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業務の分担と成約率

仲介業務の分担を考えることによって得られるもの

以前、業務分担について投稿したことがありましたが、この業務分担は、最近投稿している成約率にも関わってきます。営業の仕事を分担するのですから当然関連してきますね。

不動産売買仲介業の業務分担については、働き方改革やIT化の流れに関連しています。まだまだ紙を使用した資料や媒体が多い業界ではありますが、少しずつパソコンの利用やシステムの活用が進んでいると思います。FAXなんかもそうではないでしょうか。今は紙で出力しなくてもパソコン上で、FAXの内容を確認することができます。しかもインターネットFAXなんてものもあるので、FAXの機械そのものが必要なく、今やインターネットとパソコンさえあれば、FAXだって使用することができます。不安定さは多少心配ですが、FAXの利用が多い業界ですから、コストを考えるとインターネットFAXも検討の余地は十分あります。ただ、紙で出力していた時は、機械の出力口に出されている受信の紙を確認するだけでよかったものが、パソコンを開いて、メールやら共有フォルダーを開いて受信の内容を確認しなければなりません。出力口にある紙に手を伸ばせばいいだけの手順にも関わらず、パソコンを使用することによって、工程が1つ、2つ増えてきます。FAXを例に出しましたが、この少しの時間と、たった1つ、2つの工程が増える作業の積み重ねが、便利になっている反面、業務に時間がかかっている原因でもあります。しかも、システムが複雑になればなるほど、不慣れな人は手戻りなどが多くなってきます。

そして、そこに働き方改革のホワイ企業化の負担が重くのしかかってきます。ただでさえ、やらなければならない作業が増えてきている中で勤務時間のホワイト化です。実は大きな声では言えずに、フツフツと心の中では、時間給のように働いている社員の状態に、声を大にして不満を言いたいと思っている社長も多いのでないでしょうか。

しかしながら、そういう状態にしているのは、残念ながら経営者である我々です。そこに不満を持っていても仕方ありません。だからこそ、そんな状態の中で成果を上げていくために必要なのが、業務の分担化と成約率の向上です。業務を分担しなけばならない理由は、営業マンが営業に専念する時間を増やしていくためです。単に業務を分担するだけではダメで、そこに意味や目的がなければなりません。目的は、営業マンが営業に専念する時間をいまより増やすということです。営業する時間を増やしていくことで、成約率の向上を目指していきます。

たっぷりのお金をかけて、たくさんの集客をとっているのに、営業に専念できずに、せっかくの集客がムダになってしまっている。そのサイクルの見直しに注目してみましょう。


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