〜気軽に立ち寄れる、コミュニティの場〜0円マーケット『くるくるひろば』
舘谷に0円マーケットがオープンした。0円マーケットとは、まだ使えるけれど必要がなくなったものをそこに置いておくと、必要な人がそれを持って帰るというシステム。「お裾分け」の気持ちで品物をシェアする。不要品を持ち込むだけでも、必要なものを持ち帰るだけでもOKで、お金は介在しない。
この取り組みを始めたのは、2年半前に小庄に越してきた伊藤万季さん。以前暮らしていた世田谷で10年ほど『くるくるひろば』を続けてきた。きっかけはお子さんの喘息。喘息について学ぶうちに、ごみ処理場による大気汚染の問題に行き着いた。ごみを減らしたり、物を増やさないようにするにはどうしたらいいか。そこで思いついたのが、ご近所で物をシェアすること。「無料でお持ち帰りください」の張り紙とともに、家の前に使わなくなった物を並べることからスタート。活動に賛同する人が増え、東松原駅前に店舗を借りるまでになったという。
あきる野でも自宅前から始め、縁あって今の場所を借りることができて4月からプレオープン。当初は週2回お店を開けていたが、利用者がボランティアで活動に参加してくれるようになり、5月からは週4日開催に増えた。伊藤さんの望みは、誰もが徒歩圏内でこのようなお店を利用できること。ご近所の方が気軽に立ち寄り、おしゃべりができる場所。コミュニティの場でもあり、エコ活動の場でもある『くるくるひろば』が地域に増えていけば、五日市はますます住みやすい街になっていくことだろう。
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