子育ては順調ですか?
島の方から素敵な質問をいただきました。
育つ唐辛子
少しづつ大きくなる唐がらしの芽。
最近となっては、目というよりも、もはや苗、ものによっては株になってきたかもしれない。
辛いことやもどかしいことも多々あるが、成長していく苗を見ることは一日の中で数少ない楽しみとなってきた。
指導してくれている農家さんが
「毎日見てりゃ、可愛くなってくるわ」
と言っていたが、私もどうやら例に漏れなかったらしい。
最も順調な株の一つ
子育ては順調ですか?
先日、畑の横を通りかかった島民の女性が声をかけてくれた。
「子育ては順調ですか?」
すぐには理解できなかったが、どうやら私が育てる唐がらしのことらしかった。
たしかに可愛いとは思っていたが、あまり子育てという気分で唐がらしの小さな芽には接していなかった。
私はまだ実際の子育てを経験していないので、文字通りの「子育て」と比べることはできない。
ただ放っておけば、死んでしまうという意味では子育てのようなものなのかもしれない。
中には残念ながら枯れてしまうものも
いつの間にやら25歳
私の周りにも、結婚をする友人がちらほらでてきた。子どもを授かった者もいる。
私も島では最年少だが、いつの間にか25歳になってしまった。
私がこの世に生を受けてから、どうやら四半世紀が経過しているらしいのだ。
友人がヒトの子を育てる一方で、私は作物を育ている。
親は早く孫の顔をみたいのかもしれないが、私が当面の間、見せられるのは唐がらしということになりそうだ。
こころなしかしおれ気味?
通ずることとすれば
ヒトの子を育てる実際はわからないが、多分私が想像するに、今の経験が子育てに通ずるところは多々あるように思う。
まず、目が離せない。
雨が降っても心配だし、晴れが続けばそれはそれで心配である。
どのような状況においても、心配がつきまとう。
となると、次に必要なのは、信じること。
きっと枯れずに頑張っているだろう。
できるだけのことはしてやろうとは思うが、最後の最後は、作物が自ら踏ん張る力を信じる他ないのだ。
最近はずっと日照りが続く。
それでも枯れずに生きる姿はたくましくもある。
前日に萎れているように見えても、次の日には真っ青な葉を太陽に見せつけているなんてこともある。
そして今、島民の声掛け通り、「子育て」と思って唐がらしに接し始めた。
そうしていると、より一層愛らしくなってくるのだから、ますますヒトの子も育ててみたくなってきた。
ーーー
まず相手探せよ、という話なんですがね(笑)
いつか島で一緒に農業をしたいという女性がいればなと・・・
割と、切実・・・
というわけで、本日はこれにて!
お読みいただきましてありがとうございました!
また明日もよろしくお願いします!!
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