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小児がん闘病記③〜「小児科がない病院」
東京でお世話になった病院には小児科がありませんでした。小さい子供がめずらしいのもあり、病室のみなさんもあれこれと気にかけて下さいました。そのやさしさが付き添いながら心身削られる思いだった母にはどんなに有り難かったことか。
当の本人は「おみくじつくったよー!」とか言って、ベッドを回って相手してもらうという脳天気ぶり。しっかり「凶」も入れちゃってたような……あー、反省しきりです。
小児科がないとい
見たことないほど細い首
発病から時間の流れに沿ってブログを書けたら分かりやすいんだけどなぁーーと思いつつ、あまりとらわれずにいこうかなと思っているこの頃。
そのときに書きたいこと、書けることを。
というわけで、最近枕が合わない首のお話し。
私の首、とてもとても細いです。
「こんなに細い首の人には初めて会いました」
と言われます。
私も見たことがないです。
細くなった理由は、放射線治療。
癌をたたくための放射線は
発病⑤〜ありがとうミッキー
伯母の一言でやってきた東京。お世話になるのは全国から患者さんがやってくる大きな病院でした。
入院の日程も決まらないうちに飛んできたので、ベッドが空くまでは親戚のところに。初めてそこで見た金木犀の甘い香りが、東京の最初の記憶です。
入院の前に少しでも楽しませようと両親はディズニーランドにも連れて行ってくれました。
アトラクションを2つ楽しんで、最後はミッキーと記念撮影。
そしたら!
なんと!
ミ
発病③〜診断がつかないという辛さ
初の生検で診断がつかず、そのまま退院となりました。
途方にくれながらも、親戚、知人らから病院の情報を集める日々。
私の首の腫れは大きくなり体調もますます悪くなっていきました。
覚えているのは、祖母が「腫れ物にはアロエ湿布がいい」と育てていたアロエを切って首に当ててくれたこと。また頻繁にオネショをするようになり、オムツをつけられたこと。具合が悪い中でもボンヤリと「小2なのに恥ずかしいなぁ」と思い