![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132533227/rectangle_large_type_2_be523325541767966a59d91bf769e046.jpeg?width=800)
展覧会レポ:隈研吾氏設計のCOCON烏丸 風通しの良い空間でアートと対話を楽しむ
【写真14枚】
京都の「COCON烏丸(ここんからすま)」にあるdddギャラリーは、グラフィックデザイン・アートを専門とするギャラリーで、国内外の優れた作品を展示しています。さらに設計を担当された隈研吾氏の建築も堪能して参りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1709263267852-k4SApiFc1I.jpg?width=800)
information
京都dddギャラリー第240回企画展
「MIRROR/MIRROR:カナダ・日本 現代版画ドキュメント」
会期:【後期】2024年2月17日(土)~3月17日(日)
会場:京都dddギャラリー
住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
電話:075-585-5370
開館時間:火曜~金曜は11:00~19:00 土日祝は11:00~18:00
休館日:月曜日(2月12日を除く)、展示替え2月13日(火)~2月16日(金)、COCON烏丸休業日2月20日(火)
アクセス: 地下鉄烏丸線「四条駅」2番出口、阪急京都線「烏丸駅」23番・25番出口すぐ。駐車場無
料金:無料
所要時間:約10~15分
混み具合:ガラガラ
写真撮影:可能(一部不可)
webサイト:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
地下鉄と阪急の駅に直結する最高の立地。ギャラリーは3階にあります。
dddギャラリー
![](https://assets.st-note.com/img/1709263329868-JlJZ9mhS8R.jpg?width=800)
印象的だったのは、木村秀樹さんの《Charcoal》シリーズ。1枚の紙から切り出して、立体にしてあるんですね。ガラス板にのせてあるので、下からも楽しめます。
では、これは何でしょうか? 下から切ったところだけを見るとこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709263348023-V7bWbQIBwC.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709263366075-VO3ZEhsUrs.jpg?width=800)
なんと、富士山!
たしかに富士山の一側面ですよね。ペーパークラフト化してほしいです。
眠りたくなる作品?!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263430770-mRdQ9eA38x.jpg?width=800)
わたしの知らない側面を知っている枕さんたち。肌触りがよさそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709263454790-24SS00kY3R.jpg?width=800)
「~お互いに像を写し照らし合う二枚の合わせ鏡のように両国の作品をご覧いただき~」¹
似た色合いの作品なのに、こんなにも質感や表情が異なるんだなあ、と。
木を触ったのに印刷?!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263485949-N1couKKEn0.jpg?width=800)
なにがよ? と思いつつ、タッチしてみてビックリ!
板絵、金箔、金雲、和紙(左上から時計回り)とさわり心地がまるで違う!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263511799-upCY0stvRQ.jpg?width=800)
とくに板絵作品はなんといえばいいのでしょうか。うむむ。印刷とは思えませんぜ。
![](https://assets.st-note.com/img/1709263537475-WgcGLi0S9J.jpg?width=800)
座って屏風を眺めることもできます。こちらも印刷…。きっと照明や高さにも配慮されてるんだろうなあ。
dddギャラリーはDNP大日本印刷の文化活動として設立されたんだとか。軸は「対話する文化」。COCON烏丸にピッタリです。
多彩な時代や場所で生まれた文化に触れて、多様な価値観や考え方を感じ、理解する。…優等生でいらっしゃいます。
おおお、隈研吾!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263585248-rFN7Z4L6uE.jpg?width=800)
元のデザインを残した階段、いい感じ~。オリジナルの部分に加えて、色を似せて新たに焼いたタイルで補修された²んだとか。下の階は高級インテリアを扱ってらっしゃいます。
デザインは建築家・隈研吾氏が手掛けており、歴史的建築物のリノベーションとして誕生したそうです。
降りて行くと、…
![](https://assets.st-note.com/img/1709263617145-p8BIQ0j9mF.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709263640365-KdAQgrFmkB.jpg?width=800)
「一見、本物に見える人工苔をあしらった緑化スペース。木で覆われた空間に視覚的な潤いを感じさせるアクセント。」²
こちらも隈研吾さんの設計だそうで、
この階段も、かっこヨ!!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263736076-i4uJcj2emt.jpg?width=800)
横からみるとこんな感じ!
![](https://assets.st-note.com/img/1709263753316-i5Nc4hfSIh.jpg?width=800)
「階段の通路側の段差は、木のベンチのように腰掛けることができる。さりげないくつろぎのデザイン。」²
…座って本を読んだり、飲み物を飲んでいる人が本当にいらっしゃいました。
京都の中心地にありながら、ドア1枚開けただけで、軒下のよう静けさを演出してくれるなんて。しかも動線までできている、まじかよ隈研吾氏。あざーっす。
ソース;
¹:フライヤー「MIRROR/MIRROR:カナダ・日本 現代版画ドキュメント」京都dddギャラリー第240回企画展
²:Webサイト COCON KARASUMA『古今烏丸について』「2021リノベーション」https://coconkarasuma.com/about/
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
スキ・コメント・フォローなどいただけますと、お礼の品をもって参上したいくらい喜びます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?