鬱になって、良かった。
「鬱になって良かったな」ときどき、そう思う。
それは、鬱になったからこそ体調管理の大切さがよく分かったし、自分を肯定し満たしてあげることが大事だと身に染みて分かったからだ。
食べることが億劫じゃない幸せ
「風呂に毎日入ろう」と思える幸せ
布団からサッと起きられる幸せ
普段のなにげない生活が、もはや幸せだったんだと、鬱になって気づけた。これを幸せと呼ばないでなんと呼ぼうか。
鬱のすべてが悪いものじゃない。あの時の自分にとっては必要だったことだと、今では思える。
よくないことが頭をよぎったこともあるけど、生き続ける選択をしてよかった。
身近な幸せに気づけるようになって、よかった。
天井のシミを数える達人だったあの頃の僕へ。
今の君はたくさんの人の愛で満たされてるよ。
大丈夫、安心してくれ。
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