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今求められる経営について

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会社を経営していて、日々感じること、意識していることを綴ります。
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2020年12月の記事一覧

消費者を神格化しても信者化してもいけない。

今日は、ブランドと消費者のあるべき関係性について私なりに感じていることを書きたいと思います。

物がなかった時代は製品力や機能をベースに新製品が大量に投入され便利な世の中になりました。

そして次に来たのはマーケティングの時代。消費者志向という名の下、フォーカスグループインタビュー、デプスインタビュー、浸透調査などを駆使し、消費者をお客様としてお客様が欲しいものをインタラクティブな関係の下届けてい

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役割が人を成長させる

経営者であれば、社員をいかに目的意識を持ってもらい、動機づけるかということは永遠のテーマかと思います。

私は、やり甲斐と実入りの二つがあって初めて最大限のパフォーマンスを発揮すると思っています。

だから、二つのことを目指しています。

一つは、給与水準は業界最高クラス。
同じ時間働くなら実入り多い方がいい。
まだまだ道半ばですが、従業員の賞与や給与、パート賃金を上げていってます。

もう一つは

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直観を育てること、信じること

今の変化が早い時代に置いて同時多発的に意思決定をすべき状況が日常茶飯事です。

経営者だけでなく、管理職、そして現場の社員まで分析に時間を掛けずに判断しなければどんどん遅れていく。

今の時代は、大が小に勝つのではなく、早いものが必ず勝つ時代です。

なのでどのポジションにいてもスピーディーな意思決定が求められます。

その時、最大の武器となるのがご自身の直観です。

直観とは、過去に経験した中で

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ビジネスにおいてコロナが与えた変化は、時計の針を一気に進めたこと

コロナウイルスが中国で広がっているという状況がでたのは2020年1月中旬でしたでしょうか。まだ1年経ってないのが少し不思議です。そのころ、パリの展示会、そして2月上旬はNYに展示会の視察に行っていた私にとってはまさに奇跡のタイミングでした。よく無事で帰ってこれたなと。。。

さて、その後、承知の通りコロナによりどの業界も大打撃を今も受けているかと思います。

そんなか、コロナが与えた本当の影響は何

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仕事の90%はあるべき姿を想像すること

私の口癖は”あるべき姿は何か?”、もしくは”どないせーっちゅーねん”。

後者はただの愚痴だけど、前者の”あるべき姿”を自問し続けることは経営の本質だと思っている。

今うまくいっている事業、会社を支えている事業は永久にうまくいくことはない。時代が変わり、ニーズが変化し、新しい技術やサービスが登場する中で着実に衰退する。

これはどの業種でも同じであり、これをまず受け入れることが重要だと思う。

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地場産業が生き残る道

私は、靴下工場の跡取りです。そして、全国には一次産業、二次産業の跡取りは多数います。うちを例にとると1950年創業時は創業の時代、2代目の現社長はモノがあふれ、流通がテレビショッピング、通販、インターネットなど大きく変化した時代、そして現在は、短期間で予測不可能なことが同時多発的に発生するVUCAといわれる時代。。。

今の跡取りに必要な能力は、直観で物事をどんどん決めて前に進み切る力だと思います

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