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練習と試合を繋げる

試合になると緊張してしまう、練習ではできるけど試合ではできない、こんな感覚になったことはありませんか。

練習でのフリーバッティングの時と試合の打席では全く違った景色になりますよね。僕自身も実際そうです。試合と練習はやっぱり違います。

でも日頃の練習の目的は試合で結果を残すことですよね。そう考えるといかに練習と試合を繋げていくかがポイントになると思います。

普段の練習をどのようにすればいいのか、試合とどう繋げていけばより結果やパフォーマンスが出やすくなるのか、今回はそんなテーマについて書きますね。

1 練習の意図を理解する


全ての練習には必ず意味があります。しかしその意味や意図が試合に繋がっているかどうかが非常に重要になってきます。

皆さんが日頃から行なっている練習は試合に繋がっていますか?この練習が試合のどういう所につながるのかを考えて練習を行うとその練習で得られるものは増えます。

例えば、普通に行うシートノックでも普通に何も考えずにただノックをやるのと、自分のチームが守備が課題だからシートノックを行うのでは、チームとしての成長の幅が大きく変わりますよね。


これは個人練習でも同じことが言えます。例えばストレッチやトレーニングもただ漠然とするのではなく、不安定な体勢からの送球が苦手だからバランス系のトレーニングをするなど練習と試合を繋げていく事を常に意識してみてください。

そうすると実際にそのような場面が来ても、「あ、これは練習でやったから」と落ち着いてプレーすることができ、結果に結びついていきます。

2 個別の練習では課題と向き合う


日頃の試合でテーマを持って臨むことで課題が間違いなく出てくると思います。その出てきた課題をまずは明確にして、個人練習では徹底して向き合っていきましょう。


ここで一つ大切なことがあります。それは修正するときはより実戦に遠い練習から行なっていくことです。例えばバッティングもいきなりフリーや一本打ちの中で修正していくことは難しいですよね。それよりも素振りやティーなど少し実戦から離れた方がフォームに焦点を置けるので修正しやすいと思います。

この実戦に遠い練習から修正する理由としては、練習は実戦に近づけば近づくほど意識が自分ではなく、ボールに行くのでフォームや動作に意識が持って行きにくくなるからです。

なので練習では必ず実戦に遠い練習から修正していき、その動きやフォームが固まったら
徐々に実戦の中で試していってみてください。そうすることで試合でも同じようにプレーすることができるようになります。

3 実戦練習では常に試合を意識する

最後に実戦練習についてですが、ここで大切になってくるのは試合だと思ってプレッシャーをかけることです。


実戦形式の練習ではより試合に近い場面で練習を行うため、この意識を持てるかどうかで試合により近づいた状態でプレーすることができます。ここを全く別物に考えてしまう、あるいは意識を持たずに行なっていると、いざ試合になったときに自分のプレーが出しにくくなります。

なので意識次第で大きく変わるので心がけてみてください。また練習ではやり直しができるため思い切ってトライできる点も大きな利点の一つです。試合でのミスは時に命取りになることもありますが、練習ではミスしてもチームの勝敗には全く関係ありません。


そのため練習では自分のやりたい事を思い切ってトライしてみることで試合でも思い切ってトライすることができるようになります。

練習を試合に繋げることができれば、普段のプレーがそのまま試合でも発揮することができ、より満足できる試合が増えると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。


試合と練習をつなげる意識を持つだけで自分自身も大きく変わりました。今でも緊張したりしますが、昔は本当に緊張していました。

1試合に5個エラーしたこともありましたし、何十打席と打てないこともたくさんありました。

それでもこの意識を持つようになってからは、結果が出る出ないは別にして、自分のパフォーマンスが100%により近い状態で出るようになる試合が増えました。


本当に意識の持ち方、考え方で変わるのでぜひ日頃の練習に取り入れてみてくださいね。皆さんの活躍を今週も応援しています。

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