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文系理系の融合

国際バカロレア教育への勘違いの1つが、国際バカロレアのIBDPは文系向けなのではないか? ということ。

これは、大学、特に海外大学へ理系で進学している人の意見ではありません。

今の主流は文系でも数学が必要。理系でも論文などの記述から国語教育が大切。さらに、アイデアや発想力のためにも芸術科目(アート)は重要。

なんでも、どのジャンルでも、どの学部学科でも、いろいろなものが重要です。

1つだけを突き詰めるという人もいますが、その例外にそって物事は進みません。また、その例外的な人物になることもできません。

さらに、その1つを突き詰めた人は実は他にもいろいろできる人だったってことが後から分かります。

高校生が立ち上げたグループでの、しっかりとした内容の新たなコンペティションがあります。もちろん、大学受験を目指して立ち上げているので、次第にしぼんでいき、そこは残念な結果になるのが生徒立ち上げグループの世界です。

後輩には無理だったのか、後輩は自分で立ち上げることの方が有利だから、引き継ぎたくなかったのか。

さて、そのような中高生向けコンペは世界にいろいろとありますが、サイエンス系のコンペでも結局文系的な能力がないと受賞に結び付きません。

つまり、理系コンペティションの多くは文系・理系融合になっています。

さらに、コンペを立ち上げる能力は文系的な能力に分けられます。そのコンペのためのプラットフォームはITが必須なので理系とも言えますが、文系の学生でも今はごく普通にITが要なので、文系と言ってしまっても間違いではないです。

つまり、この場合はITと言っても文系なのです。

天才は、文系も理系も、さらには芸術系もこなしてしまう人がいますが、コンペティションの為に研究をすると時間をとられてしまうということに躊躇する中高生は多いでしょう。

これは、コンペティションへの参加だけでは評価されにくいからです。

受賞すればそれなりに評価されますが、それでもその為に成績が落ちていけば全体的には評価されていないとも思えますね。

親としても、直接的な大学受験勉強の時間割がかわってしまうことへの不安が多く聞かれそうです。つまり、コンペの為の時間はよほど受験勉強が順調で余裕がないとできないということ。

つまり、日本ではコンペティション参加するだけでも大変な成果なのですが、その成果をしっかりと評価してあげられない日本国内です。

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