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#23 「川の流れのように」

本日のトピック
・COVID-19 アップデート
・川の流れのように

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COVID-19 アップデート

カリフォルニアでは完全に第2波が来ていると言っても過言ではないと思います。
6/23時点のカリフォルニア州衛生当局からの情報では、感染者183,073人、先日から5,019人の増加。
死者数も50-60人ずつ毎日増えています。

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多くの企業で、在宅勤務から7/4のアメリカ独立記念日を目安にオフィス勤務を再開なんて話も聞いていますが、こちらもここ一週間の増加率を見ると危ないと思います。
何よりも治療薬がない中では、オフィスに出社したがる人は少ないでしょう。
会社やお店がオープンすれば、それに合わせて人も動き出す。集団心理とは恐ろしいと実感します。
そういう僕も週末になればこれまでよりも活動しているし、油断は本当に禁物ですね。少しは自重します。
My actions save lives.

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川の流れのように

もうかれこれ一年前ほど、サンフランシスコ在住の友人に誘われてキャンプに行った時のこと。
彼らの到着が事故渋滞で遅れているというので、一人でキャンプサイトで待つことに。
州立公園で電波もなく携帯も見れないので、キャンプサイト横を流れる小さな川のそばでぼーっと昼寝をしていたのだが、目の前を流れる川を見ていて、「流れ」について考えた。

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これまで「流れ」というと総じてネガティブなイメージが自分の中でつきまとっていた。
社会の流れに流される意志の弱い人」なんて僕の「流れ」を連想させる代表的なイメージだった。

でも目の前を流れる小さな川は、そんなこれまでの僕のイメージとは似ても似つかない姿だった。
頭の中で地図を思い浮かべて、「この水はヨセミテの方から流れてきた水なのかな」とか勝手に想像を膨らませては、
「ここまでおつかれさん、もうすぐ海だぞ」と声をかけたくなる、そんな気分になっていた。

目の前を流れる水は、僕ら想像もできないくらいの年月時間を経てそこにある。
想像もできない果てしない時間をかけて、今自分の目の前を流れていった水を考えると、今この場でencounterできた・出会えたことって本当にすごいことだし、これはある種の奇跡だなぁなんて、きっと誰かに話したら当たり前やんと言われそうなことを考えていた。

時代・人・社会・周りに流されるとか、先ほど書いたように僕にとって「流れ」とはネガティブな意味合いしか持っていなかったが、この川を見て単純に「流れ」は美しいと思った。

流れを作れる存在って素晴らしいなと。それがいろんな宗教で言われる神様なんだとしても、すげーなと。
僕はこの小さな川一つも作れはしない。この美しい流れを作ることもできない。ただ見ているだけ。流れていくだけ。

「流れ」
小さな川の流れを見て、僕の「流れ」の価値観がひっくり返されるなんて思いもしなかった。
到着遅れてくれた友達に感謝。

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みなさん、健康には気をつけて。
ほなまた。


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