、会社のシンボルとして植えられたそうです。敷地内のサボテンやアメリカンスタイルの柵も、ひときわ異国情緒を感じさせます。

友人が多くいるという理由で日本へ観光旅行され、

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〜地域住民の足を支える履物屋さん〜都内唯一の手作り下駄職人の店『山本商店』

〜地域住民の足を支える履物屋さん〜都内唯一の手作り下駄職人の店『山本商店』

お店にいると、中学生の男の子と母親が、学校指定の上履きと体育館履きを買いにやってきました。「いらっしゃい」と店主の山本一郎さん(83歳)が声をかけ、椅子に男の子を座らせて、丁寧に靴のサイズ合わせをします。「サイズが合わないと、運動中に足を痛めることもあるからね」。男の子は履き心地に納得して、二足の靴を買っていきました。

山本さんは増戸生まれの増戸育ち、中学の時から父親の手伝いをし、高校時代に下駄

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〜気軽に立ち寄れる路地裏のパン屋さん〜「ナッティー・ウィリオ」オープン

〜気軽に立ち寄れる路地裏のパン屋さん〜「ナッティー・ウィリオ」オープン

五日市出張所入口交差点を南に入り一筋目を左折した道沿いに、白壁に緑の看板がワンポイントの「NATTY WILLIO(ナッティー・ウィリオ)」がオープンしました。お店の扉を開けると、素敵なアンティークの家具や雑貨をしつらえた店内に、バターの香りが漂います。

店主は五日市小庄出身の大塚正彰さん(29歳)。高校の調理科で料理人を目指しましたが、「一流の料理は価格が高く、一部の人達の口にしか入らない。そ

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増戸でオープンしました!〜農場ワイナリーで人々を笑顔に〜『ヴィンヤード多摩』

増戸でオープンしました!〜農場ワイナリーで人々を笑顔に〜『ヴィンヤード多摩』

羽村市で歯科医院を営んでおられる森谷尊文さんと中野多美子さんは、ワインが好きで、世界最大のワイン教育機関「WSET」でワインについて体系的に学びを深めた。この経験がきっかけとなり、自分達でもワインを作ってみようと試験的に青梅の梅郷でぶどう栽培を開始。平成27年にあきる野市上ノ台の土地と出会い、ぶどうの苗を植え始めた。

敷地面積は約七千平方メートル。自社畑には、日本の品種ヤマソービニオン、ビジュノ

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五日市でオープンしました!〜町の小さな理科室“あめジィラボ”がオープン〜『あめジィの科学あそびクラブ』

五日市でオープンしました!〜町の小さな理科室“あめジィラボ”がオープン〜『あめジィの科学あそびクラブ』

武蔵五日市駅から徒歩4分の場所に「あめジィラボ」があります。ガラス越しに中をのぞくと、白衣に眼鏡の男性と親子の姿が。
室内は黒天板の机と様々な実験道具がならび、まさに理科室。その日は車輪を使っての慣性の法則と、色の組合せの実験をしていました。

このラボを運営するのは雨滝洋介さん(71歳)。岡山県出身、大学を卒業後、旧秋川市の中学校に理科教師として赴任されました。

アユ釣りが趣味の雨滝さんは、迷

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〜築百年のリノベーション古民家で憩いのひとときを〜『Cafe かわばた』乙津養沢でオープンしました!

〜築百年のリノベーション古民家で憩いのひとときを〜『Cafe かわばた』乙津養沢でオープンしました!

今年4月、「落合橋」バス停の近くに『Cafe かわばた』がオープンした。店主の山﨑正芳さん(79歳)は、養蚕業を営んでいたという生家を大々的に工事し平屋にリノベーションした。

以前から「この辺でお茶を飲む場所はありませんか?」と尋ねられることがあり、「落合に喫茶店を作ったら良いのでは?」と思ったのが開業のきっかけだそうだ。

古くからこの地域に根付いた家には、集落内における特徴を含んだ屋号がつけ

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わたしの五日市めぐり「町カレー」

わたしの五日市めぐり「町カレー」

町中華があるなら町カレーもあっていいのでは。五日市にはカレーの美味しいお店があります。

まずは五日市の洋食の老舗「シオン」の昔懐かしいカレーライス、シオン特製カレーライスです。出てくるカレーはルーとライスを別盛りのタイプです。カレールーの入ったグレイビーボートから、お好みでカレールーをかけていただきます。少し辛口なポークカレーです。なぜか食べるとほっとします。カレーライスだけで足りない方は、ボリ

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〜少女まんがの私設図書館〜網代「少女まんが館」

〜少女まんがの私設図書館〜網代「少女まんが館」

少女まんが館(通称・女ま館)は、網代にある少女まんが専門の私設図書館。弁天山と秋川に挟まれた水の恵みの土地にあり、古民家風に作られた外観は「水」をモチーフとして水色に塗られている。室内も、少女まんがの背表紙に多い暖色の背景として似合う水色。

運営しているのは、中野純&大井夏代ご夫妻。1960年代に少女まんがと出会ったお二人は、1970年代の黄金期にその魅力に取りつかれた。インターネットがまだそれ

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養沢川と木々の緑を満喫できるお店「Cafe 登々」のご紹介

養沢川と木々の緑を満喫できるお店「Cafe 登々」のご紹介

養沢センターの隣にある『Cafe 登々』は、オーナーの大関政登さんと奥様の節子さん、ご夫婦で営む山の中の小さなカフェだ。

政登さんの以前の仕事はエンジニアだったそうで、海外駐在帰国後の37年前、奥様の実家である養沢に、ご両親と一緒に新居を構えた。地元の人達の憩いの場として、また釣りや観光客の方々に無農薬自家栽培の野菜を使った身体に良いものを食べてもらいたいと、定年退職後の2017年2月末に自宅隣

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