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不毛地帯3/4

1週間に一冊ペースをどうにか継続。家帰ったら、ほぼ寝るまで読んでる感じ。
自動車会社、石油、それに伴う社内の駆け引き、壱岐と秋津の関係の4本柱。

自動車会社。ISUZUとGMが元ネタっぽい。いすゞの車って日本だとトラックとかのイメージなので、ホームぺージ見ることもなかった。
日本市場のとっかかりを求めたい海外企業(外国籍企業)。日本の会社を任本陣がうまく経営できずに・・・ってシャープもそうだったな~とか思いながら繰り返す歴史にやや悲しい思いが。
当時は人口増、高度成長期~バブルと経済も人口も右肩上がりを予想できたけど、年齢構成上人口減が今後数十年続く今の日本をとっかかりに参入するだけの魅力はあるのか?と思いながら読んでました。

石油。第二次世界大戦の要因の一つとして日本が石油資源をもっていないことがあったので、特に主人公の壱岐とその部下の兵頭にとっては商社という枠を超えて国としてなんとか確保、という思いが強烈だったのだろう。
あって当たり前に感じてしまうけど(最近は値上がりがすごいけど、なくなると考えることはあまりない)、そうでないことを小説を通じて改めて認識。

昔ながらの社内の駆け引き。大企業の社長ポストになるとどうなのかは??
半沢直樹とかでもどろどろに書かれるけど、違う世界の話。。。

壱岐と秋津。このあたりの価値観は理解しにくい。
壱岐US駐在の時点では隠すことはないように感じてしまうけど、シベリア抑留を経験した家族だと違った見方なのだろう。

ということで次が最終巻。面白い。

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