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夜明け前の記憶

22
愛すべき瞬間を
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#日記

日々、愛

日々、愛

''この前楽しかったよね〜''

仕事中、バックヤードで2人になった時、彼がふとつぶやいた。

''あ、わたし(と飲んだ日のこと)ですか?''

''そうそう''

しれっとそんなことを言うのだから、策士だ。

''今度は、仕事終わりにカラオケ行って終電までに帰るのがいいよね''

彼がわたしと過ごした時間を楽しんでくれたことがたまらなく嬉しい。

残業確定の彼、わたしは先に上がって良いと言われた

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夢でも良かった

夢でも良かった

目が覚めたら、好きな人が横にいる。

夢なのか、現実なのか。

意識がはっきりとしないまま、彼のあたたかさに誘われて、もう一度目を閉じた。

もはや浮気じゃん…!みたいな内容が含まれます
苦手な方はそっと見なかったことにして
温かいお茶を飲む時間に充ててください…!

好きな人と飲みに行った日。

絶対に聞こうと思っていた質問があった。

''今までで忘れられない人っていますか?''

彼は
''

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好きなひとと、誕生日

好きなひとと、誕生日

''指輪なくしました…!!''

''え?!''

締め作業のひとつである、ゴミ集めをしていた時。
左の人差し指につけていた指輪がないことに気がついた。

丁度、退勤時間だった先輩がバックヤードに入ってきたところだった。

''やばいじゃん!''

一緒になって、ゴミを漁る。
ビニールゴミは全部袋から取り出して探した。

''うわ〜ないじゃん〜、、残念すぎる、、''

なぜか、指輪をなくしたわたし

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すべてはこの夜に

すべてはこの夜に

風が気持ち良い夜だった。

わたしには、もう少し知ってみたいと思う先輩がいる。
出会った時から、似たような空気を感じていた人。

締め作業を終えて、2人で外に出る。
あまりの心地よさに
''散歩したい〜!''と思わず声が漏れた。

先輩が
''散歩か〜あっちの川の方とか良さそうだよね''と少しだけ興味を示してくれたのを逃さなかったわたしは
''散歩して帰りません?''と誘った。

コンビニでお酒を

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