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綺麗なものを届けるまでの、見えていない裏側

一言メモ日記。

今シーズンの牡蠣の出荷がはじまってから1ヶ月。
今年は基本的に陸上にいて、ひたすら掃除をしています。

去年はあれこれいろんな作業をしていると、専業に牡蠣の掃除ができたのが2人だったから、すこし大変だった部分があったけど。
今年は5.6人くらいでひたすら掃除ができているので順調かもです。

中華包丁みたいな形の鉈を使って牡蠣の掃除をしているんだけど、泥や牡蠣の殻が飛んだりして服から顔から結構汚れる。

出荷される直前まではいろんな付着物が付いて汚れていて、どろんこ状態。

殻についた汚れを落とすのは"だれか"に食べてもらうためのことだから、はじめから綺麗なわけではないのです。

"商品"としては綺麗な状態で届くけど、そこにたどり着くまでは潮水や泥汚れ、暑さで出る汗だったり、寒さからのかじかみ。
いろんなものが入り混じって、ひとつの牡蠣ができている。

「裏側を知ってほしい!」というのを一方的に押し付けると、なんとなく作り手側のエゴみたいなものが入り混じってしまうけど。
食べる人目線で見ると、ひとつの生き物だからただの"食べ物"、"商品"して捉えるだけじゃないほうがいいなあと思うんだよね。

作り手側と食べる人の気持ちのバランスがいい感じの塩梅になることが幸せなことなのかもしれないなんて、もくもくと牡蠣の掃除をしながら思っています。

今日はここまで。おやすみなさい。


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