【2021/7/5~7/11】おすすめ新刊情報 Vol.2
さあさあやって参りました、来週の新刊情報。
来週は文学賞受賞作が多い印象です。
それではどうぞご覧下さい─
1.『もどかしいほど静かなオルゴール店』瀧羽麻子
出版社:幻冬舎
発売日:2021/7/7
書名:もどかしいほどしずかなおるごーるてん
作家:たきわあさこ
価格:1650円
単行本:277ページ
あなたの心で鳴っている音に、あなたは、きっと気づいていない──。
"人の心に流れる音楽が聴こえる"という風変わりな店主が、南の島の小さな店で、お待ちしています。
発売前から書店員絶賛!の感動の物語。
「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。
"小さな箱"に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶──。
北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました!
今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。
2.『我が産声を聞きに』白石一文
出版社:講談社
発売日:2021/7/7
書名:わがうぶごえをききに
作家:しらいしかずふみ
価格:1815円
単行本:
夫婦がずれていく。コロナ?がん?もっと大きな何かで。コロナ禍の家族を描く直木賞作家の最新作
新型コロナウイルスが世界を覆っている2020年9月、名香子が夫の良治から頼まれていっしょに向かった先は、都立がんセンターだった。そこで肺がんの診断を受けた良治は、一方的に、家を出て好きな人と暮らしながら治療をすると名香子に告げる。呆然とする名香子だったが、事態は“蝶”の羽ばたきのように次々と思いもかけぬ方向へと進んでいくのだった
人生は無数の「もしも」の連続だ
3.『最後の挨拶 His Last Bow』小林エリカ
出版社:講談社
発売日:2021/7/7
書名:さいごのあいさつ His Last Bow
作家:ごはやしえりか
価格:1760円
単行本:
無数の喪失を超えて生き続ける言葉の奇跡を描く、注目作家・小林エリカの最新傑作小説。
シャーロック・ホームズの翻訳者だった父が倒れ、四姉妹の末っ子リブロは家族の歴史をたどりなおす。
時空を超えて紡がれる、風変りでいとしいファミリー・ストーリー。
「そこでは、もうとっくのむかしに死んでしまった人たちが、みんな生きていた。リブロの目の前、ここに、生きていた。」
百年前のロンドンから、戦争と震災をへて現在まで、家族の記憶とホームズの物語が鮮やかに交錯する──。
4.『オーバーヒート』千葉雅也
出版社:新潮社
発売日:2021/7/9
書名:おーばーひーと
作家:ちばまさや
価格:1650円
単行本:
『デッドライン』で鮮烈な小説家デビューを果たした哲学者による現代日本文学の最前線
東京への愛惜を抱きつつ大阪に暮らし、京都の大学で教鞭を執る哲学者。
「言語は存在のクソだ!」と嘯きながら、言葉と男たちの肉体との
あいだを往復する。年下の恋人への思慕、両親の言葉、行きつけのバー、
失われた生家である「大きな白い家」、折々のツイート──。
「僕」を取り巻く時間と人びとを鮮やかに描く新作長篇「オーバーヒート」。
ハッテン場と新宿2丁目の移ろい、甦る記憶が現在を照射するさまを描いた、
選考委員絶賛の川端賞受賞作「マジックミラー」を併録。
5.『氷柱の声』くどうれいん
出版社:講談社
発売日:2021/7/9
書名:つららのこえ
作家:くどうれいん
価格:1485円
単行本:128ページ
芥川賞候補作!
盛岡市在住の会社員が紡ぐ、東日本大震災を題材にした記憶に残る傑作中編小説。
語れないと思っていたこと。
言葉にできなかったこと。
東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。
それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。
第165回芥川賞候補作。
6.『鳥がぼくらは祈り、』島口大樹
出版社:講談社
発売日:2021/7/9
書名:とりがぼくらはいのり、
作家:しまぐちだいき
価格:1540円
単行本:
群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く、22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める──。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。
最後まで見ていただきありがとうございます!
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