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ボイジャーのゴールデンレコード:アメリカの無人探査機ボイジャーは、我々「地球人の記憶」を乗せ、今も宇宙の彼方で旅を続けている。(CASE: 74/100)

▲「ボイジャーのゴールデンレコード」とサステナビリティ

皆さまは宇宙に対してどのような印象があるでしょうか。私が抱く感情は”ワクワク”。宇宙の新しい発見や事実のニュースを知ると、すべてを理解することはできていないけれど毎回興奮しています。今も昔も人類の宇宙に対する夢は変わらず、遥か昔から宇宙に対する研究が行われ、近代になると人類は宇宙空間に人工物を飛ばし、調査を始めました。それ以降人類は数多くの宇宙探査を行っています。その中でも2010年に帰還した日本の小惑星探査機「はやぶさ」の物語は記憶に新しい方も多いかもしれません。そして今回のテーマはアメリカの無人探査機ボイジャー1号・2号です。

ボイジャー1号・2号のミッションは様々な惑星の観測ですが、それとは別に地球外生命体や未来の地球人に向けたメッセージを記録した円盤が搭載されています。それはゴールデンレコードと呼ばれ、クラシックなど地球の音楽や動物の鳴き声、様々な言語のあいさつ、115枚の画像が収録されています。外惑星の観測というミッションを終えた2機は、宇宙人や未来人へのメッセージを託されて地球からどんどん遠ざかっています。もちろん、太陽以外の恒星まで辿り着くまで何万年もかかり、生命に見つけてもらえるかもわからないものではありますが。

打ち上げからもうすぐ25年になる今も、地球と通信し、宇宙観測を続けるボイジャー。翻って、太古の昔、地球に隕石が降ってきて恐竜が滅亡したように、避けることのできない外的要因で現在の地球人が滅亡してしまうことは十分に考えられます。

しかし、今も途方もない宇宙の彼方で旅を続けているゴールデンレコードの存在に思いを馳せてみれば、地球人の滅亡=サステナブルの終了とも限らないように思えてくるのです。いつの日かゴールデンレコードが地球外の生命体や復活した地球人によって発見、解読され、人類の意志や文化など、人類の生きた証が未来に伝わっていくかも知れないと考えてみると…なんともワクワクするサステナビリティの一つと言えるのではないでしょうか。

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。

2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

i.labインターン 竹下陽喜

▲i.labについて

i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。

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