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【保育の質向上について考える】一番最初に必要なのは、保育士さんの「余裕」だと思う
こんにちは~honaです!
今日は、昨日すこしのんびりし過ぎたかな~と反省し、今週のスケジュールを立てて実行してみたところ、いい感じだったので嬉しい現在です^^
インプット、アウトプットの両方を毎日やっていこうと計画しています。とりあえず5月はしっかり自分の目指す方向を忘れないように、自分らしく自分のペースで自分の目標に向けて、動いていこうと思います!
さて今日は、ミネルヴァ書房さんの季刊誌「発達」の158号の特集「保育の質の向上を考える」を読んで考えた私の思考を、残しておこうと思います。
まず、保育の質の向上は現在かなり喫緊の課題であるということがよくわかりました。厚労省の「保育所等における保育の質の確保向上に関する検討会」というのが2018年に開かれているようで、こちらの特集はその検討会を主軸にして纏められたもののようです。
背景には大きく2点あるとのこと。1つに待機児童問解消に向けて保育所の数をどんどん増やしていったけれども保育の質を高める理論や取り組みを国として十分にしてこなかったこと、もう1つに保育の無償化によって説明責任を果たす必要がでてきたこと。
私がこの中で感じたことは、質の向上には保育士さんの 余裕(Slack) を産むことが一番最初に必要なんじゃないかなと思っています。
こちらの本の中では、
①現場からボトムアップで考え、議論していくこと
②研修を充実させること
③保育士の専門性を可視化、共有していくこと
④制度などの枠組みを整えること
とてもざっくりですが、これらの要素が質の向上における課題としてピックアップされ、議論されていたと思っています。
もちろん全てとても大事です。しかしながら私が感じたのは、それらを行うためにまず最初に必要なのは、保育士さんの時間的・精神的余裕を生み出すこと、そして保育士さんをエンパワーメントすることなのではないかと思っています。
今後どうなっていくか分かりませんが、保育士不足と呼ばれている現状の中で保育士さんは低い待遇の中で子供のために日々身を削って働いてくださっていると思っています。 とても尊い仕事で専門性があるお仕事だということにもかかわらず、残業が多かったり土日働いたり、ライフスタイルに合わないということで保育士の資格を持っているけれども保育士にならないという潜在保育士の方が多いと言われています。
そんな多忙な中で、じゃあ毎日リフレクションしよう毎日10分でいいからねとか、ドキュメンテーションを取り入れようとか、自治体が推奨している研修に行ってきて~とか言われても、いやいやもう無理です時間ないです限界です!!っていう方々が多いんじゃないかなって思っています。
もちろん意識の高い方だったりすれば違うかもしれませんが、正直モチベーションを保つのも大変なのではないかなと思っています。
もっと保育士さんが体力的にも精神的にも余裕を持ち自分の生活が充実した状態があって、 かつ日々の業務が時間に追われない状態であれば、自然と新しい事を考えよう・取り組もうと思えるんじゃないでしょうか。
あわせて、取り組もうと思った時に 行動できるような環境を、保育園や幼稚園に整えておくことも必要なんじゃないかなと思います。
では保育士さんの余裕を生み出すにはどうしたらいいんでしょうか。いま私が考え得る方法は・・・
① ICT 活用を推進して、 事務作業にかける時間を削減する
②①以外でも不要な業務を極力なくす、へらす
③ 枠組み(国・自治体の制度)を整える(保育士配置基準の改善、補助金の改善など)
すみませんあまり具体的なことが思いつかないのですが・・・。もっと深く考察する必要がありそうです。
保育の実践の質の向上も非常に重要だということは重々承知しています。ただ その議論をするうえで保育士さんの余裕=Slackを生み出すというポイントを無視せずに、あわせて検討していくということを積極的にしていきたいなという風に思っています。
実際に保育現場で働いたこともない私が言うのもあまり説得力がないかもしれないのですが、私が一般企業で12年間働いてきた中で、「余裕のなさ」「心理的安全性の欠如」が自分の実力を発揮できなかった理由だと強く感じてきました。このことは、一般企業にとどまらず保育現場やどんな環境でも共通する要素じゃないかと思っています。だからこそ、いま厳しい現場にいらっしゃる保育士の方々にもすごく大切な側面じゃないかと思っています。
保育士さんが心から楽しんで保育に従事することが、保育実践の向上に必ず繋がり、さらには子どもたちの育ちを支えることにも繋がっていくと信じています。
ちなみに「発達」158号には「遊びの力」という特集もあってこれから読むので楽しみにしております~またインプットしたらアウトプットする予定です^^
ではでは、お読みいただきありがとうございました!
hona
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