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初球打ちは正しいの?

野球をやっていれば「初球は振れ」とコーチから言われた経験はありますよね。僕も昔はよく言われてきました。それで振れずによく怒られていました。でもその時ふと思ったんです。

初球打っている人がみんなヒット打てるわけでもなく、ツーストライクからでもヒットを打っている人はいるのになんで怒られるんでだろうと。

プロ野球をみてもあれだけ初球打ちが正しいといわれていれば多くの選手がこれを実践していると思いますが、必ずしも初球から打っているかというとそうではありません。

ストライクのカウントが浅いときのほうが確率が高いのは事実ですが、絶対ではない。今回は僕が初球を打つ上で大切にしていることを共有しますね。

1. 初球を振る前にしておくこと

初球を振るにはメリットもありますが、そこにはデメリットも存在します。そのためできるだけ確率を上げたいですよね。これはバッターであれば誰もが思っていることだと思います。ではそのためには何から始めたらいいの?ってなりますよね。

まずは自分の得意なコースを理解することだと思います。自分のいままでの経験から結果が出ているときはどこのコースが多かったのかを振り返ってみてください。そうすると自分の得意なコースを知ることができます。これは試合での経験がベストですが、練習でのパフォーマンスを参考にしてもかまいません。
 

2. 決めなきゃ振れない

 大前提に理解しておきたいのが見逃すこと手が出ないことは同じ動作でありながら全く違った意味だということです。投球間では1秒もないわずかな時間で反応しなければいけません。そのためあらかじめ打席に入る前にこのコースに来たら必ず振ると決めることがキーになります。

実は打つと決めていて止めることはできますが、いきなり振り出そうとすると反応できないものですよね。僕も見逃して天を仰いだ経験がたくさんあります。そうならないようにするためにも事前に準備しておく必要がありますよね。 ではどのように準備をしていけばいいのでしょうか。

大切なのはネクストバッターズサークルでの過ごし方です。ここでは相手投手の癖や特徴を把握することができます。 自分のスイングを準備していくのと同時に相手投手の特徴をしっかり理解することで確率はより高まります。

また癖や特徴を理解することでイメージがよりしやすくなります。自分が打つべき球をイメージして打席に入ると、実際に来た時に反応しやすくなります。 イメージすることはスイングをする上でものすごく大切です。なのでネクストバッターサークルでの時間の使い方を工夫してみるといいと思いますよ。
 


3. 成功の確率も高いが失敗のリスクも大きい

 初球を打つということは、ヒットになる確率が高いメリットがある一方で、打ち損じてしまうとたった1球でアウトになるというデメリットもあります。投手からしたらこれほど楽なものはありません。だからこそ初球から振るのはメリットも大きい分デメリットも大きいことを覚えておきましょう。

ではこのデメリットを避けるためにどうして行けばいいのか。初球を確実にとらえるためにはどのような練習をしたらいいのか、ここが重要になりますよね。いろいろな方法がありますが、一番簡単な方法として練習の時の一球目を大切にすること、意識を変えて取り組むことがすごく重要になります。

例えばバッティング練習の一球目、あるいはシートバッティングの一球目など試合を想定してバットを振るか、普通に練習だと思って振るかで大きく変わってきます。
なので試合を想定して初球から振れるようになるためには練習の時からこういった意識を持ってやることで試合でもできるようになります。

まずは初球を振るための準備を練習の時からしっかり行っていきましょう。そうすれば必ず結果が変わるはずです。また初球打ちが全て正しいわけではなく、デメリットもあるのでしっかりと準備して確率の高いものを選んでいくといいですよ!

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