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自分の知らなかった自分に出会えた夏休み(1)

皆様こんにちは。
お子さまがいらっしゃる皆さま。長かった夏休みも、もうすぐ終わりですね。平成最後の夏休み。心置きなく過ごせましたか?
わたしは、(あれができなかった)(これもできなかった)と言い出したらきりがないのですが、でも(あれはできたな)(これもできたな)と、細かいところでできたことを思い出しながら「今年の夏休みも充実!」と自分に◎をつけています(苦笑)。
お住まいのエリアによっては、お盆明けに夏休みが終わるのですね。この夏、全国の野球ファンの心をわしづかみにした金足農業高校は、2学期の始業式が8月21日でしたが、甲子園決勝と重なったため延期になったと知り、「2学期が始まるのが早い!」とびっくりしました。東北地方や北海道では、すでに2学期に突入されているのですね。
全国的には今年の夏休みは8月26日まで、もしくは9月2日までが多いようです。ちなみに、岡山県は9月2日まで、今年の夏休みは45日間。調べたところ、今年の岡山県の夏休みは、全国で一番長い夏休みとなりました(まだ続いていますが…)。
 
さて、夏休みと言えば、やはり「夏休みだからこそできる体験をさせてあげたい」と思うのが親心。刀工である主人の鍛錬場にも、滞在型旅行を楽しまれるご一家が時々来られ、見学や体験を通して日本の文化や伝統技術を堪能されています。


※備前長船刀工、川島一城氏。
 
来て下さった方にいろいろ伺ってみたいのですが、ほとんどがフランス語圏の方。雑談ができないのが非常に残念です。日本でもこんなマイナーなところをチョイスされるとは、相当旅慣れているのでしょうね。外国の方はどうやって長い夏休みを収得されていらっしゃるのでしょう…。日本ですと、大人が子どもと同じくらい長い休みを収得することは難しいですのに。
 


※川島さんご夫妻と、フランスの名優ジェラール・ドパルデュ氏。フランス国営放送の旅番組ロケで来日。
 
でも!
それでも!
時間をやりくりしながらお出かけされた方も多いことでしょう。本当にお疲れ様でした。いろいろと充実した夏を過ごしながら、それでも、帰宅すると「やっぱりおうちが一番」と思えるのが理想。ホテルも旅館もテントもおばあちゃん家もいいけれど、ホッとできる我が家があるからこそ、お出かけも充実したものになるのでしょうね。
子どもの頃、お盆前後になると父の故郷(兵庫県)で過ごしていました。典型的な関西人の夏と言っても過言ではないように思いますが、テレビではいつも甲子園中継(夏の高校野球)が流れ、しかも選局がNHKではなく関西ローカル。NHKにはない、回が代わるごとに流れるメロディー(アルプススタンドの様子を映しながらテロップのみ
流すワイプCMのBGM)が「おばあちゃん家の夏のテーマソング」のようで、今でも夏になるとこのメロディーを時々思い出します。おばあちゃんは大好きなのですが、あの時は(早く家に帰りたい)ばかり思っていましたので、家に戻るととてもホッとしていつもの自分に戻れたように思います。


※高校野球のワイプCMです
 
幼い頃のわたしは、わりとすぐ周りの人に合わせられるタイプだったのですが、たくさん集まる親戚たちの早口な関西弁(しかも播州弁なので慣れていないと怒られているように思える)に囲まれると、自分の居場所がないように思え勝手に疎外感を抱き、2階の納戸の片隅にこもって本を読むことで自分を保っていました。
普段のわたしはそのような根暗な単独行動をとることがなかったので(こんな自分もいるんだな)って思いつつ、そんな不愛想で他人行儀な孫でも、「かまへん、かまへん」って、いつも認めてくれていたおおらかな祖母と隠れるスペースがあった祖母宅の間取りがありがたかったです(母は義母に気を使っていたでしょうが)。

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