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夏はお風呂の時期

本日、温湯駆除2日目。
昨日このnoteでちらっと書いたけど、牡蠣をお風呂に入れる作業をしています。

https://note.mu/hisako/n/n0fe9dce77e09

そもそも、なんでこんな暑い時期に牡蠣にお風呂?という感じなんだけど、主にふたつの理由から。

① 牡蠣の周りについたムール貝などの付着物を取り除いて、牡蠣のエサとなるプランクトンを取り入れやすくするため

② 夏場の産卵に向けて、ショックを与えて産卵を促進するため
(産卵を促すことで、牡蠣の身入りが早くなる)

春頃から海水温が少しずつ上がってくると海の中の生物たちも活発になるので、牡蠣に海藻や野生のムール貝がくっついてきて海水を飲みにくい。
(海水をたくさん飲んで、その中のプランクトンをエサとして取り入れてる)

それをそのままにしておくと、一緒にムール貝も成長してロープ自体も重くなるし、牡蠣ちゃんが食べるエサの量も減る。あんまり良いことがないのです。

なので、周りについてしまった汚れをお風呂に入れることで落とす必要があるの。

70℃のお湯に10〜20秒くらい浸けることで、牡蠣の周りについたムール貝や海藻とかの付着物が死滅して落ちる。
牡蠣自体は殻ががっちり閉まるのと強いので、お湯に入れてすぐに海水で冷やせば死なないのです。
牡蠣ちゃんは強い子!

そして、牡蠣にショックを与えることで身に栄養を蓄えようとするので、身入りが良くなる。
この"温湯駆除"は、牡蠣の身入りをよくするための作業でもあります。

ただ、クレーンなどで牡蠣を吊り上げたり戻したりを頻繁にやるから、おだやかで波の少ない地域でないと難しい。
どこの地域でもできる作業ではないのです。

簡単に書いたけど、もう眠いのでここまで。
秋頃からはじまる来シーズンにむけて、少しでも身入りをよくするためにやってこ〜〜。


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