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大学改革

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2022年2月の記事一覧

今はわからなくても、10年後、20年後に効いてくる?大学と卒業生とをつなぐ、”歌”を使ったコミュニケーション。

今はわからなくても、10年後、20年後に効いてくる?大学と卒業生とをつなぐ、”歌”を使ったコミュニケーション。

おそらく、ほとんどの大学には学歌や応援歌といったものがあるように思います。私自身、小中の校歌はかろうじて思い出せるものの、大学の学歌については記憶の彼方に吹き飛んでしまっています…。でも、こういった自校をあらわす歌を大切にするというのは、大学、それに卒業生にとってけっこう大事なことなのかなと、今回とあるプレスリリースを見て思いました。

考えるきっかけになったのは、昭和女子大学のプレスリリースです

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オンライン授業に必要なのは監視か、信頼か。テレワークとは異なる、オンライン授業ならではの難しさ。

オンライン授業に必要なのは監視か、信頼か。テレワークとは異なる、オンライン授業ならではの難しさ。

オンライン授業が、コロナ後の大学教育にどんな影響を与えるのかは、大学関係者でなくても興味のあるトピックです。今回、取り上げる早稲田大学のニュースは、そんな大学のオンライン授業の今後を考えるうえで、しっかり議論した方がいいもののように感じました。こういったニュースを、大学そして社会がどう受け止め、どうやって未来への肥やしにしていくかが、大学教育を豊かにしていくうえで必須なような気がします。

ニュー

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学費でも、人気でも、偏差値でもない。地方私立大学の公立化で、私たちが注目すべきことを考える。

学費でも、人気でも、偏差値でもない。地方私立大学の公立化で、私たちが注目すべきことを考える。

2月に入って各大学の志願者数を目にする機会も増え、入試シーズン真っ盛りだなと実感しています。今回、取り上げるのはそんな志願者数のニュースで、次年度から公立大学になる徳山大学の志願者数が大幅に増やしたというもの。私立大学の公立化は、時折、メディアでも取り上げられますが、その効果があまりにも一目瞭然でいろいろと考えさせられます。

ニュースのタイトルにもあるように、徳山大学の大学入学共通テストの利用選

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大学を変える鍵は学長にあり。大経大のインナーブランディングサイトから気づいた、学長メッセージの大切さ。

大学を変える鍵は学長にあり。大経大のインナーブランディングサイトから気づいた、学長メッセージの大切さ。

少子高齢化、新型コロナ、急速なICTの発展などなど、世の中の大きな変化は、大学にも直撃しており、これからの時代を見据えて主体的に変化することが、今、大学ではかつてないほどに求められています。では、変化するとしたら、どこをめざして変化するべきなのか、またどのようにしたら学内に変化しようという気持ちが芽生えるのか、といったことが重要な課題になっていきます。この解決の糸口として、インナーブランディングは

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