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二十四節気と七十二侯

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1年を24分割した際、72分割した際の気候(寒温)の加減やその際の養生、食材、漢方等について記載しています。
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2021.9.23頃

2021.9.23頃

今年は蒸し暑さと冷えが身体に負担をかける事の多い夏でしたが、やっと秋の気配が濃くなってきました。

道徳経や医心方にかまけて、二十四節気と七十二候の投稿が遅くなりましたが、やっと鳳凰堂も時の流れに追いついたようです。

9月23日頃は

二十四節気では「秋分(しゅうぶん)」

七十二候では雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

9月28日頃は
・蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
虫が土にもぐ

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2021.8.22頃

2021.8.22頃

二十四節気では処暑(しょしょ)

処は、そこにいると言う意味を持っているので、
(まだ)暑い(時期)にある。と言うくらいの意味合いだと考えています。

七十二候では綿柎開(わたのはなしべひらく)

毎年8月23日頃ですが、明日なので一緒に書いておきます。

綿を包む蕋(しべ)が開き始める頃を指しています。

立秋で少し涼しさが出てきたと感じたところに残暑が訪れるような時期ですが、今年は雨風が多く、

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2021.8.7頃

2021.8.7頃

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二十四節気では立秋

七十二候では涼風至

今日から蒸し暑さが少しマシな時がありますよ

と、伝えられています

そう考えて、風を感じると熱風の合間に涼風を感じますね♪←素直すぎ?笑

身体の状態としては、熱を発散する時期から

閉じ込

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2021年8月2日

2021年8月2日

大雨時行(たいうときどきふる)8月2日頃

この頃には、時々大雨が降ります。

今年の関西は8月3日朝に降りましたので、ちょっと遅れました。

つまり、秋への準備が少し遅れがち

秋には収斂(しゅうれん・ギュッと身体が絞られる)の作用が働き始めますので、この候での体内の寒温調整は大切です。

前回の土潤溽暑で、地面から天に昇った湿気が積み重なり約1週間(五行+日月)で、

今度は天から湿気が雨とし

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2021年7月28日

2021年7月28日

七十二候では7月28日は土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

二十四節気の大暑、

その中の三候の最後に当たります。

丁度関西は雨が降りそうで降らなかった1日

とても蒸し暑く、これから来る土用の到来を予感させるものでした。

つまり、湿気と熱の対処が大切で、

人により

熱を冷ました方が良い人

湿気を捌いた方が良い人

大まかに二種類に分けられます。

当然その人がそれまで生きてきた習慣

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2021年年7月23日頃

二十四節気では大暑(たいしょ)

今年は22日からのようですが、二十四節気はバッチリ、節気と気候が合っているようです。

天候が暑くなれば、身体も同じように熱を持ちます。

それに応じて体内では冷やそうとする働きも生まれています。

1、体内を軽く温めることで、正常なエネルギーの循環を、維持しながら余分な熱を放出させること。

2、日本は湿気が多く、色んな問題を乗り越える為に、甘味の摂取がなってい

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2…21年7月12日

2…21年7月12日

蓮始開(はすはじめてひらく)

7月12日頃
蓮の花が咲き始める頃。ちょうど梅雨明けをする頃に咲き始め、優美で清らかに感じられる為、天上の花にたとえられています。

中国やインドなどでは神聖な花として扱われ、ベトナムではこの時期蓮茶が人気のようです!

https://note.com/chaocafe/n/n30bc7936b81f

その根茎である蓮根(レンコン)は日本で馴染み深い食品の1つ。

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小暑と温風至

小暑と温風至

7月7日は気候の交わりが忙しい日でした。

ここ関西では、前日雨の前の蒸し暑さから雨が降ることで冷える。

本来の暑さに水が加わった為、身体が重怠くしんどい人が多くみられました。

二十四節気では小暑。

大暑に向けて身体を調整する日。

身体は急激に体内を冷やそうとし始めますが、外は暑いので冷たい物を大量摂取しがちな時でもあります。

七十二候は温風至(あつかぜいたる)。

小暑とは表現は違いま

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2021年7月7日

2021年7月7日

小暑は毎年変わらず7月7日です。
この日或いは大暑から立秋までが「暑中」とされています。

七夕でもありますね。

通常は神社と同じように、願いごとをしますが、本来は1年に1度願いが叶う日と言った方が適切な気がします。

陽気が盛んな中、陰気が生まれ、成長し始めると、エネルギーが盛んな人は周囲に振りまく時期。かに座の慈愛、陰陽の相交と重ね合わせています。

ギリシャ神話ではオルフェウスとエウリディ

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7月2日〜半夏生

7月2日〜半夏生

夏至から約11日目、6日間位までを雑節として半夏生(はんげしょう)と言います。

太陽黄経約102°、夏至と小暑の間。

漢方を知っている方は、なじみのある名前、半夏。

サトイモ科カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎。

薬徴には、嘔吐を治すとされ、体内の水分を取り除く作用があると言われています。

小青竜湯、半夏厚朴湯、半夏泻心湯等に含まれています。

痰、咳、喘息等も気が逆流する作用は似てい

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2021年6月21日

2021年6月21日

今日は

二十四節気では『夏至』

七十二候では『乃東枯』(なつかれくさかるる)

昔の人は、大きな枠組みとして1年を四分し、

更に

15日(半月)毎に区切って、二十四の節目を作ったり、

5日(約1週間)毎に区切って、七十二の節目を作ったりしています。

毎年の節目にこの気候、草花の成長、虫の鳴き声が追いついていなければ、いつもより季節の巡りが遅いなと感じたり、

節目より早ければ、慌てて対

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