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妊娠前に確認すべき「仕事とお金」の話

超絶お久しぶりです。妊娠9か月になり、ついに産休に突入しました、いおりです。
最近はnoteの熟成下書きが溜まっていく一方で、下書きができても「このネタ、もっと良くできないか?」と思ってしまって更新ができず申し訳ございません!胎動もだんだん大きくなり、横になっている方が楽な日もあったりするので気長に待っていただけますと幸いです。

今回はゆるく妊活して妊婦になって、周りの人の経験談や失敗談を聞いて学んだことをまとめました。妊活前、妊娠中の方、妊婦さんがいる職場の人事や総務の皆様、ゾッとする前にご覧いただければ幸いです。

妊娠する前に絶対に確認しないといけないこと

仕事も続けながら一生懸命、妊活や不妊治療をしている方もいれば、前職との間に日数をあけずにする転職したり、失業期間があって失業保険にお世話になっている人もいるかと思います。ここでは妊娠する前に確認しておかないと取り返しがつかなくなるポイントをまとめました。

①雇用保険に加入している時期が1年以上あるか

もうこの会社にいて2年以上になります~という方や、転職したけど失業保険にお世話になる前にすぐ転職先で働いている方は基本問題ないかと思います。

が、雇用保険に加入はしたものの直近、失業保険を申請したことがある人、会社に属して1年スレスレもしくは1年未満の人は育休給付金がもらえる日数(11日以上働いた月が12か月以上あるかどうか)が足りなくて育休給付金が出ないと発覚する危険性があります。
また、妊娠すると悪阻やマイナートラブル(切迫流産、切迫早産、お腹の張りなど)で休職してしまう恐れもあるので出勤日数が全然ない月が出てくると貰えるはずのものが貰えなくなってしまいます。
もっというと、赤ちゃんが早産で予定日よりかなり早く産まれ、日数や月数不足になる事態も想定できます。

こういった惨事を産休後、育休取得後になってから知る人が多いんだなと思ったことが身近にあって、私もゾッとしました😨
現在、働いている&求職中で妊娠希望の方は産休育休のときにお世話になる制度を必ず知っておきましょう。

②実際に産休育休を取得した人、復職者がいるか

産休育休は国の制度とはいえ、お勤め先で取得している人がいるかどうかも肝になるかと思います。

・妊娠したときにどのタイミングで先輩が妊娠を職場に告知しているのか
・悪阻などで欠勤、休職になったときに周りが対応できそうか
・産前ギリギリまで働きたい人が過去にいて、実際に働いていたかどうか
・産休予定日より早めに産休になった人がいるか
・育休後の復職者がいるか、時短勤務やフルタイムなどで復職後も順調に継続して働いている人がいるか
・育休中に妊娠して一時復職もしくは育休延長で産後に復職した人がいるか
・子どもが小学生になっても時短勤務できるかどうか
・産休育休後に転居を伴うような転勤、異動がありそうか

など、いろんなことが気になって仕方がなくなるかと思います。こういったことは人事や総務の方には聞きにくいかもしれませんが、先輩や同僚、後輩たちに聞いてみたり、思い切って面談で相談してみましょう。

③パートナーが育休をどのくらいの期間取得できるか

人生の相方の会社の福利厚生の度量が試されるので、必ず事前に育休が取れるのかどうか確認しましょう。取れると思ってたのに取れなかった、居心地が悪くなったなど後でトラブルになることもあるので、パートナーにもやんわり職場事情を探ってもらってください。

また、人事や総務の方はご家族からの支援があるか、産まれた子どもがどれくらい目が離せない存在なのかなどの細かい事情を把握しておけば、復職時の配慮や人員配置で参考になるかと思います。産後の母体回復は間に合っているのか、誰もが通るマミーブレイン(妊娠や出産で脳が一時的に委縮してしまうこと)や産休育休ボケがどのくらいありそうか(自分で書いてて笑ってます、すみません🤣)、周りの人に頼ったり気軽に助けを求められる余裕がありそうかなどはオンラインや対面の面談でもよく見ておいて欲しいと思います。

④会社の経営状況が良いかどうか

育休給付金に付随してくる話題なのですが、コロナ禍で育休中に会社が倒産すると「企業に属していないので育休給付金は終了」になってしまいます。なので会社の経営状況が不安な人(大体3年くらい会社が生き残ると思えない人)は妊活よりもまず転職活動してみるのが良いと思います。

人事や総務の方は適度な頻度で、今の会社の経営状況の報告会に社員を招いたりして、現状を正確に伝える場を設けて先に従業員を安心させるのも手です。「会社の業績を確認できない、体感値でしか分からない、IR情報を公開していないし、検索しても出てこない」となると下手したら不信感が募っていくリスクがあるので、定期的に報告して社員全員が会社の方針を正しく把握している状況を作っておくといいでしょう。

⑤保育園や幼稚園が決まりそうか

幼稚園は3歳以上入園だと基本入れるらしいですが保育園はそうはいかないエリアが大多数なので、早めに市役所に行くなり、保育園の見学や資料請求を済ませることをおすすめします。

・家から通いやすい園はあるのか
・職場から通いやすい園はあるのか
・会社に託児所があれば利用できるのか
・おいおい通うことになる小学校や中学校が近いか遠いか
・一時預かりを使って幼稚園で長時間保育してもらえそうか

などデータ収集をしてみましょう。各園によって微妙にやることも大事にしていることも違うので、自分の目で確認できる範囲は全部見たりして「ここに決まってくれたら嬉しい」「願書作成のために希望ランキングを作っておこう」など前もって準備しておくと安心かと思います。
※いわゆる保活は保育園に行く行かないは抜きにして誰もが通る道だと思うので、妊娠中の体調不良が怖い人は元気なうちにチラッと見に行ってみましょう。

また、人事や総務の方も「頑張って保育園を探しても見つからないこともあるとすれば、妊娠中の人は産後1年~2年は復職したくてもできないかもしれない」と心の準備と採用、人員配置を検討しておきましょう。

どうしても保育園や幼稚園が決まらないと、育休は子どもが2歳になるまでしか延長できないので、それ以降にどうあがいても復職できない人は退職になる恐れがあります。

「保育園落ちた、日本××!!」が有名になったのは、本当に働きたいのに世の中の理不尽で働けなくなったお母さんたちの無念の叫びがこのセリフに凝縮されているからです。

私も子どもが産まれた後も仕事を手放したくないです。が、保育園の選考は役所がする(認可外は認可外のルールで選考があります)ので神に祈るしかありません。とはいえ…家族のために最善を尽くせる準備だけは抜かりなくやって損はないと思います。お金はかかりますが病児保育、ベビーシッター、地域の子育て支援をうまく活用してできることもあったりしますので、私も引き続き地域の人のアドバイスを聞きながら頑張ろうと思っています!

命を授かる前に先のことをよく考えることが重要

皆様がヒヤリしないように、先にヒヤリした人たちの事例をちょくちょく出しながらまとめましたが、いかがでしょうか。
「妊活のこともFP※ファイナンシャルプランナーさんと話し合って、お金や保険の見直しはバッチリやりました!」「男性の育休取得を促せるよう、人員配置や組織文化づくりを見直しました!」といった人や企業は次第によく見かけるようになりましたが、それ以外の落とし穴は見落とさずに対処できてますか?産休育休の事例が少ない、自分が対応したことがない、初めての妊娠に向けて何のこっちゃか分かっていないなどはありませんでしたか?

子どもを授かりたい、タイムリミットがあって焦っているといった方もたくさんいらっしゃると思いますが、いざ授かった後で重大な確認漏れがあると悲惨なことになりかねません。


あのとき、人事や総務、先輩や同僚にも話を聞いておいて、こうしていればよかった…お金で苦労しそう…でも保育園も決まらないし復職したいのに、どうしよう…パートナーは結局、育休取らずでワンオペ育児になってしまったし辛い…

あのとき、社員に細かく確認すればよかった…育休延長のためには保活の不承諾通知がいるとか言えればよかった…そうしたら回答を間違えずに案内できただろうに…自分も制度が必要な手続きをよく知っておけば良かった…

と、家族も会社も気まずくなってしまう、日々の生活で困ってしまうその前に勇気ある確認を大切にしてほしいと思います。

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