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44.なぜ自分は自己肯定感を持つことが出来なかったのか(総まとめ)


記事投稿の背景

自分がこれまで溜め込んできた事や、普段感じたことをため込まない様に
noteに書くようになってから、
なぜ、自分は自己肯定感が育たなかったのか見えてきました

自分が自己肯定感が低くなった時に、
自分の何が原因で、そうなってしまっているのか、
わかっていれば以前の様に、ぐるぐる堂々巡りをしなくて済むのかなと思い、
自己理解の為に、書いてみようと思いました

また、こうした自分の経験が、今苦しい想いをしている方の参考になれば幸いです

自己肯定感が育たなかった理由

1.幼少期に両親から努力を肯定してもらえなかった

学生時代まで自分が両親から言われてずっと引っ掛かっていた言葉に、
「努力もずに、運だけで乗り切っている」があります

自分の両親や、そのまた両親(祖父母)と、他の人を比べると、
要求レベルが非常に高いと感じます

毎日同じご飯はだめ、
洋服はアイロンをかけて常に綺麗に整えていないといけない、
靴はそろえる、
椅子を轢かない、
机に傷がつかない様に皿を引くな、
部屋を散らかしてだらしがない、
いつまでも寝ていてだらしがない、
挙げ出すときりがありません

以前別の記事でも書き出していますが、とにかく親が厳しく、
のんびり過ごす事が出来ませんでした

また、両親を見ていて、
物事に対し、否定的/批判的な物の見方をすることが非常に多く、
それは子供の自分に対しても同様でした

当たり前にさせられている事は、かなり過度な要求だったと思います

今思えば、毎日休まず頑張れなくても、毎日コツコツ努力している様に見えなくても、
目標の為に自分ができるペースで努力はしていました

でも、少しずつでも継続出来ている事について、何か褒められたことは無く、
少し休むとサボった、怠惰と責められ、
偶に休んだ一部分だけ異常に責められました

以前の記事でも書いているのですが、色んな事で兄とよく比較されました
兄は自分よりも愚直に努力できる性格だったようで、
兄と比べて自分は努力できない子と言われてきました

でも、兄よりもはるかに良い結果を出していた自分は、
努力もしてないのに運だけで何とかしていると、
成功体験も否定されて来ました

子供が親から言われると、反論の余地を与えない言い方で丸め込まれました

努力をしても褒めてもらえる事が無く、
どうにも身体が動かない体調不良以外、メンタル面で安心して休ませてもらえる事も無く、
良い結果を出しても、肯定してもらえる事も無かった結果、

自己肯定感が養われませんでした

ここで、大事なのが、両親から褒められる事だと思います
自分は、両親から褒めらる事は無くても、友人や先生など、
これまで外部から褒めてくれる人は沢山いました

でも、それだけでは自己肯定感は養われませんでした

2.幼少期に自分の特徴を否定されて来た

物心付いた時から、1人が好きでした
今も変わっていないのですが、あまり友達と遊ぶのではなく、1人で黙々と何か熱中するが大好きでした

母親は、友達ができていないのではないか、
社交性が無いのではないかと過度に心配し、
外に出て友人と遊ぶよう、自分の好きな事を中断させられ、
自分の探求心や、1人が好きという特徴をおかしな物の様に扱われました

反抗期には、他にも色々と気に入らない所があったのか、
「なんでも1人で生きていけると思うな」と強く怒られたこともありました

また、感受性が強かったり、人に気を遣って疲れてしまい、よく寝ていました
小学校低学年の時点で、既に同級生に対し、気を遣っていた記憶があります

今も人混みや、過度なストレス環境で、疲れてしまうと、
長時間睡眠を取ります

でも、両親からよく寝る事に関して、
いつもまでも寝るな、行動が遅いと、責められてきました

その他にも、色んな物を作るのが大好きでした
お金を使わず、もっと簡単にできるより良い方法はないかと、
考えて、創意工夫を凝らすのが楽しかったからです

お金で簡単に買って済ます事が嫌いでした
買ってしまえば、考える事なく、何も工夫も無く、目的が達成出来てしまい、
何も好奇心が刺激されず、面白くありませんでした

そもそも買わない為、人よりもお金を使わない上に、
考えて、創意工夫をしている時間が長い為、時間をいくらでも潰せることで、
さらにお金を使わず、

自作品の見栄えは既製品よりも悪い上に、
買えば済む物を敢えてわざわざ時間をかけて自分で作ろうとする行為に対し、

自分はよく家族からケチだと言われて来ました

自分の人とは違う特徴がいけないものだと責められ、否定され続けると、
自分でも自分の個性を否定するようになり、
自己肯定感はどんどん低くなってしまいました

余談ですが、先日、叔母に英語の良い学習法を共有した際に、
ケチも極めれば悪くないねと自分が言うと、
叔母から頭を使って考え、工夫していて、ケチなんかじゃないよと言ってくれました

自分の特徴を言葉ではっきりと肯定して貰えた事が初めてで、
凄く嬉しくて、涙が出ました

自分の個性や、特徴を良いねと、ずっと褒めてもらいたかったんだと思います

3.親の自己肯定感の低さをキャッチしてしまった

元々洞察力が高く、人の表情の微妙な変化や、
言動の変化からこの人は疲れている、悩んでいる、自分の事に興味が無い等、
嫌でもキャッチしてしまいます

良い方向へ使えば、人の気持ちを汲み取る事ができ、人を気遣った行動ができます
また、アプローチしても見込みの無い人を追い続けると言う事を避ける事もできます

でも、大人になるまで悪い方向へ働く事がほとんどでした

人に気を遣わなくて良い場面で、控えめな態度を取って出遅れてしまったり、
友人が、別の人と自分に対する態度の若干の違いに気付いてしまって傷付いたり、
受け取りたく無い人の感情もキャッチしてしまう事がありました

自己肯定感が養われていたら、そういった情報をキャッチしても、
傷付かずに済んだと思います

この洞察力の高さから、子供が1番接する時間の長い母親の自己肯定感の低さをキャッチしてしまっていました

本来、自分のわがままをぶつけられる親のはずが、
ぶつけると母親が傷付くだろうな、困らせるだろうなと、
子供ながら勘付いていました

こうしてnoteで、自分の生きづらさを書き出してみて、
自己肯定感の低さが原因であると気付き、
その原因が両親が影響していると気付いてから、
母親を改めて観察してみると、自分以上に自己肯定感の低さが見て取れました

でも、周囲はそれに気付いていないどころか、
母親の事を偶に感情的になり、おかしな物扱いをしています

誰にも助けてもらえず、
自分でなんとかしようと、食事を変えたり、心理学系の本を読んだり、
今もなお、自己肯定感を上げようと四苦八苦しています

父親は仕事ばかりで、子育てにほぼ不介入で、
母親の自己肯定感とあまり向き合って来ませんでした
また、祖母から母へよく否定的な言葉も言われているのを聞きました

子供ながら、無意識に母親の自己高肯定感の低さと、
母親が誰かに頼る事ができなくなっている状況を感じ取り、
母親に気を遣っていたのだと思います

4.自分の嫌を認めてもらえずわがまま扱いされた

両親からよく“わがまま”と言われて来ました
自分の率直な意見で、気に入らない所があると、押さえつけられました

思春期になり、あまりにも自分の家は厳しい、おかしいと想い始め、
こんなこと言われている同級生はいない、おかしいと反抗するようになりました

他の人と比較するのは最悪の行為だとか、
会社でそんなことやったら則終わりだとか、
よその家の子で生まれたかったと思っているのかもしれないけど、いくら他所と比較しても生まれる家族は選べないから受け入れろ、

親の言う事は絶対で、我慢しろ、逆らうなと受け取れる言葉を浴びせられて来ました

5.自分の気持ちに寄り添って貰えなかった

学校などで、何か嫌な事があったり、誰かに傷付けられた時、
家でこんなに嫌な事があったと話した際、
自分の気持ちに寄り添って貰えませんでした

なぜ言い返して来なかった?と、弱い自分を責められたり、
そんな友人とは関わるのを辞めなさいと、言われるだけでした

また家の中のだけで無く、勇気を出して、同級生に相談してみても、
気にし過ぎじゃない?と言われたり、
別に良くない?と言われ面倒くさがられたり、
何を言っているかわからない不思議ちゃん扱いを受ける事もありました

先生など、別の大人に相談をしてみても、
周囲の大人と比べて大丈夫そうに見える事が多かったらしく、
君は大丈夫と、あまり真剣に受け止めて貰えませんでした

もしかしたら、自分の繊細さ故、気にしなくて良い事も気にしすぎていて、
かけられた言葉は正しかったものもあるのかもしれません

でも、一言だけ、“そうか、辛かったね”、“不安だよね、でも〜だから大丈夫”と
少しで良いから、自分の気持ちに寄り添って欲しかったです
1人でもそんな人が周りにいれば良かったのですが、残念ながら出会えませんでした

そんな経験が続いてしまった事で、
何か相談しても、
怒られるかも、責められるかもと、安心して自分の気持ちを話せず、
だんだんと、誰かに相談したり、弱みを見せる事ができなくなりました

また、相談しても、誰も分かってくれはしないと、
自分の本音を誰にも言わなくなりました

先日、配偶者の会社行事の関係で、女性ばかりの集団の中にいて、
昔感じたどこか自分は浮いていると思う、とても居心地悪く感じました

今まで色々と溜め込んでしまったせいで、そういう居心地の悪さを感じると、
やっぱり自分はおかしいのかもしれないと、再び自己否定モードを引き起こしてしまいました

配偶者に自分の本音を少しだけ話した際、
無理せず、何も変えずそのままで良いと、
初めて自分の素直な感情を否定されませんでした

嬉しくて、泣きそうになりました
まさか泣きそうになるとは思わず、自分でも自分の反応に驚きました

なぜ、自分はそんな反応をしたのだろうかとしばらく疑問に感じていました

今日こうして書き出してみて、客観的に自分の事をみてみて、
これまで自分のままで良いと認めてもらえず、傷付き、沢山溜め込んでいたから、
感情が溢れて泣きそうになったのだと気付かされました

本来、安心できる場である家の中で自分を出せず、
家の外でも自分を出せず、
どこにも自分をさらけ出せるところが無く、
生きづらさ、集団での疎外感、自己肯定感の低さに繋がっていたのではないかと思います

6.自分で意思決定させてもらえなかった

親が思い描く“普通”の道から外れようとした事が何度かあるのですが、
何を考えているのか、認めない等、全面否定され、
自分の意思決定の理由を聞いてもらえた事もなければ、
なぜ駄目だと言うのか理由を説明してもらえませんでした

理由を尋ねても、屁理屈を言うなと、ただ抑え込まれました

自分の意思決定を親にいつも干渉され、
自分で決めた決断で、自分で責任を持ってやり遂げて、結果が出たという
成功体験を得る事が出来ませんでした

良い結果が出ても、
よくわからず親に突っ込まれた先生の元で、言われた通りにやっていたら、
なぜか結果が出たというだけでは、何も自己肯定感に繋がりませんでした

周りからすごいねと褒められても、全く嬉しいと思えず、
自分の感覚とのズレがあり、自分の功績等を人に話すのは嫌いでした

中学生の頃、何を言えば許されるのかと、
自分の意思決定に対して、親の対応に非常に苛立っていた記憶があります

どうせ言っても、誰も分かって貰えないと、自分の希望を誰にも話さなくなりました

そして次に、どうせ聞いて貰えないなら、自分の希望を持たない方がまだイライラしなくてましだと思う様になり、
自分が〜したい、〜したくないという感情を持たない様になりました

そして次第に、自分でも、自分は何をしたいのか見失い、わからなくなりました

失敗ばかりで、結果はまだ何も出ていませんが、
少しずつ、自分がやると決めた事を継続し、
試行錯誤しながらも、小さな目標を達成できている今の方が、
自分の自信へ繋がっていると感じます

そして少しずつ、自分が好きな事、やりたい事を思い出し始めています

7.自分の強みを完全に否定され、治すように矯正された

自分と向き合って来て、わからないなりに行動をしてみて、
自分の大きな強みの1つであり、人と差別化できることとして、
『少ない労力で、お金をかけずに、効率良く、結果を出す方法を考える創造力』だと気付きました

IT業界でSierという仕事をしている中で、
なぜか仕事に時は、自分の率直な気持ちを解放して外に出せると感じていました

ITツールを活用して、いかに業務をより効率的に、質を高めるかアイデアを出すというのが、自分の強みにマッチしていたのだと思います

でも、過去を振り返ってみて、自分のこの特徴は、家族や先生から、
真面目にコツコツ言われた通り努力をしない、
すぐに楽をする方法ばかり考える、
言われたことを素直にやらない、
やる気がない、
そんな自分の特徴を完全に否定される言葉ばかり、ずっと浴びて来ました

こうしたらもっとわかりやすいのに、
こうしたらもっと楽に、早く、正確にできるのに、
言われたやり方は、ここが無駄なポイントだと理由もしっかり説明しても、
屁理屈、言う事の聞かない扱いにくい子と言われてきました

それはただの"口答え"と言われて来ました

IT業界に入って、初めて自分の特徴を"個性"だと、周囲の人が認めてくれました
もっと自分の想いを言っていいと言って貰えました

自分が感じた事、気付いた事、楽しい事、興味のある事、
こうすればもっと良くなると思うと周りの人に伝えると、
初めて良いねと認めてもらえました

会社の中では、自分を生かしてもらえるようになりましたが、
自分の強みは何なのか、何を周囲は認めてくれているのか、
まだ自分自身では、よく分かっていませでした

日本を出て、色んなものから解放され、誰にも邪魔されなくなり、
自分を完全に解放できるようになりました

そして、やっと自分の強みが何か、気付くことが出来ました

楽をしていたのでは無く、
自分の中で、物事の全体のプロセスを頭の中で理解をした上で、
このやり方ではここが問題で、こうした方が効率が良いと、
考えて、工夫をして、創造した上でのアイデアでした

ずっと幼い時から否定をされ続けた結果、日本を出て、
独りぼっちの時間を半年間も作り続けて頭の中を整理しないと、
気付く事が出来ませんでした

人と違う自分の強みを否定され続けていたから、
自分の得意を生かすことが出来ず、
何をやっても上手くいかなくて、人生ハードモードになり、
間違った方向へ努力をしているから、結果が出ず、
自分は何をやってもダメだと、自信を失ってしまっていたのだと思います

書き出してみて感じたこと

もっと早く気付けていたらと、人生違っただろうにと、
周囲の環境を恨みたくなる気持ちが正直全く無いわけではありません

何はともあれ、noteで2年ほど自分の生きづらさと向き合い続け、
自分の何が原因になっていたのかかなり整理が付き、
自分探しにようやく終止符を打てる段階に来たことは大きな成果と感じます

生理前後にPMSの影響で、まだ自己肯定感が一時的に下がる事が今もまだあります

そんな時に、ダメな自分も含めて、自分で自分を認めてあげる、
一時的に自己肯定感が下がっても、
その考え方に引っ張られ続ける必要はないと気づくことができ、

自己肯定感が下がった時は、
今、自分は余裕がないんだなとか、
生理でセロトニンが減って鬱状態になっているんだなと、
自己肯定感が下がっている状態を冷静に捉え、
意識的に、自己肯定感をさらに下げない対処法を学べたのではないかと思います

また、少し乗り切れば、元に戻ると、自分の傾向を知る事ができた為、
安心して自己肯定感の回復期間として、休み事ができる様になりました

今後は、自分探しや、自己分析、根本原因の探求よりも、
実際に、海外現地就労に向けて、取り組んでいく内容をメインに発信していきたいと思います

引き続き、よろしくお願いします

同じ苦しみを抱える多くの人に届く事を願っています
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