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早くスランプから抜け出すためには

野球をやっていれば、誰もが経験するこのスランプ、「打てる気がしない」「結果が出ない」「何をやってもうまくいかない」など野球をやっていれば一度はこういった経験をしたことがある選手がほとんどじゃないでしょうか。

実際僕も数え切れないほど経験してきましたし、正直野球をやる以上この現象は避けては通れないものだと思っています。しかし、どうせ経験するなら長いよりも短い方がいいですよね。

そこで今回は早くスランプから抜け出すための方法について記載していきたいと思います。


1 自分を見る

当たり前のことだと思うかもしれませんが、自分で自分のことを見ることはできません。そのためスランプの時は必ず誰かに映像を撮ってもらって自分自身で動きやフォームをチェックする必要があります。これは自分を見るためです。

普段から自分の動きやフォームをチェックしている選手は普段やいい時との違いを見つけてみるのもいいと思います。また、そういった時にのみ撮影する選手は自身の動きをしっかりみることで自身の長所と短所を再確認することができます。

スランプといわれると短所に目が行きがちですが、長所がわかることで自信につながったりもするので、必ず良い所も合わせてみるようにしましょう。

チームメイトや両親、兄弟など身近な人に撮影してもらってまずは自分の動きをチェックしていきましょう。

2 感覚と実際の動きの違いを把握する

実際に自身の動きを撮影してみる時に大切にして欲しいことは、自分自身の感覚と実際の動きの差を理解する点です。ここではわかりやすいように例を出して説明していきますね。


例えばバッターであれば自分ではレベルスイングをしている感覚でも、実際の映像だとヘッドが大きく下がりロスがあるバット軌道になっているというのはよくある話です。

この場合だと自分のバットを出している感覚の軌道と実際の軌道にずれが生じており、そのズレがミスショット(しっかりミートできないこと)につながっている原因になっていることになります。

こういった実際の動きと感覚のズレは野球のいろんな動作に現れています。なのでどこを修正したら良いのかわからない選手はこの感覚が大きくズレている点を修正すると良いでしょう。


3 練習で感覚のギャップを修正する

修正点がわかったらあとはひたすら練習してフォームを修正していくことに注力していきましょう。ここで重要なことが一つあります。それは修正の仕方は極端にやるべきだということです。

上の例ではいえば、バットが下から出てしまうのであれば、上から出す、叩くくらいのイメージで平行になります。癖は体が自然と覚えてしまっているので、それを修正していくためには極端にやると変わっていきます。

もちろん映像で見ながら調整するのが理想ですが、僕が今まで選手たちを指導してきた中で、こういった状況の選手の中で極端にやらずに修正できた選手はいませんでした。

元々できている、良い状態の選手にアドバイスするときはちょっとだけ加える形でも良いのですが、スランプの場合は極端に修正する方がいいと思います。



スランプはできるだけ早く乗り切りたい、というのは選手の願いですよね。僕の選手生活でもたくさんこういった場面を経験してきました。しかし、逆にスランプを通して自分の悪い癖を知ることもでき、修正方法もたくさん見つけることができました。

自分を知ることもプレーする上では非常に重要だと思っています。今悩んでいる選手、もがいている選手の力になれればといつも思っています。今週も頑張っていきましょう!

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