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【10分師匠】「ストレスに負けない生き方」〜松崎一葉〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は松崎一葉さん。
松崎さんは筑波大学の教授をされている方で、その研究分野はストレスや自律神経、睡眠などのメンタルヘルスに関わる分野が主で、他にもJAXAの宇宙飛行士のメンタルヘルスのサポートもされております。そして書籍監修もしており、「もし部下がうつになったら」や「こころを強くする メンタルヘルス セルフケアマニュアル 」が有名です。

今回松崎さんは「ストレスに負けない生き方」ということでお話しくださっていますが、ストレスを全く感じませんという人はかなり少ないですよね。ほんの小さなことも含めるとほとんどの人がストレスを感じると思います。「月曜の朝仕事がだるい」とか、「次の会議のプレゼン緊張する」とか、何かしらストレスと向き合いながらみんな生きているわけです。

そんな中松崎さんが教えてくださる今回の結論は、以下の3つの感覚を持っている人がストレスに強く、さらに長生きするというお話なんですね。

一、有意味感
つまらないことにも、自分がやる意味を見出せる感覚。

二、全体把握感
先を見通す力。

三、経験的処理可能感
困難なことでも、「前も意外とできたし、今回もできる」と思える感覚。

これはかつての医療社会学者アーロン・アントノフスキーという方が、強制収容所から生還した人に対して継続的に健康調査を行ったところ、長生きした人にみられた共通点だそうです。

1つ目の有意味感とは、辛い、面白くないということに対しても、何か意味を見出して取り組める感覚です。例えば、望んでいない部署に配属されたとしても、「将来何かの役に立つかもな。」と思って前向きに取り組めることと言えます。

2つ目の全体把握感とは、今この状況だけを切り取って判断するのではなく、先を見通して全体を俯瞰した上で心の段取りを取るということです。例えば、「今週は忙しくて休日出勤になったけど、来週のこの辺りはゆっくりできそうだから、今のうち頑張ろう。」と思えることと言えます。

3つ目の経験的処理可能感は、初めはこんな事できないと思っても、「そういえば前にもできないと思った仕事を任されたけど、意外とできたよな。じゃあ今回も大丈夫だろう。」と思えることです。

初めてやる仕事でも、その業務を分割してみると、「この部分はやったことあるから大丈夫だけど、この部分は初めてだな。ここについてはあの先輩に聞いてみよう。」などと自分のできそうな範囲と、周りに手伝ってもらうべき範囲が見えてきます。すると冷静に仕事を進めることができるわけですね。

これらを読んでの感想として、どんな物事でも、まずは"自分がどう思うか"が大事だと思いました。「望んでいない部署」や「休日出勤」、「初めての仕事」というのは変わらない事実ですが、それらに対してどう捉えて、どういうスタンスで向き合うかで心の持ち用が変わります。

点で見るとネガティブに見えることも、全体を俯瞰してみると大したことなかったりもするので、ポジティブシンキングの一歩としても大切にしていきたい考え方ですね。



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