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忘れられつつある地域の資源を甦らせたい!「関の浦再興プロジェクト」vol.4〜粟島清掃大作戦!!~2023年夏~のご報告
粟島清掃大作戦!!~2023年夏~2023年8月12日・13日の2日間かけて、陸からアクセスできない粟島の姫路浜の清掃を実施しました。
当日は私たちの他にプレジャーボートを浜につけて遊んでいたグループもいましたが、何年も(もしかしたら何十年も)清掃されてこなかった浜の清掃です。
約400mのビーチの粟島・ヒメジ浜に長い年月をかけて溜まった漂着ゴミを2日間でのべ約40名で回収しました。
回収した
忘れられつつある地域の資源を甦らせたい!「関の浦再興プロジェクト」vol.3〜仲間募集中
荘内半島ゴミ調査クルーズ
ツアーの前後で荘内半島ゴミ調査クルーズを実施。
まずは、潮位や風向きや天気などから漂流ゴミが集まりやすい場所の仮説をたてます。
潮の仕組みや、風の向き、周辺地域の天気などさまざまな情報が複雑に関連して、結果として浜に漂流ゴミが漂着します。
仮説をもとに、考慮すべき情報の種類は十分だったか、情報は正確だったか等を振り返り、調査した実態との差を検証します。
仮説と検証を繰
忘れられつつある地域の資源を甦らせたい!「関の浦再興プロジェクト」vol.2〜ツアーレポート編 前半
現在、関の浦再興プロジェクトの一環として、実験的にツアーを開始しています。
集合するのは箱浦漁港
そこからまずはクルーズ船に乗って、荘内半島が隆盛していたかつてのように、海路から関の浦に向かいます。
クルーズ船にのって関の浦へ
多島美の美しい瀬戸内海をクルーズしながら関の浦に向かいます。
その日の潮の流れによっては潮の流れの速さを体験する潮流体験もします。
海風を感じながらの船の時間は最高に気
忘れられつつある地域の資源を甦らせたい!「関の浦再興プロジェクト」 vol.1
NPO法人イドバタの山田と言います。イドバタは主にまちおこしをするNPOです。今回は私が新たに挑戦するプロジェクトの話をさせてください。
まちおこしの拠点「箱」はこんな場所
香川県の西部、三豊市の荘内半島にある「箱」地域。
浦島伝説が残る瀬戸内海に突き出た半島の一地域で、ニューヨークタイムズなど、世界のメディアに取り上げられた桜の名所の紫雲出山の近くです。
また「日本のウユニ湖」としてsnsを
【香川・三豊/青のお仕事体験プログラム 〜詫間カキ2023 vol.2 カキの新商品開発】
カキを使った新商品の開発会議(2月19日)
これまで学んだカキのことをふまえて、カキを使った新商品開発会議が2023年2月19日に行われました。
開発した商品は3/5ゆめタウン三豊店で9時〜12時で販売予定です。
子どもたちの自由な発想から商品開発にご協力いただくのは、素材の味を活かした水産加工販売を行われる藤田水産さんと、デザイナーの高橋さん。
「紹介動画を作るからYouTubeに飛ぶQRコ
【香川・三豊/青のお仕事体験プログラム 〜詫間カキ2023 vol.3 オリジナル商品の販売体験
今回ご紹介するのは、日本財団「海と日本PROJECT」の一環として、NPO法人イドバタが企画した「海のお仕事体験プログラム」の集大成となるカキの販売体験。
これまで体験してきたカキを自分のアイデアを元に商品化し、自分たちの手で消費者にと届けます。
それぞれが個人事業主として、自分の企画した商品を仕入れ(借り入れ)、原価を考え販売価格や売り上げ目標を設定し、販売します。
商品が売れなければ、自
【香川・三豊/青のお仕事体験プログラム 〜詫間カキ2023 vol.1 カキのスタディツアー】
立春を超えて、春の気配も感じる2月5日。今回はカキのスタディツアーの1回目。地元の特産であるカキをまるごと楽しめるツアーです。
今回の参加者は小学生を中心に約20名。
12月に実施したカキの筏見学を含めたスタディツアーにカキむき体験と、カキランチが追加されました。
ツアーを通じてカキの美味しさだけでなく、直面している課題などを知った上で、さらに行動を起こしたい小学生には、後日開催のカキを使った
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.6カキをゲットした!】
子どもたちがそれぞれの仕事に慣れてきた頃、お店には「孫娘の姿を見に来た」というおばあさんの姿が。
11月のワークショップでは、「おじいさんやおばあさんにカキを食べてもらいたい」という声が多く上がっていました。
カキを購入し、「ちょっと緊張してたわ」とほほ笑むおばあさん。
夢をかなえた女の子は、どこか誇らしげでした。
午前11時を回ったところで、予定通り作戦会議に入ります。
この時点で売れ
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.5 マルシェでの販売に挑戦!】
12月5日、午前9時半からマルシェが始まりました。コロナ禍の影響を受けて延期が続いたため、一年ぶりとなる開催です。
カキを売る店舗には、子どもたちで選んだアルミの箱と、子どもたちの絵が描かれたパッケージステッカーが用意されています。
カキの販売は、10時半から。最終的に決まった価格は、0.5kg1000円、1kg2000円です。
多くの方に詫間カキを味わっていただきたいという想いから1人あた
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.4カキを売る量と、パッケージが決まった!】
次のミッションは、カキを売るパッケージについて。パッケージとは何か、パッケージにはどんな役割があるかを学びました。
1 量を同じにする(同じ量のカキをお客さんに売る)。
2 商品を守る(カキを運ぶ時に、お客さんの車が汚れないようにする)。
3 情報を伝える(お客さんに詫間カキの魅力を伝える)。
どの役割も、ポイントは「お客さん」が主体であるということです。
「それじゃあ、お客さんってどんな人
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.3カキはいくらで売ればいい?】
次の会場は、マリンウェーブの会議室です。カキの出荷場からは車で5分ほどで到着しました。
ここで行うのは、カキを「いくらで」「どうやって」販売するのか検討するワークショップ。まさに「店長会議」です。
自己紹介を終えて、初めに伝えられたのはマルシェで達成すべき3つのミッション。
1 詫間カキの魅力を多くの人に伝えること。
2 仲間との結束を深めること。
3 返礼用カキをゲットすること。
カキを売
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.2 カキの出荷場へ!】
朝から強い風が吹き付けていた、11月23日。
この日は20人の子どもたちが参加し、漁師さんへの質問をふせんに書いてから、カキ出荷場の中へ入りました。
集まった質問に答えてくれたのは、カキ漁師歴20年の渡辺守さんと、出荷場が作られた当時からカキ漁を行ってきた楢崎トシミさんです。楢崎さんは74歳で、最近漁を引退したばかり。「子どもも、ここで大きくなったようなもんで!」と豪快に笑います。
「カキ
【香川・三豊/店長やりませんか?~詫間カキ2021~ Vol.1マルシェへの道のり!】
12月5日、三豊市詫間町の箱地区で「箱裏マルシェ」が開催されました。
このマルシェで地元・詫間のカキを販売していたのが、地域の未来を担う子どもたちです。冬晴れの空の下、総重量50kgのカキは見事完売。
次から次へとお客さんが訪れ、港ににぎやかな声がこだましました。
今回の販売会は、日本財団「海と日本PROJECT」の一環として、NPO法人イドバタが企画した「海のお仕事体験プログラム」の集大成
【香川・三豊/親子で育む地域愛!カキの種付け体験会Vol.6~まとめ、自分と地域の未来を考える!~】
体験を終え、マリンウェーブに戻ってきました。
今日の体験の感想とともに、「豊かな海のあるこの地域が、将来どのようになってほしいか」など、みんなの思いを出し合いました。
まず10年後はどうなってほしいか。
そのためには5年後、3年後どのような地域になっておく必要があるかを、順々を追って出し合いました。
<10年後>
「明るい地域」
「人と人の繋がりがある地域」
「おばあちゃんとおじいち
【香川・三豊/親子で育む地域愛!カキの種付け体験会Vol.5~詫間漁協カキ出荷場の見学!~】
こちらは1年を通してカキにまつわるさまざまな作業をする場所です。
海水がひかれており、カキの種付けが終わったものが浸けられて秋に海のいかだに出すのをまっています。
カキ以外にも、赤貝の出荷の準備作業もしていました。
また、以前は17人いたというカキの養殖仲間も今では8人。
作業スペースが空いているという漁業の担い手不足の話もありました。
今いる8名も50歳オーバー。
「朝から夜遅く
【香川・三豊/親子で育む地域愛!カキの種付け体験会Vol.4~1年・2年・3年もののカキ!~】
左から順に種、1年もの、2年もの、3年もののカキです。
事前講座で教えてもらったカキの成長を実物で確認できるように用意してくれていました。
3年ものになると手のひらが隠れるほどの大きなサイズになるのも驚きです。
一見茶色に見えますが、これは全てフジツボがついてしまっているから。
出荷前にこれを一つひとつ丁寧に削ずる作業があるのです。
これがかなり大変な作業の一つ。
削っていくと、冬にスーパー