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Vol22 知らなかった!「空き家バンクの盲点②」 自治体によって相場がある?

「空き家バンク」を活用して、住まいを探す移住希望者が増える中で、「空き家バンク」の盲点について書いてみました。第2弾は「自治体の窓口は何処?」です。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「空き家バンク」の盲点をお伝えする理由


 2017年「空き家相談士」の資格を取得。
(一社)リアンをの創立に参加し、空き家の有効活用に取り組みました。
そして「空き家と移住希望者のマッチング事業」をスタートし、自治体が運営する「空き家バンク」を活用し、これまでに300件近くのマッチングに成功をしました。

しかし、自治体の運営する「空き家バンク」では、トラブルにつながった事例も多くあります。
そこで、私のこれまでの経験から、「空き家バンク」の活用時の盲点として、注意していただきたいポイントをお伝えしていきます。
これまでに、聞いたこともない、目から鱗のような事案もあるかもしれません。


2⃣ 自治体によって相場がある?

 


いくつかの自治体の「空き家バンク」を閲覧していると、同じような物件(建築年度、土地相場、間取り、外観)に見えるのに、価格が大きく異なっていたりします。
また、「この自治体は安い物件が多いなあ」と、感じたりしたこともあるかもしれません。
これは一概に言えることではありませんが、自治体によってある程度の相場ができていることがあります。
 
自治体によって相場ができるには理由があります。
不動産業者が介入していない自治体の「空き家バンク」では、売買金額は所有者が決めることになります。
その場合、建物評価は行われずに、所有者の思いで価格が決定されています。
 
しかし、不動産の素人でもある所有者が、価格決定するのは容易でありません。
そこで参考にされるのが、空き家バンクに掲載されている他の物件価格です。
「近所のあの家が○○万円ならば、私のところも同じ価格にします」
このような流れで価格が決定されることがあります。
その結果、空き家バンクには自治体によって相場が生まれることになります。
 

3⃣ 建物の評価を行わない理由


多くの空き家の所有者は、「出来るだけ早く、良い人に譲渡したい」と考えています。
所有者にとっては「思い出のある家を高く評価して欲しい」という気持ちもありますが、その一方では、管理ができないため、老朽化してる家を早く手放したい気持ちがあります。
 また、田舎の不動産は、実勢価格よりもかけ離れた高評価の価格になりがちです。
とくに、放置された家であれば、現状とは乖離した価格になってしまいます。

結果、評価をされないことで、相場より安価なものが多くなります。
但し、一方では、個人売買となりますので、建物に対する保証はなされていませんので注意をしなければなりません。

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最後に私のおススメ移住地をご紹介します。


京都府伊根町

丹後半島にある伊根町は、その舟屋の町並みが重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

わずか2,400人の町に、年間30万人もの観光客が訪れます。
近年では、この景色に魅せられた若い移住者も増えて来ています。
たくさんのクリエーターが来て町の活性につながっている聞きます。

海から見る風景が有名ですが、私のおススメは反対です。
岸から海を眺めれば、正面に青島が見える景観も最高です。

ノスタルジックな素敵な町ですね。
ちなみに、伊根町には浦島太郎伝説も残って言うるとか?
浦島太郎といえば宮崎県の長崎鼻が有名ですが。


最後までお読みいただき有難うございます。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。