Hirokiのnote

はじめまして。今年で20年目の現役野球選手兼コーチをやってます。野球に関する情報や知識…

Hirokiのnote

はじめまして。今年で20年目の現役野球選手兼コーチをやってます。野球に関する情報や知識など幅広く更新していきたいと思っています。海外5カ国で野球したことで英語やスペイン語が少し話せます。語学の豆知識も上げていこうと思ってます。よろしくお願いします。

最近の記事

初球打ちは正しいの?

野球をやっていれば「初球は振れ」とコーチから言われた経験はありますよね。僕も昔はよく言われてきました。それで振れずによく怒られていました。でもその時ふと思ったんです。 初球打っている人がみんなヒット打てるわけでもなく、ツーストライクからでもヒットを打っている人はいるのになんで怒られるんでだろうと。 プロ野球をみてもあれだけ初球打ちが正しいといわれていれば多くの選手がこれを実践していると思いますが、必ずしも初球から打っているかというとそうではありません。 ストライクのカウ

    • 予測する力はチームを救う

      野球をプレーしていく中で準備が大切という言葉はよく言われます。しかし準備と言われても何をどうしたらいいのかわからないのが本音ではないでしょうか。僕自身も分かりませんでした。「何を準備したらいいの?」ってなりますよね。 その問題を解決してくれるカギは、予測することなんです。 僕も試合中にこの予測することを意識してできるようになってからはプレーにものすごく余裕ができました。 余裕ができると自分のパフォーマンスも出しやすくなりますし、周りもよく見えるようになります。では どうや

      • 甲子園から学んだこと

        今週のライブ配信も皆さんのおかげで楽しくできました。オリンピックや甲子園が終わり、いよいよ夏も終わりに近づいてきましたね。しかし、中高生にとっては代が入れ替わるとても大切な時期でもあります。新チームがスタートする中でライバルとの勝負はすでに始まっています! 今回のライブでは僕が甲子園をみて感じたことを選手の皆さんに共有するというテーマでやらせてもらいました。非常に親身になって聞いてくれているユーザーやたくさん質問してくれる熱心ユーザーもいてとても楽しい配信となりました。

        • 力の伝え方について

          今週も配信を見ていただきありがとうございました。飛距離を出したい、速い球を投げたい、誰もが1度は思ったことではないでしょうか。そのためには体を作っていくこと、すなわち鍛えていくことは不可欠です。しかし、多くの人はここで終わってしまっています。 今回は自分の持っている力をどのようにすれば最大限伝えることができるかについて話しました。あまり知られていないことですが、とても大切なことなので覚えておくといざというときに必ず役に立ちます。 1 力を入れることと伝えることは全く違う飛

        初球打ちは正しいの?

          オリンピックを見て思ったこと

          今週も配信を見ていただきありがとうございました。今週はオリンピックをみて感じたことについて話しました。理由としては、オリンピックという短期決戦の中で各国のトップレベルの選手の戦い方が今後の中高生がプレーしていく上で役立つ要素があるのではないかと思ったからです。 大会は日本が優勝するという最高の形で終わりましたが、これからの野球選手たちに活きることがたくさんありました。今回は僕が思ったことについて書いていきます。 1 いかに早く攻略できるかまず最初に思ったことが、強いチーム

          オリンピックを見て思ったこと

          コラボ配信を終えて

          今週は2日間連続で実業団でプレーする二人の選手とコラボ配信を行いました。トップレベルで現在も活躍している二人とお話しする機会を設けていただけたことに感謝の気持ちと僕自身も学べたこともありましたし、改めて確信できたことなどたくさんありとても有意義な時間になりました。 今回の記事は二人の選手との話の中で僕自身が感じたことをまとめていこうと思います。ぜひ野球のレベルアップに繋げてくださいね。  二人に共通していた点 まず率直に思ったことが、とても野球が好きだということが伝わって

          コラボ配信を終えて

          数をこなす本当の意味

          野球の指導側に回ってから子供たちからよくバットは1日何本振ればいいですか?という質問をよく受けます。僕はいつもこう答えています。「無意識に自分のフォームで打てるようになるまで」と。 よく指導者の中では1日に最低200は振れなどスイングの本数について言及しているのを耳にします。僕自身も昔は1日2000本バットを振ったりしていました。しかし、この数は一体何を根拠に言われているのかと疑問に思ったことはありませんか? 今回の記事はなぜ練習量を上げていかなければいけないのかという点に

          数をこなす本当の意味

          教え子の応援に行って思ったこと

          自分が教えていた高校の予選があったため、先週久しぶりに高校野球の試合を見にいきました。コロナ禍という厳しい環境の中でも必死にプレーする選手の姿に僕自身もまだまだ仕事も野球も頑張れると鼓舞されました。 また無事勝利を収めることができ、何より嬉しくなりました。対戦相手の学校も非常に粘り強く、スコア以上に実力の差は紙一重だったと思います。 試合展開からしてもどちらが勝ってもおかしくない試合展開でした。そこで今回は、僕自身がこの試合を観戦して思ったことについて書いていきたいと思い

          教え子の応援に行って思ったこと

          基本動作の大切さ

          野球において基本が大切ということは、よく言われますよね。僕も本当に大切なことだと思っています。でもこの基本の大切さを本当に理解したのは、大学4年生の時でした。 遅かったんです。それまで基本の大切さを教わったことは、高校の時の外部コーチを除いてほとんどありませんでした。 これを読んでいる皆さんは、基本をしっかり教わっていますか?大切にしていますか?今回はそんな野球の基本について書いていきたいと思います。 1 キャッチボールが全てを変える 野球の基本といえばキャッチボー

          基本動作の大切さ

          僕が感じたトーナメントとリーグ戦の違い

          2019年1月、僕はプロを目指すのを諦めました。公立高校のベンチ外から大学は準硬式野球、社会人クラブチームを経て独立リーグでプレーしました。その後は海外に飛び、いくつかのアマチュアリーグを経た後、2018年にドミニカのプロサマーリーグでプレーし、コロンビアのウィンターリーグに挑戦するも、届かず最後は終わりました。 プロを目指して走り続けた20年間の野球人生、今でも週末は楽しく真剣に、社会人クラブチームでプレーしています。今回は、色んなところでプレーしてきた自分が感じたリーグ戦

          僕が感じたトーナメントとリーグ戦の違い

          声を出せってどういうこと?

          「声出せ!」選手ならコーチや監督から言われたことが必ずあると思います。僕も数え切れないほど言われてきました。でも昔から疑問に思っていたことがありました。それは、なんで高校野球の選手はあんなに声を出しているのにプロ野球選手は淡々とプレーしているのだろうと。 本当に勝つために必要であれば、プロ野球選手も必死に声を出すはずですよね。子供だからやらなければいけない、プロ野球選手だからやらなくていい、なんてことは同じ勝つことを目的にしている以上存在しないと思っています。 ここで間違

          声を出せってどういうこと?

          練習と試合を繋げる

          試合になると緊張してしまう、練習ではできるけど試合ではできない、こんな感覚になったことはありませんか。 練習でのフリーバッティングの時と試合の打席では全く違った景色になりますよね。僕自身も実際そうです。試合と練習はやっぱり違います。 でも日頃の練習の目的は試合で結果を残すことですよね。そう考えるといかに練習と試合を繋げていくかがポイントになると思います。 普段の練習をどのようにすればいいのか、試合とどう繋げていけばより結果やパフォーマンスが出やすくなるのか、今回はそんな

          練習と試合を繋げる

          スイッチヒッターにはたくさんのメリットが

          最近では、日本でもスイッチヒッターの数が減ってきましたね。昔はプロ野球にも多くのスイッチヒッターの選手がおり、活躍されていました。その一つの原因として考えられるのが、やはりスイッチヒッターになるには難易度が高いからだと思います。 しかしその一方で海外ではスイッチヒッターとして活躍している選手が多いのを皆さんは知っていますか? 僕自身も26歳という歳からスイッチになりました。当時は外国人の左投手への苦手意識や恐怖などから遊びで打っていた右をチームメイトに勧められてなりました。

          スイッチヒッターにはたくさんのメリットが

          早くスランプから抜け出すためには

          野球をやっていれば、誰もが経験するこのスランプ、「打てる気がしない」「結果が出ない」「何をやってもうまくいかない」など野球をやっていれば一度はこういった経験をしたことがある選手がほとんどじゃないでしょうか。 実際僕も数え切れないほど経験してきましたし、正直野球をやる以上この現象は避けては通れないものだと思っています。しかし、どうせ経験するなら長いよりも短い方がいいですよね。 そこで今回は早くスランプから抜け出すための方法について記載していきたいと思います。 1 自分を見

          早くスランプから抜け出すためには

          スイングスピードを上げるには

          遠くに飛ばしたい、バッターなら永遠のテーマじゃないでしょうか。僕自身も野球を始めたきっかけは、プロ野球選手がテレビの向こうで打っているホームランを見て「かっこいい!」と思ったときでした。野球を真剣にプレーしている人は誰もがこのテーマを目標として日々練習していると思います。 実際に僕自身も飛距離や打球の強さを追い求めて練習していました。また、海外に行って余計感じたことですが、強く打てないバッターは上にはいけないことを痛感しました。僕自身が傘下に入ることができなかった最も大きい

          スイングスピードを上げるには

          試合で見るべきポイントはここ!

          野球が上手い選手は野球をよく知っています。逆にいえば野球をよく知れば、野球は上手くなります。プロ野球中継を見ていると解説者の方々がわかりやすく試合を解説してくれますよね。僕の経験からして、試合をよく見ることで野球の理解は必ず深まります。 そのためできれば野球の試合を多く見てもらえればと思っています。でも試合をたくさんを見るにしてもどういったポイントを見ていけば、野球への理解がより深まるのかについて今回は解説していきたいと思います。 1 自分のポジションのプレイヤーの動きを

          試合で見るべきポイントはここ!