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映画と本(主にオーディブル)

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2023年2月の記事一覧

英語で聞く、オーディブル本で良かったもの

英語で聞く、オーディブル本で良かったもの

オーディブル本おすすめ2021でいくつかおすすめの英語で聞いたオーディブル本を上げましたが、最後まで聞けなかったたくさんの英語本があります。夫に勧められたJames Joyceなんて、???の連続でした。

英語本の問題は一つは人名を覚えるのが苦手な民にとっては、たくさんの登場人物があまり聞いたこともないような名前で出てくるだけで、ちょっと立ち止まってしまうこと。そしてある程度のスピードで聞きなが

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オーディブル本おすすめ2021

オーディブル本おすすめ2021

2021年にアマゾン(その当時はAmazon.co.uk) で購入したAudible本を見直してみました。UKサイトでも限りはあるのですが、日本語のaudible本も購入できるので、英語のものと日本語のものが混ざっています。

状況:自家用車で片道1時間9分かけて通勤しているので(40mile)、そもそも通勤時間を有意義に過ごそうと思ったのがきっかけです。ポッドキャストや音楽の時もあります。車の中

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オーディブル本レビュー:猫を抱いて象と泳ぐ (小川洋子)

オーディブル本レビュー:猫を抱いて象と泳ぐ (小川洋子)

週末に見に出かけたアンティークオークション会場で小さな小さなチェス版が売られているのを見て、この本を思い出して写真に撮ってきた。この本のレビュー書こう。大好きな一冊。小川洋子さんの本は他にも「妊娠カレンダー」と「やさしい訴え」を続けて聞いたけれども、ずば抜けて「猫を抱いて象と泳ぐ」が一番良かったです。(オーディブルでアクセスできるものに限られる)

そしてこの本のテーマであるチェスゲームに魅了され

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映画レビュー: 人間の條件 人生で一番の、一生忘れることのない傑作

映画レビュー: 人間の條件 人生で一番の、一生忘れることのない傑作

今年見た映画の一番にTouching the voidを挙げましたが、1年でなく、”人生で” 一番の映画は?と問われれば、それは「人間の條件」です。

楽しかったな、面白かったな、ワクワクしたよ、よく出来てた、など娯楽としての映画話には尽きませんが、この映画は違う。全くもって同じ土俵で語ることのできない、語ることさえ躊躇われる、なぜなら、一言感想を口にしようとするともう目に涙がじんわりと浮かんでく

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アマプラ映画レビュー: *****空(くう)をつかむ Touching the void (邦題:運命を分けたザイル)

アマプラ映画レビュー: *****空(くう)をつかむ Touching the void (邦題:運命を分けたザイル)

結論から言うと、去年・今年(今年はまだ2月だけど)見た中では*****一番よかったです。仕事で立ちっぱなし>3時間とか、通勤途中の事故で行列、迂回、遅刻で精神的ストレスとか、普段の生活でもとかちょっと苦しいこととか困難なことは起こった時に、朝早く起きて、ネズミのように車輪をくるくると日々漕いでいる自分のことがちょっと虚しくなった時に、主人公のJoe Simpsonのことを思い出すだけで、力が湧いて

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