バラと飛行船🌹シークレット③(たのしみかたプラス)
『バラと飛行船』
6月9日(木)〜12日(日)東日暮里
元映画館/スナックシネマのあとで
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バラと飛行船🌹シークレット③
サン=テグジュペリの「星の王子さま」のオマージュ作品となっているバラと飛行船。
今回は衣装装飾品についてです。
本編のお芝居だけじゃない、楽しみかたの秘密。
当日のお楽しみにしておきたい方はここから先はご注意を…!
ひみつ③衣装装飾品
メインビジュアルの絵画にもなった王女さま役には、羊のツノが生えているという設定があります。
これは「星の王子さま」に登場するヒツジの絵をモチーフとしています。
そんな、ものがたりの大切なポイントである羊のツノを制作してくれたのは、なんと役者さん。
今作品『バラと飛行船』に出演もする、乗務員役の利根川真夏さんです。
羊のツノをはじめとしたアクセサリー類を制作していただきました。
装飾品製作・利根川真夏(manatsu tonegawa)
役者として演劇企画ニガヨモギの全作品に出演。今作では乗務員役として出演しつつ、王女さま役の装飾品をはじめとしたアクセサリー製作も担当。『王女さまという人物のかたちに手を伸ばして、祈るような気持ちで作りました』
『王女さまという人物のかたちに手を伸ばして、祈るような気持ちで作りました』
という彼女自身のことばを拾いながら
製作過程をご紹介。
『布が、糸が、紙が
わたしが選んだ無機物なものたちが
皮膚に、毛に、骨になっていくような気がする』
『作っているのは装飾品だけれど、生き物を創造しているかんじ いとおしい』
写真からでも、その手触りが伝わる。
繊細な心と膨大な時間が費やされてます。
彼女を見ていたら「神さまが想像して形を作るとき、もしかしたらこんな風に思っていたのかもしれない」と思ったりしました。
センスと想いが詰まった装飾品。
デザインもイチから彼女自身が組み立ててくれており、もちろん、すべて手作業で作られています。
また、舞台衣装の一部ということで
・動いても外れない仕様
・頭につけても軽いもの
・遠くから見ても美しいもの
・予算内に収まるもの
などのさまざまな条件に頭を抱えながら、とてもたくさんの時間と手をかけて作ってくれたことが伝わります。
『すこし、わらっているように見えた
わたしもたのしみだよ』
『まっしろだったあの子は金の飾りを施され、無事に旅立ちました。
もう、うちには居ません。
残ったのは金色の跡と、かけらばかり。』
王女さま役の役者が稽古中から実際に身につけているものの、旅立つときの喜びと切なさは作り手にしかわかりません。
ただ、それがとても美しい仕上がりだということ。王女さまにとっても大切な一部になっていることはひと目でわかるはずです。
まるで、もともと生えているもののように役者の一部にも溶け込んでいます。
本番、ぜひ実際にその柔らかい輝きを確かめにきてください。
バラと飛行船HP▼
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