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著…ジョン・グレイ 訳…児島修『一人になりたい男、話を聞いてほしい女』

 こんばんは。

 恋人や夫婦といった人間関係について「好きなのに気持ちがすれ違ってしまうのはどうして?」とお悩みの方におすすめの本をご紹介します。

 男女の考え方の違いを理解し、受け入れ、感謝し、尊重し、お互いに力を合わせてバランスの取れたカップルになろう、という内容。

 して欲しいこと、逆にして欲しくないことの男女別比較も載っているので分かりやすいです。

 2018年に初版が出版された本なので、著者の本の中では比較的新しめ。

 相手を試したり駆け引きをしようという内容ではないので好感が持てます。

 わたしには特に、男性の「洞窟タイム」について詳しく解説したP91〜92ページが勉強になりました。

 著者曰く、洞窟タイムとは男性が「一人にさせてくれ」と殻にこもる時間のこと。

 男性はひとりの時間を過ごすことで、問題を熟考したり、感情を整理したりして、ストレスから回復するのだそうです。

 そういう時はそっとしておくのがベスト。

 沈黙=拒絶とは限らない、ということを知っておけば、女性が男性に対して「彼に〝一人にしてくれ〟って言われた! わたしと一緒に居たくないってことなのね」と早合点して傷つかずに済みますね。

 また、

 「男は、〝自分は必要とされている〟〝自分が助けたことで彼女は幸せになっている〟と感じるときに洞窟から抜け出したいと思う」
(単行本P155から引用)
 「女は褒めることで男性のテストステロンを増やせる。男は関心を示すことで女性のエストロゲンを増やせる。どちらも良好な関係を築くためにとても効果的だ」
(単行本P178から引用)

 という文も勉強になりました。

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