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43.大人になってから自分に合った海外の学校教育を受けて救われた


今の状況

今は英語圏で生活している為、
日本の専門学校のようなポジションの語学学校で、
日常生活で使える実用的な英語の勉強をしています

そこで、英語の学び直しをしているのですが、
日本の様に、皆一様に英語を学び、座学で、ただひたすら机上で勉強する
横並びの詰め込み教育とは、全く違いました

感じた日本との違い

まずクラス分けの時点で、自分の性格、学習傾向、目的に沿って、割り振られます

また、定期的に習熟度確認テストがあるのですが、
自分の目的に合わなければ、クラスレベルを上げる基準を満たしていても、
無理にクラスをレベルアップさせる必要はありません

自分は今、会話がメインのクラスにおり、
1つ上のアカデミックなクラスに移動することもできます

自分の今の英語学習の目的は、
TOEICの様な良い客観的評価を取る事はさておき、
日常会話を英語でできるようになること、使えることです

https://note.com/homegentleplace/n/n80e6c7e81b8b

初めの宿題として、
自分の性格や思考の癖が診断した結果と自分の感覚と照らし合わせてどう思うか、
英語学習の目的は何かについて、英作文の提出を求められます

英語を使う練習になるだけでなく、
生徒のことを深く知る手段にもなる実に合理的な方法ですよね
本当に素晴らしいなと感動しました

そして、自分の目的を先生が理解してくれている為、
テストを受けた結果に対して、その生徒の目的と性格に合わせたフィードバックを貰えます

実際に先生から言われたこととして、
・難しいテストでハイスコアを取得していて素晴らしいとまず褒められる
 (恐らくこれは皆に最初言っている)
・上のクラスへ上がる要件を満たしているけれど、あなた目的と、
 これまで日本で英会話する機会が無かったことを踏まえると、
 もう少しこのクラスで、しっかり練習しても良いと思う
といったアドバイスをもらいました

実際、7割のクラスメイトが1つ上のレベルへ行く要件をみたしているにも関わらず、
アカデミックレベルは現状必要ないとし、1つ下のレベルに留まっています

そういった状況もあり、今のクラスに留まるからと言って、
レベルが低い授業を受けるわけでは無く、寧ろ少し上のレベルに合わせて英会話メインの授業をするつもりだと言ってもらえました

日本にいた頃は、自分の意志に関係なく、志高く上を目指せと言われ、
行きたくもない、やりたくもない、目指したくもない勉強を沢山やらさられて来ました

行きたい理由も、やりたい理由もないのに、
難関とされる中高一貫の進学校へ通う為の中学受験の為の勉強をやらされました

ただ学歴を付ける為だけに、偏差値の高い大学へ行けるよう大学受験を嫌々やりました

社会人になって自分の目的や興味で勉強できるようになるまで、
勉強が大嫌いでした

でも、今の環境では、日本にいた頃の様な、上を目指せといった横並びな価値を誰も押し付けてきません

自分の希望/好き嫌い/意思が尊重されます

ある意味、自発的に頑張らなければ、誰もおせっかいを焼いてくれず、
引き上げてくれない環境とも言えます

でも、自分がどうなりたいか明確に定まっているのであれば、
自分の目的を実現する手助けをしてくれています

学生時代、特に大嫌いだった英語が、
もっと上達させたいと、自発的に英語を勉強したいと初めて思うようになりました

日本の教育が辛くて仕方なかった

テストした事は無いのですが、自分自身、
人と関わるのが苦手、じっとしている事が苦手、人間の感情を読み取ることが苦手な部分があります

対人恐怖症、多動症、ADHD等と、似た症状があるのかもしれません

回りに沢山人がいて、
授業中悪い姿勢でじっとしなければならず、
詰め込みで暗記をして、
同じ評価軸に載せられ、そこでは"上"とされる所を目指し、やる気がある様に見える態度を求められる、
受動的な学習が非常に苦手でした

また、耳で言語を聞き取って理解すること、紙とペンに書いて理解することがとても苦手でした

加えて、構造的に物事を理解したり、本質から理解する癖があるようで、
暗記が非常に苦手で、分類しながら、構造を整理しながら、
物事を本質的に理解することが自分には向いている学習方法でした

暗記が苦手な理系の人の中に、自分と同じタイプが一定数いるのではないのかと思います

授業では、板書をノートに取りながら、聞いて理解しなければいけない状況が辛くて、仕方ありませんでした
学生時代、パソコンでメモが取れたらどれだけ良かっただろうか…

学生時代、日本の従来の一般的な教育のやり方が苦手だと、
回りの大人や同級生にも相談したこともありますですが、
理解されることは無く、
何か変な事を言うただのおかしな子扱いでした

それに加え、合わない環境にいると、努力しても良い結果が出ず、
自分の個性を"劣っている特性"だと責めずにはいられませんでした

そうして、自分は理解力が無くて、頭が悪くて、
周りが当たり前にできる事すら、出来ない何か欠陥のある人間だと思うようになってしまいました

デジタル技術の恩恵

今の学校の環境は、自由な校風で、個性を生かす教育に加え、
デジタル技術の恩恵も大きいと感じます

授業中、わからないことがあれば、授業を聞きながら、インターネットで調べることが出来ます

先生の言っていることが完全には理解できなくても、
ネットでキーワードを調べると違う説明を見ることが出でき、
理解できなかった部分を自分で補完しながら授業を聞く事が出来ます

また最近は、調べたり、テキストでわからないことがあれば、
教えてくれる先生が身近にいなくとも、
対話型AIに教えてもらいながら学習も可能になりました

Youtube を使えば、教え方が上手い、先生とは違う視点からの教え方をしてくれる授業動画を何度も見ることが出来ます

自分が子供の頃、インターネットの情報はまだ不十分でした
YoutubeはアーティストのPVを見る程度、AIもありませんでした

また、授業中にパソコンやスマホを使用することは禁止されていた為、
授業中わからない点があると、どんどん置いていかれました

わからないことを調べようにも、先生に聞いたり、
何度も何度もわからない教科書を読み直したり、本で調べたり、
とても時間がかかりました
それがまた、余計においていかれる要因にもなりました

今の日本の教育現場で、どの程度、授業中にインターネットを使うことが許されている環境があるのかわかりませんが、
自分が今いる環境では、大きな音を出したり、授業の妨害さえしなければ、自由に使って構わない環境です

授業中、気になった点をすぐに調べられることで、
わからないことを潰して帰ることが出来るようになりました

また、先生からAIを活用する様に勧められました
日本ではまず考えられない光景だと思います

ディジタル技術を好きな様に活用しても良い為、
ノートは、紙とペンに限らず、
自分の好きなITツールを使って、学んだ内容を整理できます

絵を描いて、イメージで理解したり、
後からもう一度見返したい時のリンクを付けたり、
紙とペンで書いたノートでは絶対に出来ないノートの取り方が出来ます

また、書き直しやマークアップも後から何度でも更新できる為、
自分の理解しやすい文章、形式にいつでも、何度でも変える事が出来ます

便利なものは積極的に活用し、効率的に習得しようという風土と、
日本の様な努力と根性だけで乗り越えようとしない点が、
無駄なストレスが減り、非常に救われました

テストが暗記ではない

定期的にレベルチェックのテストを受けるのですが、
テストで聞かれる内容が、暗記やテクニックで太刀打ちできない内容になっています

TOEICのような内容ですが、
リスニング問題では事前に問題を見る事が出来ない為、
自分の耳で聞いて理解をしていないと、解けないものになっています

暗記やテクニック的なものがもともと苦手で、
自分で好きに考え、意見を述べる方が好きな自分にとっては、
機械の様に暗記させられるストレスから解放され、とても楽になりました

また、根本的に理解しようと勉強する人が、
小手先だけのテクニックで良いスコアを取る人よりも点数が低くなるといった不利にならないテスト仕様になっており、
どちらが優秀かと言う議論はさておき、
自分にとっては、良い評価方法に変わったと思います

自分の個性を尊重してもらえる

これまで、文字だけでは理解できない等、
学校のやり方が苦手と周囲に伝えたことはありました

でも、自分の理解力が無い扱いを受けたり、
何を言っているのかわからない不思議ちゃん扱いされたり、
環境ややり方に何も問題は無く、問題があるのは自分だとする
とても嫌な想いをしてきました

そして、誰も自分のことをわかってくれないと、次第に心を閉ざし、
人に相談しなくなりました

自分でも、何か周りと理解の仕方は違うと感じつつも、どう違うのか?、
どう工夫すれば自分は頭に入れやすいのかもわからず、
誰も周りに理解してくれる人も、助けてくれる人もおらず、
ずっと苦しんできました

でも、環境が変わっただけで、
自分のこれまでの苦労は何だったのかと悲しさすら感じる位、

自分の個性を知る事は当たり前で、
その個性は良い/悪いといった評価をするものでは無く、
人それぞれ個性があり、そのままで良いと、初めて認めてもらえました

本を読むのが苦手であれば、無理に読まなくても良い、
内向的で大人数が苦手であれば、無理に人前で話さなくても少人数のグループで話す練習をすれば良い、
と先生は生徒へ言います

忘れ物をする生徒を先に見越し、
紙以外に、電子でもテキストの内容を配られ、
仕組みで忘れ物をする人を減らしています

偶にクリスマス等、イベントがあるのですが、
参加を矯正することは無く、
自分で選んで良いと言われます

言われた事が出来ない=出来な生徒、
周りと強調出来ない=問題のある生徒、とするではなく、

時に周りの助けも借りながら、
自分が出来る方法で本来の目的を継続し、
先生が個々人の個性に配慮をしてくれます

日本の先生が上で、学生が下と、高圧的に教えらえるのではなく、
お互い敬意を払いつつも、日本よりも少し緩い関係で接することができ、
相談へ行けるようになり、とても気楽になりました

何を言っているかわからない生徒が言っても、
決して馬鹿にしたような態度は取らず、
質問した生徒には、必ず"質問ありがとう"とか、"良い質問だね"と、
主体的に授業に参加し、質問する行為そのものをまず褒めてくれます

わからない事が恥ずかしい、人前で質問することが恥ずかしいと全く思わなくなりました
自己肯定感を人前で折られるような行為を先生からされなくなりました

これまで、型に嵌め込んでくる学校や先生が大嫌いだったのですが、
自分に合う教育を受けられるようになってから、学校/先生嫌いは治りました

もしこの記事を読んでいる方で、
周りに登校拒否や、不登校等で苦しんでいるお子さんがいらっしゃる場合、
日本の学校環境や、今の学習環境が合っていないだけかもしれないと、
子供の個性を否定せず、潰さないで欲しいと、強く願います
環境を変えることもせず、"問題児"扱いをしないで欲しいと切に願います

また、自分の様に、
人と少し違う個性を持ってしまったり、
学生時代に自分に合う環境にいられなかった為に、
周囲からの理解を得られず、今も苦しまれている方がいれば、
自分だけのせいと自責をしないで、
環境を変えることを厭わないで欲しいと思います

同様に苦しまれている方向けに、学校で受けた自分の特性を調べるテストを載せておきます

ホームページから無料でできる為、興味があれば見てみて下さい

16パーソナリティ診断
(MIBT:マイヤーズブリックス指標)

https://www.humanmetrics.com/personality

ユングの「心理学的タイプ」を元にしたキャリアを形成するのを助ける性格検査システム
この評価指標は、自分の物の見方や意思決定の方法など、自分の性格への理解を深めるための枠組みとなるもの

以下 4種類×2タイプの組み合わせ16通り

1.努力や思考の方向性と関連
Introverted(内向型) vs. Extraverted(外向型)
- 外向型:他者とのやり取り、物の見方等に、自分の外側に向かって働きかける傾向がある
- 内向型:発想や信条、情報の読み解きや分析など、内側に向かってエネルギーを使うのが好き

2.情報を処理する方法
Sensing(感覚型) vs. INtuition(直観型)
- 感覚型:目にした物や直接的な経験事実に基づいた情報処理する傾向
- 直観型:評価や直感から学ぶ傾向

3.意思決定を行う方法
Thinkin(思考型)g vs. Feeling(感情型)
- 思考型:論理に基づいた意思決定を行う
- 感情型:状況に対して感情的に反応する傾向があり、感情に基づいた意思決定を行う

4.日常生活でどの程度の秩序を必要とするか
Judging(判断型) vs. Perceiving(知覚型)
- 判断型:組織や長期的な計画を優先する
- 知覚型:どちらかというと状況に適応して対応する人

参考までに、自分の結果は、INTJでした

書いてある内容が自分の感覚に非常に近く、初めて当たっていると感じる事が多かったです

調べてみると、少し変わっているタイプの様で、人口自体も少なく、
それもあってこれまで周囲に共感できる人がいなかったのかもしれないと、納得がいきました

VARKテスト(無料)

visual(視覚)、aural(聴覚)、read/write(読み書き)、kinesthetic(運動神経)の頭文字を取ったもので、
自分に合った学習スタイルを確認できるテスト

日本語にも対応していますが、英語の方が情報量が多い為、
英語版でのテストお勧めします

参考までに自分の結果は、Multimodal(マルチモーダル)学習スタイルでした

スコア
・Visual 10
・Aural 4
・Read/Write 15
・Kinesthetic 11

【好ましい学習スタイル】
様々なフォーマット、グラフ、図、地図、興味深いレイアウト、スペース、
メモ、配布資料、印刷物、テキスト
現実的なもの、実践的な練習、経験、例、ケーススタディ、試行錯誤

こちらも、聴覚が苦手で、視覚と読み書きが同程度という結果について、
非常に納得がいきました

診断活用の注意点

活用にあたって、2点注意点があると個人的には考えています

1.自分のタイプでラベリングし、言い訳や他者を攻撃する材料にしないこと

上記診断に限らず、これまで苦労して来た人であるほど、
自分の生きづらさが見つかったことで、

社会が自分の特性を理解しない事に対して、被害者意識を強く抱き、
自分のタイプに周りが合わせるべきという、間違った方向に進んでしまう人を時々見かけます

以前の自分の投稿でも述べているのですが、
自分の特性を伝える際、HSPや内向型等、一言で意味が伝わる
便利な言葉が世の中には沢山あります

自分を知る事は大切な事だと思いますが、
その後、自分と社会に対してどう折り合いをつけていくか、
どうすれば自分の特性を生かせ、生きやすい環境に変えられるか、
次に行動することが自分を知る事以上に大事ではないかと思います

一例ですが、
HSPだから、内向型だから、人見知りだから、文系だからと、
ただそうやって自分の事を自称し、
周囲は自分に配慮すべきで、自分は何もする必要は無いと、
行動しない言い訳にしている人をちらほらみかけます

理由が何であれ、自分のことを自称している内は、
自分で努力余地は必ずあると思います

また、自分の特性と違う人に対し、お互いの違いを楽しむのではなく、
自分の個性に配慮しない事にキレる、
その人のことを否定する、馬鹿にする材料にしていることがあると感じます
(繊細な人が、自分よりも鈍感に見える人に対して、"鈍感だよね"と馬鹿にした様に言ってしまう)

自分で努力できる事と、
自分の努力では難しく、周囲へ協力をお願いする事をまずは自分で整理し、

自分か相手/環境のどちらかの責任だと二極化思考をするのではなく、
自分でできるところは努力し、
周囲への協力を依頼してみて協力が難しい場合は環境を変えるといった
柔軟な対応をする為の材料に欲しいと思います

どうか、診断結果を言い訳や、他者を馬鹿にする為の材料にしないで欲しいと切に願います

また、自分の特性だけを他人へぶつけ、
他人の特性を完全に無視するという、自己中心的な行動も取らないで欲しいと思います

2.自分の理解を深めて活用する事

Webサイトで気楽に性格診断を受けたことがある人は多いと思います
当たっている様な、当たっていない様な、という結果で、
娯楽の一環で行う人が多いのではないでしょうか

心の底から、自分の生きづらさを解消して、
自分に合った環境を求めるのであれば、

自分の強み、弱み、思考の癖、モチベーション、効率的な努力の仕方等、
上記の様な教育機関で利用されている診断ツールを活用して、
どう自分に合った環境を構築してくか、
真剣に考えてもらえればと思います

自分がどこまで望むのかは個人の勝手ですので、
変えたいとそこまで強く思っていないのであれば、
気軽にやってみたいでも構わないと思います

最後に

日本は、治安が良く、子供も安心して暮らせ、とても恵まれた環境があると
日本を出てからより一層強く感じました

でも、海外の教育を受け、
もし自分に子供がいたら、日本の教育を受けさせたいとは思えないなと正直思いました

周りと比べて個性が強いが故にマイノリティになってしまい、
周囲から理解されない自分と同じ様なあの苦しみを
自分の子供には経験して欲しくないと思います

それが理由で、子供が欲しい、産みたいとは現状、思っていません

同調圧力が和らぎ、個性を尊重する社会に変われば、
自分のような個性の人間にとって、過ごしやすくなり、
子供を育てても良いと思える人も増えるのかもしれないとふと思いました

自分の経験や、悩みが、
同じような悩みを持つ誰か1人でも、何か解決策の参考になれば幸いです

自分が内向型等、似た傾向の人がブログ等、
インターネットで発信して下さったことで、助けられました

自分も誰かの役に立てたら良いなと願い、
わかりやすくPV数を狙えるような内容でも、タイトルでも、文字数でもありませんが、
今後も引き続き感じたことを投稿していきたいと思います

フォローで応援で頂けると幸いです

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