はらぺこあざらし

コマ撮りアニメーション制作のこと、心のこと、何か考えたこと。植物と紙と甘いものが好き。

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最近の記事

好きなものとその理由をダラダラ書く

和菓子 甘さをダイレクトに感じられるから。季節感あって綺麗だし。高級な和菓子屋よりも「町の団子やさん」が好き。 フルーツ 皮の中に甘い水が閉じ込められているところがお気に入り。形とか色にバリエーションがあるのも良い。 駄菓子 甘いから。あと匂いが好き。 ちっちゃいスマホ 私の手は小さい。 ちっちゃいスマホケース あまり売ってないので、たまに売ってるともう、存在が嬉しい。 雑草 緑色だから。葉っぱが細々していて、全ての形が美しい。日本中どこでも見つけられるところもいい

    • 映画祭とかいろいろ応募してみた、けど…

      卒業制作のアニメーションが完成した直後、どうしても作品が評価されたくて(今思えば)狂っていた私は、ありとあらゆる映像コンテストや映画祭に応募した。日本で開催されるものも、海外のものでも、いろいろ応募した。(全部合わせると30件くらい?) まず最初は、ある程度予想はしていたのだが、落選が続いた。自分の実力はわかっていたつもりだったけれど、(もしかしてワンチャンあるかも…)と心のどこかで期待していた部分もあり、結果を突きつけられるとやはり凹んだ。 落選したとき、通知が来ること

      • 年末に思うこと

        年内に就活が終わればいいなあと思って、それなりに頑張っていたのだが、結局ダメだった。最後の応募先が自分にとって本当にやりたい仕事だったのもあって、悲しみのあまり普段の四倍くらいの飲酒をしてしまった。一日経って、頭の痛みが「ガンガン、ぐらぐら」から「ふらふら」くらいに落ち着いてきたので、文章でも書こうかなと思う。経験上、体調が悪いときの文章はネガティブになりがちなので、気をつけて書く。 私の普段の様子を伝えている・知っている人からは、もっと応募先を増やしたほうがいいよと言われ

        • 方向性とか何も決まってないけど

          最近はほぼ毎日、寝る前に色紙を切っては貼って、何か作る。植物とか、キャラクターとか、自分でもよくわかんない抽象的なものとか、色々作る。アニメーションそのものの完成に繋がるかどうかはまだわからないけれど、かなり楽しいので続けている。 自分の不器用さにどんなに打ちのめされても、やっぱり絵を描いたり紙に触って何か作るのが好きだなと思う。前は「これが美大生の呪いだよね」なんて書いたこともあったけれど、今はただ「好きだから続けよう」と思う。 もっと体調が良くなってからとか、社会人と

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        マガジン

        • はらぺこあざらしの卒業制作日誌
          21本
        • 所感
          16本

        記事

          パステル蝶とビビッド蛾

          子宮内膜症の治療としてピルを飲み続けて半年くらいになる。飲み始めたときは「お腹が全然痛くない!生理がないってこんなに楽なんだ!」といちいち感動していたけれど、今ではもうそれが当たり前になっていて、かつては毎月生理があったことすら忘れかけている。 こんなに長く生理が来ないのは何年ぶりだろう。なんだか、ちょっと寂し…?いや全然!寂しくないです。12歳の頃に断りもなくやってきて以来、ずっと居座っている厄介な隣人、それが生理。どんな重要な役割があるのか十分知っていても、やはり好きに

          パステル蝶とビビッド蛾

          100!

          noteを書き始めてから2年。この記事で100本目になるらしい。まじ?日記を書こうとしても、だいたい3ヶ月くらいで日記の存在ごと忘れてしまうのに…せっかくかわいい手帳を買っても、いつまでも白紙のままなのに… 別に文章が上手くなったわけでもないし、書いている内容はいつも同じようなことだけど、それでも一つのことを長く続けられたのはちょっと嬉しい。 でもなあ…最近、書くネタが全然ない。正確にはあるんだけど、読んでも楽しくないことばかりだし、それは99本の記事の中で十分すぎるくら

          最近のすごしかた

          このごろめちゃくちゃ体がだるくて、起き上がるのがだいぶ厳しい。就職できずにいる焦りがそうさせているのか、単純に体の調子が悪いのか、まだわからない。 少しでも調子が良い日は、カフェなどの落ち着ける場所で仕事を探してみたり、履歴書やポートフォリオを作り直して、それを応募したりしている。就活サイトに大学で作ったコマ撮りアニメを登録しようとしたら、「手描きアニメーション」の項目はあるのに「コマ撮りアニメーション」はなくて、ちょっとがっかりした。 用事が何もない日は刺繍をしたり、映

          最近のすごしかた

          逃げ延びるために本を読む

          暇というわけでもなく、これといって大きな事件が起きるわけでもなく、時間がさらさらと流れていく。バイトをしているおかげで、曜日の感覚は失わずに済んでいるけれど、今はただただ退屈で仕方がない。 私が生まれ育ったこの土地は美しいけれど、日本に住んでいればどこにでも感じることのできる美しさなのだと思う。目を見張るような特徴的な文化があるわけでもないし、荘大な大自然に圧倒されるわけでもない。ひたすら続く農地と、それを区切るまっすぐな道路、連なる家々。いくら車で走ったって、景色はいつも

          逃げ延びるために本を読む

          伏し目がちに4月を享受する

          新生活が始まり、晴れて私は無職となった。一応バイトもやってはいるのだが、始めたばかりでしばらく収入はないし、実家住みだし、まあこの先しばらくはほとんど無職と言っていい。 親を仕事場まで車で送るのが習慣になって、大学生のうちはサボっていた運転もだいぶ慣れてきた。毎日ではないけれど、夕飯も作っている。人に胸を張って言えるほどではないけれど、できることは少しづつやれている。親には申し訳ないなと思いつつ、ゆっくり生活の車輪を回せれば今はそれでいいか…と思う。 就活がほとんどできて

          伏し目がちに4月を享受する

          卒業制作日誌 (終)

          卒業制作展やら、卒業式やら、引っ越しやら、立て続けに大きなイベントが過ぎていき、気が付いたらもう美大生じゃなくなっていた。学生証は手元から消えてしまったし、大学があるあの街に住むこともたぶん二度とない。まだ卒業した実感が湧いてこないけれど、思い出が遠くなるにつれて徐々につらくなる予感がする。今からちょっと怖い。 結局のところ、大学生のうちに就職先も決まらなかったし、なんだか体調も良くないしで、今のところどこにも行き先がない。卒業制作を完成させられたという事実だけが、今の自分

          卒業制作日誌 (終)

          卒業制作日誌 (19)

          どこの美大も卒業制作展をやる季節になったので、それを見に最近はよく出かけている。同じ専攻だったりとか、同じ素材を使っている作品を見比べてみると、それぞれの美大が力を入れているところの違いがわかったりして、面白いなと思う。 東京造形大学のアニメーション専攻の展示は、本当にあらゆる面でクオリティが高くて圧倒された。アニメーションそのものの技術や、演出、練り上げられた展開やテーマ。これだけすごい作品が作れるって、一体どんなカリキュラムなんだ…と思って調べてみて、愕然とした。私が卒

          卒業制作日誌 (19)

          就活うまくいかなすぎて遊牧民になりたい

          昨年末に書類選考で落とされて以来サボっていた就活を再びはじめたが、面白いほどにうまくいかない。大学のキャリアセンターに行くと、対応してくれる職員さんは違うのにアドバイスは毎回同じだ。「作品のクオリティも作った量も申し分ないんですが、作風にマッチングする企業は少ないです。ご自分で探してみてください。ガッツはあるようですから、これから頑張っていきましょう。卒業して夏くらいに進路が決まる方も、多くはありませんがいないこともないですので」… 実際は、もっともっともっっっと遠回しな表

          就活うまくいかなすぎて遊牧民になりたい

          卒業制作日誌 (18)

          ついに、卒業制作のコマ撮りアニメーションが完成した。 「ついに」と書いたけれど、編集作業が終わった瞬間は「本当にこれでいいのか?もっと良くできたんじゃないのか?」と考えてしまい、何となく完成を喜べなかった。最後の最後まで、作品と向き合うのが何となく怖かったし、出来上がっていく実感がわかなかった。もっとなんか、「わーい!完成だ〜!」というテンションでこの日を迎えるはずだと思っていたのに、実際は全然違った。 学校へ作品のデータを持っていく時も、「今は知り合いと会いたくないなあ

          卒業制作日誌 (18)

          近況

          忙しい。noteなんか書いてる場合じゃない。でもこれを書いたら、2022年の全ての月で記事を書いたことになるらしいので、書く。 卒業制作の締め切りまで三週間を切った。少しづつだけど、全く進んでいない訳ではないから、たぶん終わると思う。終わらせます。どうしても頑張って、素敵な作品にしたい。 あと、いろいろ思うところがあり、就活を始めた。こんなタイミングで。今まで全くやってこなかったツケが回ってきているけれど、最悪失敗に終わったとしても死にはしない、という姿勢でほどほどに頑張

          卒業制作日誌 (17)

          ここしばらく、制作がうまくいかないのが当たり前になっているし、制作以外でも何かと悩むことが多くなった。授業後の面談で「なんかアドバイスください!」と先生に助けを求めるのも、もはや恒例行事になってしまっている。「あなた、いつもそれじゃん…」とあきれつつも、私のしょうもない話を最後まで聞いてくれる先生。 最近、どうしても誰かに叱られたかった。こういうことは自分でなんとかしなきゃな、と思いつつも、背筋を伸ばせない。やるべきこともできてないし、先が見えない。家族に打ち明けても、友達

          卒業制作日誌 (17)

          所感

          今週からいよいよ、トラウマのフラッシュバックを抑えるための治療が始まった。 今回思い出す記憶は何にしますか、とカウンセラーさんに尋ねられ、少し迷ったが、小学校3年の頃の記憶から辿っていくことにした。もっと嫌な記憶はあるけれど、心の痛みに耐えられる気がしないし、怖かった。 私が小学校3年のとき、学校の中でも怖いことで有名な女の先生が担任になった。 4月の、初めて先生と対面する日、先生は「もしどうしてもあなたたちが言うことを聞かないようであれば、大きい声で怒鳴ります。男言葉も