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力の伝え方について

今週も配信を見ていただきありがとうございました。飛距離を出したい、速い球を投げたい、誰もが1度は思ったことではないでしょうか。そのためには体を作っていくこと、すなわち鍛えていくことは不可欠です。しかし、多くの人はここで終わってしまっています。


今回は自分の持っている力をどのようにすれば最大限伝えることができるかについて話しました。あまり知られていないことですが、とても大切なことなので覚えておくといざというときに必ず役に立ちます。

1 力を入れることと伝えることは全く違う

飛距離を出そうとしたり、速い球を投げるとき、あるいは速く走るときには体に力が入りますよね。僕自身もそうでした。しかし、こんなに力入れてるのに全然飛んでいかないな、あるいは思っている以上に力がボールに伝わらなかった、なんて経験ありませんか。

実は力を入れるとボールに力が伝わりにくくなってしまいます。ここでちょっとした実験をしてもらえたらと思います。バットを握ってみて下さい。そして思い切り力んで握るのと、軽く握るのとでは、どちらの方がヘッドが動きますか、もしくは動かしやすいですか?

ほとんどの人が軽く握った方が動きやすい、つまり走りやすいことを実感してもらえたと思います。つまり力むことは動作を止めてしまう、あるいは制御させてしまうことがわかりましたね。
これが、力を入れることと伝えることが全く違うということです。



2 下半身を使え!の本当の意味

チームのコーチから「下半身を使え」「下半身が使えてないからだめなんだ」なんて言われたことはありませんか。僕は耳にタコができるくらい言われました。でもその度に思いました。どうやって?と。僕自身もこれを理解するのには相当な時間がかかりました。

しかし、練習を繰り返していく間にそのことを理解することができ、実践できるようになりました。下半身を使う上で、大切になってくることは、骨盤周りの筋肉及び使い方になってきます。この骨盤を鋭く回転させれるかどうかが力を生み出す上で最も重要になります。そのためにはお尻の筋肉や股関節周りの筋肉及び可動域がないと難しくなります。

なのでトレーニングする際にはこれらの部位を意識してトレーニングするとパフォーマンスの向上につながります。


3 リラックスすることが力を最大限伝えることである

飛距離を出そうとしたり速いボールを投げようとするとどうしても力んでしまいますよね。しかし力むことと力を最大限に発揮するすることは全く別物です。力むことがどうしていけないのか、それは力の流れを止めてしまうからです。

本来力というのは、下半身から生まれそれが腕や足を通ってボールやバットに伝わっていきます。その力の流れを力むことによって止めてしまうから力みは最大の敵と言われるのです。また力を出すためには力を抜かなければいけない、という反対のことをしなければいけないのがスポーツは難しいという理由です。


以上が今週のライブ配信の内容になります。
僕がこのことに気付けたのは24歳の時でした。もっと早く気づけていたら、もうちょっと違った野球人生だったかもしれません。そのため皆さんにはこういった大事なことをシェアしたいなと思い、今回のライブ配信のテーマにさせていただきました。ぜひ日ごろの練習や試合で取り入れてみて自分の野球人生がより良いものになるように頑張ってください。

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