- 運営しているクリエイター
#推薦図書
文字で読む芝居 「チョコレートコスモス」
今まで色々な本を読んできた中で、1ページ当たり、もっとも最速で読み終えた本だと思います。そのくらい夢中になりました。
恩田陸「チョコレートコスモス」
角川に書いてあるシノプシス、そのまま。それ以外、何の情報もいりません。むしろ何の前情報もなく、読んだ方が良い作品ともいえる。
無名劇団に現れた一人の少女。天性の勘で役を演じる飛鳥の才能は周囲を圧倒する。いっぽう若き女優響子は、とある舞台への出演
Tomorrow Never Comes 亡き人へ捧げた詩
2001年、同時多発テロの後、ある詩が世界中に拡散されました。
「Tomorrow Never Comes」
大きな反響の中でこの詩が伝わると、「9.11の救助活動で亡くなった消防士が書き残した詩だ」と当時紹介されていたのを目にしました。しかし、詩を書いたのは、ノーマ・コーネット・マレック。彼女が亡き息子への悲しみを綴った詩です。
この一遍に出逢ってから、自分は「今日」という一日を意識するよ
るつぼとサラダボール、そしてモザイク文化の世界から 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
少し前に同僚と、「どの世代にも刺さるエンターテイメント」について話していた時、この作品について教えて頂きました。新潮社の「一生モノの課題図書」というタグラインが、自分の心を持っていったのも事実です。課題図書…なんだか懐かしい響きであり、すぐに読み始めました。
作品はイギリスで暮らす作者、ブレイディみかこさんとその息子さんとのお話。息子さんの中学最初の1年半を書き綴っており、その多くは友人関係、保