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役に立たない読書生活。

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2024年4月面白かった本|漫画『葬送のフリーレン』第13巻|小説『鹿の王 水底の橋』|『ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音』

2024年4月面白かった本|漫画『葬送のフリーレン』第13巻|小説『鹿の王 水底の橋』|『ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音』

あっという間にGWか……今年は3日間と4日間に分割されてるから、ゴールデンでもウィークでもないけど。

4月の締めくくりはコロナ感染ですったもんだでしたが(笑)

そんな4月に読んで特に面白かった3冊はこちらです!

漫画『葬送のフリーレン』第13巻

いやー、もうファンサが過ぎない? って思う最新刊。

過去編の思い出じゃないヒンメルも良いし、現代パートの『SPY×FAMILY』さながらのユーベ

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つまりですね『耳をすませば』では天沢聖司マルチバースが採用されているのです!|漫画『邦キチ!映子さん』第11巻

つまりですね『耳をすませば』では天沢聖司マルチバースが採用されているのです!|漫画『邦キチ!映子さん』第11巻

これまでの感想はこちら。

映画が好きな高校生たちが、トンデモな邦画(たまにそれ以外)について語り合う(?)本作。

今回もハリウッド版『北斗の拳』や

韓国映画『奈落のマイホーム』

『犬鳴村 恐怖回避ばーじょん 劇場版』なんて、そんな映画あったの?! なんて作品も出てきて

今回も気になる映画が盛り沢山です!!

そう!それが言いたかった!

今回の3本目に出てきた実写版『耳をすませば』ね。

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私がアンタの為にしてあげられる事が 一つだけある|漫画『【推しの子】』第14巻

私がアンタの為にしてあげられる事が 一つだけある|漫画『【推しの子】』第14巻

これまでの感想はこちら。

映画『15年の嘘』は、星野アイの過去を赤裸々に映し出す。

施設を飛び出したこと、アイドル事務所の社長にスカウトされアイドルになることを決めること。

親族にも疎まれ、実母からも、仲の良かった仲間からも、妬まれ距離を置かれた。

撮影が進む中、ルビーは“星野アイ”という人間を見失っていた。

行き詰まり、悔しいと泣くルビーの気持ちが、有馬かなにはとてもよくわかった。

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2024年5月発売の欲しい本

2024年5月発売の欲しい本

5月は!GW!待ってました長期休暇!
って言っても、今年は3日休んで3日出社して…みたいな休みよね。

ガバっと休みたいけど。

まあ、贅沢は言いません。

ゴロゴロしながら本読んで映画観るんだー。

そんな5月に購入予定の本はこちらです。

田中家、転生する。 第5巻

ゆるーい一家のやりとりが面白い本作。
ラブロマンスにもならず、ハードなアクションにもならず、一家で異世界転生した田中家がゆるー

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変わり続けて世界は動いていくんだ。良くも悪くもな。|漫画『葬送のフリーレン』第13巻

変わり続けて世界は動いていくんだ。良くも悪くもな。|漫画『葬送のフリーレン』第13巻

これまでの感想はこちら。

ヒンメルとフリーレンは、奇跡のグラオザームの幻影の中にいた。

結婚式で向き合う2人。

僕は何をすればいい? と問うヒンメルに、フリーレンは、強力な精神魔法を扱う何者かとの戦闘中だったんだろう、と言いながらも

そして、“ここ”を現実と思っている以上、自分にはどうすることも出来ない、とも言った。

でも。

フリーレンは、ヒンメルの手を取り、彼の腰の当たりに導いた。

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この男がこの国の温泉の神…!?|漫画『続テルマエ・ロマエ』

この男がこの国の温泉の神…!?|漫画『続テルマエ・ロマエ』

“平たい顔族”の知恵を借り、数々の奇跡の風呂を作ってきたルシウス技師の名声は過去のものになっていた。

頼りにしていた弟子にも辞められ、妻のサツキも行方がわからない。

そんな中、ルシウスはアントニウス・ピウス帝に宮廷に出向くように言われる。

自らの死期を悟ったアントニウス・ピウス帝は、故郷のラティニウムにある老朽化した温泉施設をルシウスに再建して欲しかったのだ。

帝の願いを叶えるため。頼れる

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いつの間にか私の中で絶対の基準になっていたものを、壊してみたいの|小説『鹿の王 水底の橋』

いつの間にか私の中で絶対の基準になっていたものを、壊してみたいの|小説『鹿の王 水底の橋』

清心教の祭司医・真那の難病の姪を診る為、清心教医術の発祥の地・安房那領へとやってきたホッサルとミラル。

当初、関節熱の可能性が高いと見立てられた姪は、急変した様子から、出血病の可能性が高まった。

出血病 ――古い東乎瑠の言葉で香枝ノ病と呼ぶ、その病であれば、場合により止血薬が有効だが、どれも根本的な解決にはならない。

しかし、清心教技術の“源流”と呼ばれる医術を施す土地には、香枝ノ病に効く薬

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私は 冴えないマリーに 戻りたくない|漫画『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第2巻

私は 冴えないマリーに 戻りたくない|漫画『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第2巻

これまでの感想はこちら。

異母妹に猫になる呪いをかけられ、猫になったマリーは、公爵邸の飼い猫になっていた。

そんな中、公爵たちと一緒に王都へ行くことになったマリー。
久しぶりの王都で、マリーは自分を探している叔母と元婚約者・マクシム第7王子を見つける。

叔母に自分が無事だと伝えたくて、思わず駆け寄ってしまったマリーだが、叔母とマクシムの会話を聞き、マクシムの心が最初からマリーにはなかったと知

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あれは大丈夫なときの 足取りです|漫画『神田ごくら町職人ばなし』

あれは大丈夫なときの 足取りです|漫画『神田ごくら町職人ばなし』

江戸時代の神田。
多くの職人が集う場所。

紺屋の藍染職人である女性は、行き詰まっていた。

世間の流行は華やかな友禅染め。
自分も女の人には色とりどりの鮮やかな小袖を着て欲しいし、そういうものが作りたい。

そんな胸の内を桶屋職人に打ち明けると。
…じゃあなんで紺屋職人なんてやってるのさ…と、返された。

流行りのものが見てみたい、と太物屋を訪れた彼女は友禅を眺めながら、この見栄えを藍染の意匠に

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希望はありますかというよりも、私たち自身が希望を見つけていかなければいけないのかなと思います。|『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』

希望はありますかというよりも、私たち自身が希望を見つけていかなければいけないのかなと思います。|『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』

フランスの歴史人口学者・家族人類学者であるエマニュエル・トッドと、池上彰のウクライナ戦争を起点にした、それを取り巻く各国、主に現在のアメリカについての対談集。

ウクライナを支えている、アメリカは昔のアメリカではない、かつてのアメリカ一強状態ではないのではないかと分析する。

1番は、アメリカの兵器の生産力だ。

アメリカ自身の生産力は低く、日本やドイツに頼ることになるのではないか、とドット氏は語

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貴女以外は考えられないし 貴女が他の人間と結婚するのも耐えられないからな|漫画『嫁入りのススメ』第4巻

貴女以外は考えられないし 貴女が他の人間と結婚するのも耐えられないからな|漫画『嫁入りのススメ』第4巻

舞台は架空の大正時代。

蘭子は、沒落した家の元お嬢様だが、現在はカフェの女給さんとして楽しく働いている。

そんな蘭子に縁談が舞い込む。

相手は、子爵令息の耀一郎。まだ学生だ。

祖父同士が懇意にしていて、孫を結婚させる約束をしていたと言うが、蘭子の家が没落した時点で、この話は無くなったものと思われていた。

しかし、約束は健在だったらしく、嫌がっているのだろうと思っていた耀一郎も、感情が表に

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それでも、ウクライナに〝正義の戦い〟を続けさせるのか|『ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音』

それでも、ウクライナに〝正義の戦い〟を続けさせるのか|『ウクライナ戦争の嘘-米露中北の打算・野望・本音』

※戦争に関する内容の本なので、不快にさせてしまうことがあったらすいません。あくまで個人的な話ですのでご容赦ください。

戦争は残酷で残虐なビジネスである。
為政者が愛国心や、正義感で人々を煽り、その裏でソロバンを弾いているようなのが、私の戦争のイメージだ。

犠牲になる人と、利益を得る人が違う。

だからこそ、犠牲者を増やすな、と民意として主張することも大事な一方で、感情に引きずられることなく冷静

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2024年3月面白かった本|『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』|BL漫画『后宮のオメガ』|ライトノベル『薬屋のひとりごと』第15巻

2024年3月面白かった本|『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』|BL漫画『后宮のオメガ』|ライトノベル『薬屋のひとりごと』第15巻

3月は。

長らく読み続けていた『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』を読み終わったのが大きかったわね。

本当、この本は肩こりとの戦いだった…

ハードカバーってついつい読むタイミングを掴み辛くて長期で積みがちだけど、今後は肩への負担を考えながらも少しずつ読んでいきたいわ。

そんな『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』を含む、3月の読んで面白かった3冊です。

『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』

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2024年冬アニメ・ドラマ感想

2024年冬アニメ・ドラマ感想

1クールって3ヶ月でしょ。
早いわぁ。

何もかもが早いわ。
なのに、何故、1週間と給料日は遠く感じるのか不思議でならない。

アニメに関しては、原作を知ってるものと、個人的に面白そうと思ったものをちょびっとしか見ないので。

2023年秋はかなり多かったけど、今クールは少なめだったのでじっくり楽しむことが出来ました。

とりあえず2クール放送の『ダンジョン飯』は今回は見送って。

2024年冬ク

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