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著…宋美玄『医者が教える女体大全 自分のカラダの「取扱説明書」』

 生理、生理痛、ピル、女性ホルモン、妊活、婦人科系の病気、性行為、性病のことといった、女性の体にまつわる事柄を分かりやすくまとめた本。

 ※備考
 この本の中で、子宮や卵巣については言及されていますが、乳がんについては記載がありませんので、乳がんについて知りたい方には他の本をおすすめしたいです。

 ●生理痛って子宮をあたためると軽くなる?

 ●仕事しすぎたら「オス化する」って本当ですか?

 ●確実は産み分け方法はありますか?

 といった素朴な疑問に対する産婦人科医の回答と解説が載っています。

 体のことって、大切なことではあるけれどとてもデリケートな話題なので、身近な人とはなかなか話しにくいですよね…。

 たまたま周りの人から迷信や医学的根拠の無い都市伝説を聞かされたり、相手の価値観を押し付けられてしまうこともしばしば。

 余談ですが、この本にも出てくる、「生理痛は陣痛の練習」という言葉(※ちなみに著者はこれにNOと言っています)はわたしも以前周りの人から言われたことがあります。

 わたしが生理痛がひどいので「何かの病気では?」と不安になり婦人科で診てもらった時(幸い臓器等には異常なし。痛みの軽減のため低容量ピルを頂きました)、たまたまわたしが婦人科に出入りするところを元同僚(60代女性)が見たらしく、後日「妊娠?」と周りに他の同僚たちもいる前で声をかけられて。

 その時点でデリカシーが全く無いわけですが、角が立たないようにわたしが正直に「生理痛が酷いので念のため診察を受けました」と答えると、元同僚は「たかが生理痛くらいで病院受診したの!? 生理は痛くて当たり前だよ! 女の人は毎月痛みに耐えて陣痛に向けた練習をするんだよ!」となぜか怒られました。

 いやいや、病院受診をしてはいかんのか? もしわたしが生理痛だと思っていたら実は子宮とか卵巣とか他の臓器等の病気が隠れていて手遅れになったらあなたは責任取れるのか? ていうか陣痛に向けた練習なんて誰にも出来ないでしょ…とわたしは内心呆れました。

 …余談が長くなってすみません。

 この本にも、我慢は美学ではないということが書かれています。

 周りにあれこれ言ってくる人がいても、自分の体を守れるのは自分だけ。

 口出ししてくる人は単に口を出したいだけで、責任なんて取ってくれません。

 自分でこうした本を読み、医学的根拠のある知識を身につけて、出来るだけ健康的に生きていきたいものです。

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