井上洋

不動産コンサルティングの経験を活かし、全国の仲介不動産会社経営者の皆様のお役に立ちたい…

井上洋

不動産コンサルティングの経験を活かし、全国の仲介不動産会社経営者の皆様のお役に立ちたいと考えています。noteは自己紹介のために始めました。よろしくお願いします。https://cerezo-soken.site/

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  • 小さな不動産仲介会社の戦い方まとめ

  • 不動産仲介会社の事業承継の問題まとめ

  • 井上洋人生の棚卸まとめ

最近の記事

時代に合った受託営業

うまくいく会社の受託営業の重要ポイント 不動産の売物件について、売却のご依頼を売主からいただくこと、つまり媒介の契約をいただくことを「受託営業」と呼んでいますが、受託営業の差がでるのは、査定価格の高いか低いかではなく、営業マンの営業力が高いか低いかです。 確かに、売主にとって高く売れた方がよいことは間違いありませんし、付帯するサービスがたくさんついている方が魅力的にみえることもあるかと思います。但し、そのようなサービスは、売却する目的の副次的なものであり、絶対条件ではありま

    • 小さな不動産会社が考えること

      無料査定!だけでは戦えませんよね・・・1年前のある会社の話です。 中堅の不動産会社から独立して、意気揚々に開業したCさん。 「さあ、これからだ!」 と気合も十分なタイミングで、コロナの仕打ち。 広告もこれまで通りのようにうまくいかず サラリーマンのときにやっていたことが 全く反響につながらなくなってしまいました。 こんなことなら開業なんてするんじゃなかった・・・。 他社がやっているようなこと、 前の会社でやっていたようなことを 見よう見まねでやってみるのですが 一向に反響は伸

      • 適正な集客地域を考える

        どこまでエリアを広げるのか前回の投稿のように、不動産売買仲介会社は何かとおカネがかかる時代です。どこに集客に対する資源を投下するべきなのかは、よく考えいきたいと思います。やみくもに媒体だけを選定して勝てる時代もでありません。適正なコストで適正な収益をあげるために、戦略的にお金を遣いましょう。 集客においてのコストの考え方は、今すぐ客への対応なのか、そのうち客への対応なのかで変わってきます。不動産の売客の場合、なんらかのご事情で今すぐ売却を相談したいお客様もいれば、不動産は所

        • 女性社長の承継にもいろいろ悩みがありますね

          事業承継で突然社長に本日の日経でご紹介されていました。日本の女性社長率は8%くらいだそうですが、わたしのこれまでの経験だけど言うと、不動産仲介会社の女性率は5%くらいの感覚です。日経新聞とわたしの経験的な比較で言うと、平均より若干低いのかなという感じです。自ら創業した社長と、なんらかのご事情で承継した社長では半々くらいかなと思います。なんらかの承継は親か夫からの親族のケースがやはり多いですね。日経では、創業社長の夫が亡くなって社長に就任した奥様の奮闘が書かれています。病気で夫

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        • 小さな不動産仲介会社の戦い方まとめ
          36本
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          17本
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          営業の面談力を上げる!

          初回面談で足りない3つのやるべきこと その2 売買仲介営業マンの面談の営業場面を取り上げています。営業マンがやるべき3つのことについて前回その1を投稿したので、その2がないとダメですね。ということで、続きのテーマになります。3つのやるべきことの一つは、前回投稿の通り、誰から買うのかを重要な要素として考えるということでした。残りの2つを先にお伝えすると、一つは、お客様がどんな物件を買えばいいのかが分かる状態にしましょうということ。もう一つが、もうすでに購入しているという気持ちに

          営業の面談力を上げる!

          もう一歩の営業マンに足りないもの

          初回面談で足りない3つのやるべきこと その1売買仲介業の初回面談にはいろいろな意味や目的がありますが、前回の投稿に書いたように、いまいち決めきれない営業をしてしまっている人は、購入希望のお客様に2ステップの営業をしてしまっているからです。お客様と会う→売るみないな感じです。なのでやっていることは、物件の説明を一生懸命やっている。一通り説明が終わると、その物件を買うのかどうかだけに注目する。買わないと終わってしまう。一通り終わってしまったので、そのお客様との関係も終わってしまう

          もう一歩の営業マンに足りないもの

          集客後の営業マンの大きな勘違い

          先に進まない営業マンがやっている大きな勘違い集客後の生産性を高めましょうという話を続けてしていますが、買客の初回面談でも売客の初査定でも、その次に進まない営業マンは共通して大きな勘違いをしています。お問い合わせがあったからには、初回の面談は普通にいけると思いますが、保留になることが多い営業マンは、無意識に行っている大きな勘違いのせいで、この後の営業がかわってきます。 初回面談や初回査定から先に進まない営業マンのやってしまっている勘違いは、集客後のお客様の心理状態に対する勘違

          集客後の営業マンの大きな勘違い

          適正な集客数で生産性を高める方法

          集客ばかりにお金がかかるなって最近思いますよね不動産売買仲介の業界も、いろいろと便利なものが増えてきた半面、お金がかかることも多くなってきました。インターネットはとても便利ではありますが、ホームページで集客するにも広告費がバカになりません。反響課金のサービスを利用しても、集客数は増えるが成果にはつながっていないなんてことも多いのではないでしょうか。 そこで、今日は自社の生産性を確かめるために、集客数と成約率の関係をみてみたいと思います。 売集客こそ成約率と反響数を考える成

          適正な集客数で生産性を高める方法

          業務の分担と成約率

          仲介業務の分担を考えることによって得られるもの以前、業務分担について投稿したことがありましたが、この業務分担は、最近投稿している成約率にも関わってきます。営業の仕事を分担するのですから当然関連してきますね。 不動産売買仲介業の業務分担については、働き方改革やIT化の流れに関連しています。まだまだ紙を使用した資料や媒体が多い業界ではありますが、少しずつパソコンの利用やシステムの活用が進んでいると思います。FAXなんかもそうではないでしょうか。今は紙で出力しなくてもパソコン上で

          業務の分担と成約率

          成約率15%の営業マンの弱点

          もっと成約率をあげたいですね前回の投稿で、買集客後の成約率15%の営業マンをベースにしましたが、わかりやすい設定なので15%にしただけでなので、成約率の考え方をもう少し深堀していきたいと思います。街の不動産会社の売買仲介の営業マンであれば、買集客に対する成約率20%くらいは目指したいところです。新規のお客様の5人にひとりは契約ができるというペースです。5人にひとりと考えるとグッとハードルが上がりますね。 ただ、営業能力としてそのくらいを目指さないと、毎月がちょっとしんどい営

          成約率15%の営業マンの弱点

          お客様の数はどれだけ必要なのか

          売買仲介の適正な集客数の設定はありますか不動産売買仲介業の集客にはお金がかかります。お金をかけずにお客様が来てくれたら、ほんと、どんなにいいことかと思いますよね。特に売却希望のお客様の集客はとてもお金のかかる時代になってしまいました。媒体だけで考えると、折込チラシ、看板、ポスティング、ポータルサイト、一括査定サイト、DMなどたさくさんあります。集客のために媒体に投資して反響を得ることになりますが、お金のかかる集客です。多ければ多いほどいいというものではないですよね。たくさんの

          お客様の数はどれだけ必要なのか

          誰もが活躍する営業スタイル

          スタートは成約率と集客数のバランスから前回は成約率を考える話でした。では、その成約率はどのくらいが適正なのでしょうか。それはもう高ければ高い方がよいのは確かですが、そのように考えてしまうと一昔前の属人的な営業力だけの話に留まってしまいます。誰もが与えられた目標をクリアするために、平準化された営業方法によって、確実に会社全体の目標もクリアする。一握りのトップ営業マンと呼ばれる存在の人だけに頼るのではなく、会社として営業を平準化をするべきかと思います。小さな会社がひとりの属人的な

          誰もが活躍する営業スタイル

          買営業の成約率を正しくみていますか

          部下の成約率を正しくみていますか不動産経営をされている方々は、すくなくとも多少なり営業についての自信がある人たちなのではないかと思います。一社員として営業をしていたころ、トップ営業マンとして活躍していた人も多いのではないかと思います。今もカバンを置かずに営業をしている方は、とても高い成約率で仕事をしているのではないかと思います。そんな方々からすると、やはりできない営業マンは、なんでこんな簡単な営業もできないんだろうとか、何でそんな終わり方をしてしまうんだろうというよく分からな

          買営業の成約率を正しくみていますか

          ある会社の営業マンの気持ち

          そんな気持ちもあるんだって気づいたことです不動産仲介業の営業をしているくらいだから、ガツガツ営業している人が多いのかなというのが、不動産業界の営業マンに対する印象です。それでも、この業界も女性の営業マンが増えてきたなと感じています。売買仲介だと、私の感覚では全体の15%くらいかなという感じです。賃貸仲介だともっと多いのかもしれません。売買仲介の営業で女性は、まだ2割はいないまでも、どんどん増えてきているのは確かではないかと思います。女性営業マンについてはまた別の機会に話をして

          ある会社の営業マンの気持ち

          雇われ社長としての承継

          他人が会社をとりあえず継ぐ場合はどうなるのか承継に関して親子関係ばかりを書いているので、赤の他人の承継問題にも触れていきたいと思います。不動産仲介会社の場合、親子間で継ぐケースが圧倒的に多いような気がしますが、当然、親子でなくても承継するケースがでてきます。それも、まずは大きく分けて2パターンでてきます。ひとつは、一気に株を買ってしまって初めからオーナーとして継ぐ場合です。二つ目は、とりあえず株の問題は置いておき、代表取締役としての立場だけを与える場合です。 株を買い取るケ

          雇われ社長としての承継

          ひとり社長の奮闘

          がんばれひとり社長!応援しています!今日も、社長ひとりで奮闘されている方もいらっしゃると思います。本当にいろいろとやらなければならいことも多く大変かと思います。がんばって乗り切りましょう。毎日、営業もやらなければなりませんし、集客も考えなければならない。経理的なことや事務的なこともこなさなければなりません。その頑張りが報われるように応援しています。 わたしもがんばります!笑 そこで、今日の営業を乗り切ったら、一度頭を整理して考えていただきたいことがあります。自分の会社はど

          ひとり社長の奮闘