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「アメリカでのビジネス、考え方の違い」 その4「訴訟」「契約」
仕事の流儀#4
「アメリカでのビジネス」の4回目はこれまでアメリカでビジネスをしてきたときに起こった仕事の上での注意点のあれこれをお話ししたいと思います。
〔4〕訴訟との戦い〈ビックポケットは不利〉
アメリカでのビジネスは訴訟との戦いでもあります。以前友人のアメリカ人の弁護士と会食をしているとき「君が〇〇〇$出せば何でも訴訟してあげるよ」と冗談のように話していました。彼の名誉のために言ってお
アメリカでのビジネス、考え方の違い その2「 レイオフについて」
仕事の流儀#2
私は以前アメリカ西海岸に100店舗ほどある日系外食企業のCEOを務めていたことがあります。その時実際に体験した日本とアメリカでのビジネスのしかたの違いやアメリカ人の考え方の違いについて話していきたいと思います。第2回目は「レイオフ」の実際についてです。
〔2〕レイオフ 2022年11月から2023年の3月にかけてアマゾンとメタが計48,000名の大量解雇(レイオフ)を行いまし
事業戦略の作り方 第10回 番外編
企画の心得#19
「事業スタート後の仕事の進め方」 これまで事業戦略の策定に関わる様々な内容をプレゼンの流れに沿って、9回に分け説明してきました。今回は「番外編」として、いよいよ事業計画が確定し「X day」を迎えた後、実際に仕事を進めていく上でのポイントを説明していきます。皆さんが行う事業の内容自体は業種・業態によって様々ですので、今回は一般的によく使われている手法を以下の4つの流れごとに紹介
事業戦略の作り方 第9回
企画の心得 #18
「事業戦略の策定ガイド」 No.9
5⃣ スケジュールの作成
これまで事業戦略の策定に関わる様々な内容をプレゼンの流れに沿って説明してきましたが、最後の重要なポイントは「スケジュールの作成」です。ここではなぜスケジュールの作成が重要であり、どのようなポイントに留意すればよいのかを説明していきます。
〔スケジュール作成のポイント.1〕
『まず「X day
事業戦略の作り方 第8回
企画の心得 #17
「事業戦略の策定ガイド」 No.84⃣ 事業計画の構築(4)資金計画
これまで4回にわたり事業計画の作成に関わる「商品戦略」「販売戦略」「損益計画」について様々な分析手法の例をあげてご説明してきました。
今回は「資金計画」に関する主要項目のポイントについてご説明していきます。
まず資金の調達にはいくつもの方法がありますが、そのそれぞれに特徴やメリット・デメリットがあります
事業戦略の作り方 第6回
企画の心得 #15
「事業戦略の策定ガイド」 No.6
4⃣事業計画の構築
(2)販売戦略 その2
前回までは事業計画作成の基本の流れである「何を」「誰に」「どうやって」売っていくかの中の「何を」「誰に」についていくつかの例を挙げてご説明しました。
今回は「販売戦略」の第2弾として「どうやって」についてご説明します。
〔販売戦略の手法〕
これまで「事業戦略の策定ガイド」の第2回で「
事業戦略の作り方 第5回
企画の心得#14
「事業戦略の策定ガイド」 No.5
4⃣事業計画の構築
(2)販売戦略
前回は事業計画作成の基本の流れである「何を」「誰に」「どうやって」売っていくかの中の「何を」にあたる商品戦略についていくつかの例を挙げてご説明しました。
今回は「誰に」にあたる販売戦略についてご説明します。
販売戦略とは、顧客のニーズを把握し新しいニーズを開拓することによって自社の商品やサービスを
事業戦略の作り方 第4回
企画の心得 #13
「事業戦略の策定ガイド」No.4
4⃣事業計画の構築
今回から具体的な事業計画を構築していくためにはどのような手法を用いるのが有効なのか、参考例を挙げて説明していきたいと思います。
今回は事業計画の柱となる戦略として
(1) 商品戦略
(2) 販売戦略
(3) 損益計画
(4) 資金計画
を取り上げます。
この4つの戦略がいかにしっかりと構築出来ているかが事業計画
事業戦略の作り方 第3回
企画の心得#12
「事業戦略の策定ガイド」 No.3
3⃣経営計画の設定
「ビジョンの策定」「事業コンセプトの決定」の次は「経営目標の設定」が必要になります。経営目標の数値自体は、事業コンセプトを決定していく過程のマーケット分析の中で、その領域のマーケットポテンシャルや自社が目指す規模感が自ずと見えてくるものと思われます。しかし実際は、経営目標の中でも売上高・支店数・利益高・投資額などの具体的
事業戦略の作り方 第2回
企画の心得#11
『事業戦略の策定ガイド』 No,22⃣ 事業コンセプトの決定
前節の「1⃣ ビジョンの策定」では、「何のためにその企業や事業を行うのか」という理念やビジョンをどう考えるか、そしてそれをどう広めていくかを説明しました。
ビジョンが定まったら次に「事業コンセプト」を決定していきます。そのためにはまず様々なマーケット環境の分析手法を用いて、現状自分たちが置かれている社会での立ち位置
事業戦略の作り方 第1回
企画の心得#10
『事業戦略策定ガイド』
企画の業務の中でも特に重要な役割の一つに、事業戦略の構築と新規事業の提案があります。これらの戦略の策定に関しては世の中に一定の手順や様々な分析手法が存在しています。今回はマーケティングの世界で一般的に使われている様々な手法を各段階に沿って出来るだけ多く取り入れた『事業戦略の策定ガイド』を作成しました。内容量が多いため段階ごとに数回に分けて記載します。た
「平等」という考え方
企画の心得#9
「平等」の使い方 「平等」もしくは「公平」という言葉の響きには、それを使えば全てが正しいような勘違いをさせる魔力があります。しかし「平等」の使い方を間違えると、とんでもない「不平等」を引き起こすことになります。
2008年サブプライム・リーマンショックと続いたアメリカの大不況の時、私はアメリカのレストランチェーンのCEOをしていました。店舗数100店舗、フルタイム社員(日本の
『正確』『迅速』『客観性』
企画の心得#8
企画人が心得ておいて欲しいこと
企画書や報告書を作る際(特に報告書の場合)、企画人として心得ておいて欲しいことが3つあります。
一つ目は、扱う数値や内容は常に「正確」であること。
至極当たり前のことですが、これが最も大切で何より優先すべきことです。どんなに仕事が早くても、どんなにわかりやすい資料になっていても、その数値が正しくなければかえって間違った結論を導き出す危険がありま