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熱帯雨林は6秒間にサッカーコート一面分が減少。その頃日本の耕作放棄地は?

比較対象を出されたり、公的機関のデータが出てくるとそれっぽく見えてしまうのです。

熱帯雨林が危ない!

現在25歳の私ですが、おそらく私が中学生くらいの頃から熱帯雨林の減少は教科書にも載るような大きな問題です。

どうやら目安としては

「6秒間にサッカーコート一面分」

が減少しているそうなのです。

素人なりに「こりゃ、大変だ!」とはなんとなく思ってはいたのですが、正直あんまりピンとこなかったというか、、、

他方で日本に目を向けると、世界で熱帯雨林が減少している一方で、日本では耕作放棄地が増加しているのです。

耕作放棄地も危ない!

少し古いですが2017年の農水省のデータを見ると、2012年から2017年の5年間で4万3千ヘクタール分、耕作放棄地は増加したそうです。

そのため、ざっと計算すると

1年間で8600ヘクタール
1日当たり23.5ヘクタール
1時間当たり0.98ヘクタール
1分当たり0.01ヘクタール
1秒当たり0.0002ヘクタール

つまり6秒間で0.0012ヘクタールの耕作放棄地が増えているということ。
これではあまりピンときませんね(笑)

というわけで秒数ではなく、サッカーコートを基準に考えると、、、
サッカーコート一面はおよそ1.4ヘクタールなので、

およそ一日でサッカーコート58面分の耕作放棄地が増えているということになります。

Jリーグで使うコートは縦105m×横68メートルらしいので、それが58個ってむっちゃ大きくないですか?(超主観的)

身近な問題とは何か?

今回は世界の熱帯雨林の問題を卑近な問題として捉えてみるために、日本の耕作放棄地の例を引き合いに出してみました。

森や林を巡る問題という意味では、この二つは同じようなグループに属しているのかもしれません。

これで少し熱帯雨林の問題が身近に感じていただけたはず!

日本に住んでいるのなら、まずは身近な耕作放棄地の問題を知ることが大切ですね。

例によって問いが薄れることもある

んなわけあるか、あほんだら!

熱帯雨林の話を日本と比較してみると、、、みたいな構図にしただけで、そもそも耕作放棄地の問題を考えることもほとんどねーよ。

というわけで、何を言いたかったというと、「例はちゃんと選ばないとダメですね」ということ。

比較対象を出されたり、公的機関のデータが出てくるとそれっぽく見えてしまうのです。

また発信する方も、「俺は良いこと言ってる」という自己満足に陥ってしまう。

最後に身も蓋もないようなことを言いますが、例を選ぶのはもちろんですが、やはりこの手の問題は、現場を見てほしいような、、、

耕作放棄地は東京や大阪でも見つけることができるはずです。

もし心当たりがなければ、さぬき広島に耕作放棄地を見に来てください。

昭和の時代まで島全体を覆っていた水田や畑は、今やすでに、立派な竹藪になっています。

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というわけで本日はこれにて!
お読みいただきましてありがとうございました!  

また明日も宜しくお願いします。

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