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スイッチヒッターにはたくさんのメリットが

最近では、日本でもスイッチヒッターの数が減ってきましたね。昔はプロ野球にも多くのスイッチヒッターの選手がおり、活躍されていました。その一つの原因として考えられるのが、やはりスイッチヒッターになるには難易度が高いからだと思います。

しかしその一方で海外ではスイッチヒッターとして活躍している選手が多いのを皆さんは知っていますか?
僕自身も26歳という歳からスイッチになりました。当時は外国人の左投手への苦手意識や恐怖などから遊びで打っていた右をチームメイトに勧められてなりました。

僕自身の経験も通してですがスイッチヒッターにはたくさんのメリットがありますのでここで紹介していくとともにこのブログを読んだ選手が少しでもトライしてもらえればと思っています。

1 希少価値がある


先ほども書きましたが、スイッチヒッターはそんなにたくさんはいません。だからこそ希少価値が非常に高いプレーヤーになることができます。

希少価値が高いということは変わりが少ない、つまりチームにとって必要な選手=出場機会が増える可能性が高くなります。

まず相手投手によって出場機会が減ることがなくなります。同じ実力の選手が2人いたとして、片方の選手が左打ち、もう一人の選手が両打ちだった場合に左打ちの選手は相手が左投手のケースで相性の部分を含めて右打者の選手と交代する可能性が出てきます。

しかし、両打ちの選手は、相手の投手に関係なく対応することができるため、このような理由で交代することは考えにくくなります。

野手が内野と外野を両方できれば出場機会が増えるように、両方で打てればより出場機会が増え、可能性が広がります。

2 足が速い選手は内野安打が増える

右打ちの足が速い選手がスイッチヒッターになると左打席の時に内野安打が増えやすくなります。海外の選手にスイッチヒッターの選手が多いのがこの理由です。日本人も右打者から左打者に変更する選手は多いと思います。

それは左打者の方が右投手が多い球界の状況を踏まえると有利に打席に立てるからです。しかし右から左に変わるときに日本は完全にスイッチするのに対し、海外では右でも打てるんだから左もやって両方で打てるようにする考え方が存在しています。

この考えを知ったときにこれは日本人でも例外ではないと思いました。なぜなら右から左に変わる選手が日本にもいるからです。

自分自身の野球人生を振り返っても中学に上がるときに左になりましたが、あのまま右も継続していたらもっと野球人生が変わっていたかもしれないと思います。また、元々足が速い選手が左に立つと当たり前ですが、内野安打になる可能性も上がり、自分の成績アップにもつながります。

こういった面からでもスイッチヒッターには様々なメリットがあります。


3 外に逃げる球が減る

スイッチヒッターになることで打席において有利な理由の一つに「自分に向かってきてそこから逃げていくボールが減る」点が考えられます。

特にのけぞってしまうようなカーブ、スライダーなどは非常に打ち返すのが難しいと言われますが、両方で打てるとこの球がなくなります。多少外に逃げるシンカー系のボールはありますが、目線を大きくずらされる変化球がなくなると考えると、バッターにとってはかなりのメリットになります。

またボールも対角線から来るので比較的見やすくボールを捉えやすくなります。自分も左バッターの時には左投手には本当に苦労しました。特に外国人は球が速い上にコントロールがばらついている選手が多かったので、どうしても抜け球を意識してしまいました。

こうなれば結果が残るはずもありません。そこで新たに右での練習を開始すると左投手のボールが苦にならなくなりました。


スイッチヒッターは2倍の練習を要しますが、一生懸命練習すればできるようになります。自分もスイッチになったのは26歳の時、野球生活最後の1年でスイッチになりました。

なんでもそうですが、どうせできないと否定する人はたくさんいます。実際僕の周りでもいました。でもやってみないとわからないのが現実で挑戦せずに諦めてしまうことほど勿体無いことはないと思います。

逆に挑戦するからこそ何かが変わり、その変化が楽しさに変わっていくのも野球の醍醐味の一つじゃないでしょうか。今週も皆さんが活躍できるように祈っています。また怪我には充分注意してプレーしてくださいね!

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