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ANOLONのフライパン

僕も大抵の方と同じく調理をする際、最も使う頻度の高いものはフライパンです。

朝食に目玉焼きとソーセージを焼き、昼食にパスタのソースを炒め、夕食のステーキやムニエルなどのソテーに使うので、キッチンのコンロには一番なくてはならないものと言えそうです。

写真にあるANOLONのフライパンを購入したのは9年前です。ANOLONはアメリカでシェアNo.1と言われている調理器具メーカー・Meyer社(日本語表記は「マ」イヤー)のブランドの一つで、流麗なフォルムと多層構造の底面に光るコッパーが特徴です。ご存知の方も多いかもしれません。(ちなみに遡ること大学時代はMeyer社の別ラインRachel Rayの頂き物のフライパンを愛用していました)

当時20代だった僕は、これまで使っていたフライパン(T-fal)よりも小ぶりで構わないのでフライパンそのもののグレードを一つ上げようと思い、開業直後のスカイツリーのソラマチの中にある 212 KITCHEN STORE でこのフライパンを選びました。現在amazonなどネット上で見る限りでは別売りになっていますが、当時はステンレス製の蓋もついて来たので、その蓋は今でも目玉焼きやソテーを調理する際に重宝しています。


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綺麗な状態で使い続けられているかと言われると、ご覧のように、あいにくフライパンの淵が凹んでしまっています。これは今のキッチンで数年前、調理中に誤って床に落としてしまった時のもので、当たりどころが悪く凹んだばかりか加熱中のフライパンが床に落ちたため、すぐに拾い上げたものの、現在も床にはその時のフライパンによる焼け跡が残っています。そんなこともありキッチン部分だけ、のちに床を石張りにしました。


実は年末に、新年に向けてもう一つ上のグレードのものと、このフライパンを買い換えようか迷いました。

​でもそうするとフライパンが二つになってしまい、ものが増えるか古いほうを処分するかのどちらかになります。僕は滅多に持ち物を増やすことはせず、古いものと、新しいものは交代です。そうするとやはり今まで愛用してきたこのフライパンをきっと捨てることになるだろうと考えると結局、手放せませんでした。

でもそれで良かったと思います。今でもしっかり手に馴染みますし、よく手入れをしていますから、これからもまだまだ現役で10年、20年先まで僕と家族の食卓に、このフライパンから美味しい料理を並べていこうと思います。

      ( 文・写真 / 西澤伊織 )

おまけ:

僕が年末にアップグレードしようか迷ったフライパンと、現在愛用中のフライパン。共にマイヤー社製。


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