一日千秋/秋、一千日
「他人から半永久的なぬくもりをもらう」ということは完全なフィクションなんだ、と納得できるようになりました。悲観ではなくただ単に、「サンタクロースはいない」「人魚姫にはなれない」とか、そういう類のものだと諦めがついた。無色透明なフィクションがわたしに入り込んでそのまま心にぶっ刺さるとき、こんな透明なナイフで傷ついてしまう程度のわたしが本当にちっぽけに思える。情報って通り魔みたい。わたしたちの些細な感情を無視して、瞬間最大風速で飛び込んでくる。血の飛ばない戦場でこれ以上「今度こそ