れんこん/奥井

数学教員を皮切りに、教育委員会事務局や高校、大学、共済組合でいろいろな職を経験しました…

れんこん/奥井

数学教員を皮切りに、教育委員会事務局や高校、大学、共済組合でいろいろな職を経験しました。 現在は無職、家事手伝いです。 あれこれ考えることが好きなので、考えたことや気づいたことなどについて、とりとめもなく綴っていきたいと思います。

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記事一覧

生きる意味と他者

れんこんnote 060生きる意味と他者 生きる意味を 自分のなかに探すと 見つからない 私にとっての 私の生きる意味は ないように思える 妻にとっての 私の生きる意味は あ…

「管理職は愉快です」復刻版 第10回

第2章 春~基本の型を身につける2節 志を継ぐ② 《心得19》前任者の志は全力で継ぐ 前校長の志「基本的生活習慣の確立」  県立T高校長のときには、L前校長の志…

100〜

自分を活かす/童話「アリとキリギリス」

れんこんnote 059自分を活かす/童話「アリとキリギリス」  自分を好きになることから始めたら、次はどうすればいいでしょうか。  そんなことを考えながら、童話の続き…

まるつけ

れんこんnote 058 赤鉛筆の○が好きでした あの朱色がとても暖かくて まるく包んでもらっているようでした 赤鉛筆の×は覚えていません ×もたくさんもらったはずです で…

「管理職は愉快です」復刻版 第9回

第2章 春~基本の型を身につける2節 志を継ぐ① 【極意4】志を継ぐ 市立L高校時代に話を戻します。 「ぷらいど創造講座」を始める  ロサンゼルスへの研修旅行の…

100〜

アリの生き方とキリギリスの生き方/童話「アリとキリギリス」

れんこんnote 057 童話「アリとキリギリス」の始まり  童話「アリとキリギリス」をご存じだと思います。  皆さんの知っているお話の結末はどうなっていますか。  前半…

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えんぴつをにぎる

れんこんnote 056 えんぴつをにぎる 孫たちは えんぴつをにぎって 字を書く 私は キーボードをたたいて 文章を綴る ときどき 4色ボールペンを軽くにぎり そそくさと…

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+5

妻を慰安する旅でした

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「管理職は愉快です」復刻版 第8回

第2章 春~基本の型を身につける1節 継続する②《心得15》継続は人をつなぐ継続は力なり  学生時代に「継続は力なり」と教わりました。  しかし、「継続」は別…

100〜
14

もう一つの「わらしべ長者」を創作してみました/昔話「わらしべ長者」

れんこんnote 055 とにかく生きること  「成長すること」は、とても大事なことだと思っています。  でも、「成長しなければならない」と成長を押しつけられたら、息苦…

28

夢の中へ

れんこんnote 054 夢の中へ 深夜のことです 探しものをしていたら 井上陽水の「夢の中へ」が聞こえてきました ……探しものは何ですか……  退職したときにもらった旅…

23

「管理職は愉快です」復刻版 第7回

第2章 春~基本の型を身につける1節 継続する① 目に見えて、ものごとが動き始める「春」です。  「春」は、「冬」に培った基礎力を発揮し、志を追い求める季節の…

100〜
9

わらしべ長者に学ぶ「人が成長するときに大事なこと」/昔話「わらしべ長者」

れんこんnote 053 昔話「わらしべ長者」あらすじ  昔、一人の貧乏人がいました。  観音様に願をかけたところ、「初めに触ったものを、大事に持って旅に出なさい」とのお…

33

閑さや岩にしみ入る蝉の声

れんこんnote 052 昭和30年代のことです 夏休みに入ると 子どもたちは昼寝をさせられました エアコンはありませんから 障子を全部開け放って寝ました 軒下で蝉が一匹で…

40

「管理職は愉快です」復刻版 第6回

第1章 冬~初心忘るべからず2節 できることからやる③ 《心得10》太陽に挨拶する太陽への挨拶  朝夕の習慣のうち、特にお勧めな習慣が、太陽への挨拶です。  …

100〜
15

現在の「カチカチ山」と未来の「カチカチ山」を創作してみました/民話「カチカチ山」

れんこんnote 051 現在の民話「カチカチ山」  タヌキを柴刈りに誘ったウサギは、その帰り道、SNSに「タヌキが他人の山から薪を盗んだ」と、芝を背負ったタヌキの写真…

28
生きる意味と他者

生きる意味と他者

れんこんnote 060生きる意味と他者

生きる意味を
自分のなかに探すと
見つからない

私にとっての
私の生きる意味は
ないように思える

妻にとっての
私の生きる意味は
あるかもしれない

私にとっての
妻の生きる意味は
絶大である
妻のいない人生はあり得ない

家族にとっての
私の生きる意味は
ありそうに思える

会社にとっての
私の生きる意味も
取り換え可能だけれど
少しはありそうに思

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「管理職は愉快です」復刻版 第10回

「管理職は愉快です」復刻版 第10回

第2章 春~基本の型を身につける2節 志を継ぐ②
《心得19》前任者の志は全力で継ぐ

前校長の志「基本的生活習慣の確立」

 県立T高校長のときには、L前校長の志「基本的生活習慣の確立」を引き継ぎました。

 どの学校でも基本的生活習慣の確立には力を注いでいます。
 しかし、守らない生徒が増えてしまうと、学校全体で基本的生活習慣を確立することは困難です。

 当時のT高校もそうした状況に陥ってい

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自分を活かす/童話「アリとキリギリス」

自分を活かす/童話「アリとキリギリス」

れんこんnote 059自分を活かす/童話「アリとキリギリス」

 自分を好きになることから始めたら、次はどうすればいいでしょうか。
 そんなことを考えながら、童話の続きを創作してみました。

「アリとキリギリス」の続きです。

 死んだキリギリスには弟がいました。
 弟キリギリスは、兄のように惨めな死に方はしたくないと考えました。

 森の賢者であるフクロウに「まずは自分を好きになることじゃ」と

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まるつけ

まるつけ

れんこんnote 058
赤鉛筆の○が好きでした
あの朱色がとても暖かくて
まるく包んでもらっているようでした

赤鉛筆の×は覚えていません
×もたくさんもらったはずです
でも 忘れてしまいました

入試の採点をするとき
○は付けません
赤のボールペンで点数を書きます
0点のときには ×を付けます

×を付けないまるつけはあるでしょうか
評価しないなら ×は必要ありません

評価って 本当に必要な

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「管理職は愉快です」復刻版 第9回

「管理職は愉快です」復刻版 第9回

第2章 春~基本の型を身につける2節 志を継ぐ①
【極意4】志を継ぐ 市立L高校時代に話を戻します。

「ぷらいど創造講座」を始める

 ロサンゼルスへの研修旅行の後、生徒たちに何かしてあげたいと思い、朝夕の習慣を始めましたが、もう一つ始めようと計画したものがありました。
 それが「ぷらいど創造講座」です。

 当時は、総合的な学習の時間が始まる前の時期でした。
 総合学科の「産業社会と人間」に刺

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アリの生き方とキリギリスの生き方/童話「アリとキリギリス」

アリの生き方とキリギリスの生き方/童話「アリとキリギリス」

れんこんnote 057
童話「アリとキリギリス」の始まり

 童話「アリとキリギリス」をご存じだと思います。
 皆さんの知っているお話の結末はどうなっていますか。
 前半部分はどれも同じですが、結末はいろいろあるようです。

 童話「アリとキリギリス」は次のように始まります。

1.キリギリスは夏の間歌って遊んでいる。
2.アリはせっせと働いている。
3.冬になり、キリギリスは食料がなくなる。

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えんぴつをにぎる

えんぴつをにぎる

れんこんnote 056

えんぴつをにぎる

孫たちは
えんぴつをにぎって 字を書く

私は
キーボードをたたいて 文章を綴る
ときどき
4色ボールペンを軽くにぎり
そそくさとノートに字を書きなぐる

子供のころ
えんぴつを強くにぎって 字を書いた

私は
人差し指を親指の上に乗せて
えんぴつをにぎりしめた

あの娘は
親指を人差し指の上に乗せて
えんぴつをにぎりしめていた

どうして
えんぴつ

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「管理職は愉快です」復刻版 第8回

「管理職は愉快です」復刻版 第8回


第2章 春~基本の型を身につける1節 継続する②《心得15》継続は人をつなぐ継続は力なり

 学生時代に「継続は力なり」と教わりました。

 しかし、「継続」は別世界の人の言葉と思っていました。
 数学の問題を2日でも3日でも解けるまで考え続ける集中力はありましたが、毎日コツコツと勉強したり、覚えたりすることは苦手でした。
 そんな私が「継続する」ことを身につけたのは生徒たちのお陰です。

ウソ

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もう一つの「わらしべ長者」を創作してみました/昔話「わらしべ長者」

もう一つの「わらしべ長者」を創作してみました/昔話「わらしべ長者」

れんこんnote 055
とにかく生きること

 「成長すること」は、とても大事なことだと思っています。

 でも、「成長しなければならない」と成長を押しつけられたら、息苦しくて逃げ出したくなります。
 だって、他人や自分が期待する通りには成長できませんから。

 「成長」なんてものは、元気なときには成長しようと努力して、当初目標とした成長ではない形の成長を手に入れるもので、疲れたときには成長しよ

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夢の中へ

夢の中へ

れんこんnote 054

夢の中へ

深夜のことです
探しものをしていたら
井上陽水の「夢の中へ」が聞こえてきました

……探しものは何ですか……
 退職したときにもらった旅行券です

……見つけにくいものですか?……
 いいえ 白い封筒に入っていましたし
 大事なものだからと
 きちんとした場所にしまったはずです

……カバンの中も つくえの中も……
 本棚の中も レターケースの中も

……探

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「管理職は愉快です」復刻版 第7回

「管理職は愉快です」復刻版 第7回


第2章 春~基本の型を身につける1節 継続する① 目に見えて、ものごとが動き始める「春」です。

 「春」は、「冬」に培った基礎力を発揮し、志を追い求める季節のように思われますが、まだまだ基礎固めを継続しなければなりません。

 「春」は、出会いの季節です。
 さまざまな人やもの、ことに出会い、まわりの人やもの、こと、すべてから基本の型を身につける季節です。

 師を得て、師から基本の型を学ぶこ

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わらしべ長者に学ぶ「人が成長するときに大事なこと」/昔話「わらしべ長者」

わらしべ長者に学ぶ「人が成長するときに大事なこと」/昔話「わらしべ長者」

れんこんnote 053
昔話「わらしべ長者」あらすじ

 昔、一人の貧乏人がいました。
 観音様に願をかけたところ、「初めに触ったものを、大事に持って旅に出なさい」とのお告げをもらいます。
 男は観音堂から出たところ、石につまずいて転び、1本のわらしべをつかみます。

 男がわらしべを持って歩いていくと、大きなアブがまとわりつくので、アブを捕まえてわらしべの先に結び付けます。
 すると、大泣きし

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閑さや岩にしみ入る蝉の声

閑さや岩にしみ入る蝉の声

れんこんnote 052
昭和30年代のことです

夏休みに入ると
子どもたちは昼寝をさせられました
エアコンはありませんから
障子を全部開け放って寝ました

軒下で蝉が一匹でも鳴くと
うるさくて眠れません
蝉を追い払って寝ました

母親に見つからないように寝床を抜け出し
外へ出てみたことがありました

子どもは一人もいません
大人も一人も歩いていません
車も走っていません
カーンと太陽が照り付け

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「管理職は愉快です」復刻版 第6回

「管理職は愉快です」復刻版 第6回


第1章 冬~初心忘るべからず2節 できることからやる③

《心得10》太陽に挨拶する太陽への挨拶

 朝夕の習慣のうち、特にお勧めな習慣が、太陽への挨拶です。

 屋上への非常階段が、朝日に挨拶するのに絶好の場所でした。
 「今日も一日、丸く、豊かに、明るく、元気に、感謝して生きられますように」と太陽に挨拶をすることから一日を始めました。

 生徒も教職員もほとんど出勤していない時間でしたので、

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現在の「カチカチ山」と未来の「カチカチ山」を創作してみました/民話「カチカチ山」

現在の「カチカチ山」と未来の「カチカチ山」を創作してみました/民話「カチカチ山」

れんこんnote 051
現在の民話「カチカチ山」

 タヌキを柴刈りに誘ったウサギは、その帰り道、SNSに「タヌキが他人の山から薪を盗んだ」と、芝を背負ったタヌキの写真を載せます。
 次の日、「誰が載せたのだろう」とタヌキが聞くと、ウサギは「カチカチ山のカチカチ鳥が載せたに違いない」と答えます。
 タヌキはウサギを疑いましたが、それを口にできませんでした。

 後日、ウサギの仲間たちは面白がって

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