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Megloo:プラスチック容器を廃止するのではなく循環させることで持続可能な生活を(CASE 12/100)

▲「Megloo」 とサステナビリティ

Megloo(メグルー)は、私が住んでいる鎌倉市で地域共通のリユース容器をみんなでシェアすることで、テイクアウト時の使い捨て容器を削減する仕組みです。
このリユース容器は、Megloo特製。通常の使い捨てテイクアウト容器に比べ、密閉性がよく持ち運んでもこぼれませんし、保温性も良く、おいしさが長持ちします。もちろん、そのままお皿としても利用でき、返却する際はテイクアウトした店舗以外でも、対応店舗ならどこでも大丈夫です。

Meglooがさらに興味深いのは、容器の素材が、一見すると環境に悪いイメージをいだきがちなプラスチックである点です。しかし、プラスチックであるがゆえに、何度も繰り返し使えますし、軽量で持ち運びしやすく、電子レンジにも入れられるなど、いろいろな利点を享受できます。
WEBサイトによると、環境に悪いのは、「プラスチック」ではなく「プラスチックの使い捨て」というコンセプトを持ち、素材はプラスチックを選択しているとのことです。
プラスチックの素材としての優れた特性は活用しながら、利用の仕組みによって環境負荷を下げる取り組みです。

プラスチックや化石燃料、内燃機関など、近年の環境問題意識の高まりの中で、悪者にされがちな製品があります。しかしながら、それら製品や素材が社会にこれほどまでに普及している背景には、その特性のポテンシャルの高さがあるのも事実です。
環境負荷が高そうなそうした製品や素材を排除し、代替品を利用するというのはひとつの有効な手段だと思いますが、その一方で、Meglooのように、その製品や素材の良い特性は活用しながら、その利用方法や仕組みを変える。そのことで、環境負荷を下げるという選択肢も持ってみてはどうでしょうか。

i.lab マネージング・ディレクター 横田幸信

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。
2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

i.lab マネージング・ディレクター 横田幸信

▲i.labについて

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