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ぼちぼち書評

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#読書

企業変革のジレンマ とっかかり

企業変革のジレンマ とっかかり

変わらなければならないという危機感がたりないのではないか?

対偶っぽく、危機感があるならば、変わらなければならない(あるいはかわることができる)、とすると、誤りっぽいことがわかる。
結構おもしろい問いだな、と思う。

多くの人は、多少のスタンスの違いはあるにせよ、働いている職場でまじめに働いている。
とすると、会社の調子がよくなくてかわらないといけない、ってのは個人というよりは、会社の構造自体。

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暗号解読(上)

暗号解読(上)

Copilot デザイナーに「文字を数字で表した暗号みたいな画像と、タイプライターのような機械。」と打ち込んででてきた画像。
自作PCにいれてあるStable diffusion とは違った味。

ちょっと前からゆるコンピュータ科学ラジオ聞き始めてて、暗号回でおもしろそうとおもったので、ブックオフで上のみゲット。
下も買わないと

暗号は、A→c × 戻すにはこんな情報必要
みたいな感じのようはふ

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アムンセンとスコット

アムンセンとスコット

Stable diffusionで作成。
微妙に犬が変な気がするけどいっか。

five explorers in colorful parkas and goggles, riding a sled pulled by a team of huskies across the vast, white expanse of the South Pole, with the sun low on t

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崩壊する組織にはみな「前兆」がある: 気づき、生き延びるための15の知恵

崩壊する組織にはみな「前兆」がある: 気づき、生き延びるための15の知恵

Stable diffusionでつくってみました。

"Signs of a Collapsing Organization: 15 Insights for Survival" book cover, dramatic lighting, realistic, detailed

ブックオフで100円で買った本。
「前兆」を紹介する流れなので、どうすればいいのか?はその場にいる人がしっかり考え

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不毛地帯3/4

不毛地帯3/4

1週間に一冊ペースをどうにか継続。家帰ったら、ほぼ寝るまで読んでる感じ。
自動車会社、石油、それに伴う社内の駆け引き、壱岐と秋津の関係の4本柱。

自動車会社。ISUZUとGMが元ネタっぽい。いすゞの車って日本だとトラックとかのイメージなので、ホームぺージ見ることもなかった。
日本市場のとっかかりを求めたい海外企業(外国籍企業)。日本の会社を任本陣がうまく経営できずに・・・ってシャープもそうだった

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不毛地帯2/4

不毛地帯2/4

2冊目
戦闘機導入~中東戦争のともなう駆け引き~自動車業界再編の冒頭

戦闘機のところ。ロッキードの本を次に読みたい。

中東戦争にともなうところ。前回読んだときに比べて貿易実務検定とって少し貿易用語勉強したのと、COTENラジオの影響で少し地政学の本も読んだのでより面白く読めた。&山崎豊子さんの取材と勉強の深さに驚く。

車はどこなんだろう(不勉強)。
安かろう悪かろうのイメージの日本製が、品質

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人材の複雑方程式

人材の複雑方程式

グロビのHRMでおすすめされてた本を再読
ホワイトカラーエグゼンプションが話題になった少し後に出ている本なので、取り上げられてる内容とすると古いところもあるけど、人材開発は複雑なことはいつになっても変わらない。

会社で様々な人と話をしていると、リーダー、マネージャーのお仕事に魅力を感じてもらうことは難しいのを実感する。
マネージャーさせていただいてますが、それまでの業務の延長ととらえると確かに魅

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ザ 帝王学・・・?

ザ 帝王学・・・?

守屋先生のあとがきによると、帝王学という言葉は結構新しいらしい。
1975年にこの本の底本が書かれたときは、文字通り辞書にのるような単語ではなかった。

徳川家康も読んだとなると、そんな内容を現代でも読めるというのはただただすごいというしかない。
400年後も読まれる本がどれほどあるだろうか?

そう考えると、論語にせよ孫氏の兵法にしろ中国古典はすごい。

特に心に残ったもの3つあげるとすると今だ

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空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ

久しぶりに池井戸作品。
といっても、だいぶ前に読んだし、WOWOWドラマも見たし。

運送会社社長の赤松さんが苦難を乗り越えていくストーリーで主に描かれてますが、品質保証のドン、狩野常務視点で読んでみたらどうなんだろう?が今回のテーマ。
If I were Kanou.

当事者でない立場からこの本(というか事件)を見ると、自動車会社のほうが悪者だよね、とさすがに思うけど、自分が狩野常務の立場であ

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分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術

分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術

会社で若い子が(おっさんになったの感じる)が、お客様とのやり取りの中でデータをどう見ればいいのか悪戦苦闘しているところを見て、勉強会用に仕入れてみた本。

Amazonで高評価かつ、そこそこの評価件数なのもうなずける。

得たデータがすべてを表現することはないけど、作ったモデル(予測?)にしばられがちなこと。
そもそも取りやすいデータしかとってないこと。(とれないところにあるデータってそもそもそん

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ゼロからわかるファイナンス思考

ゼロからわかるファイナンス思考

ゼロからがついてないのも持ってますが、朝倉さんのVoicyで中高生にもおすすめって言ってた気がするので、紙で買ってみました。

マンガはさみながら書かれていて読みやすいですね。
PLはわかりやすい(これはHow much?は情報得やすい)一方で、会社のWACCはなかなかわからないので(借入金利とかわかんないし)、どうしてもPL脳よりになってしまいますね。

DCF使って考えるなら、長期金利+7%く

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なぜローカル経済から日本は甦るのか

なぜローカル経済から日本は甦るのか

GとLの。。。って副題みてて、チャゲアスに似たような曲名あったな〜と思ってたら”NとLの野球帽”だった。”とLの”があってた(笑)

今までのキャリアだと長いのはG(Global)側。
一度、L側製造業の会社を買えないかと突っ込んでみたけど撃沈した経験からすると、主要取引先がG側でないとカルチャーの違いは大きい。
(注)純粋な意味でのLではないけど、商品特性上輸送コストが製品価格に乗ってくると、近

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It's Not Luck. (ザ ゴール2)

It's Not Luck. (ザ ゴール2)

ゴールドラット博士の本で日本語訳されてるのは大抵読んでて、グロビ入る前はこれが一番面白いとおもってたもの。
数年ぶりに読み直し。

利益出さないと事業売却するぞ!!と、1作目の3ヶ月で建て直さないと工場閉鎖、よりはMBA好み?

利益得られるようになって、おいくら、まで書かれているのはなかなか面白い。。。はともかく。
主人公のアレックス、利益得られるように、直近で赤字→トントンにしたばかりのところ

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13歳からの地政学

13歳からの地政学

Voicyで荒木先生ブックカフェで真山仁さんとの対談で紹介されていて買ってみた本。
子どもたちにも薦めたい。

自分が若いころ、ソ連の崩壊やら中東の戦争とかあったにも関わらず、ほとんど興味を持たなかった分野。
自分が常識と思っていることと、ほかの人が常識と思っていることは一致しない。国が変われば、民族が違えば、住んでいるところが違えばなおさら。

優しい文体で、今の世界の状態を色々な視点でみるヒン

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