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文字とは変幻自在に形作る「〇〇」である。


お疲れ様です。


突然ですがみなさん。
今視界に入っているものは、なんでしょうか??
頭の中で考えてみてくださ

いい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい


はいいいー。
さっきから「文字」が視界に入ってると思います。



上の例は極例なんですけど
みなさんが日常的に使用したり、見る「文字」。

これらは言葉を表記するために
社会習慣として用いられる記号です。

この文字のおかげで
僕たちはnoteなどで
記事を執筆することができますし
情報の大半を認識することが可能になります。

引用元:https://sign.mosha2.jp/main/jrw/

僕は学生時代、この文字の視覚的表現に興味があり
それをテーマにデザインを行ってきました。

なので人並み以上には「文字推し」です。

↓これまで作成した文字たち。

で、今回、文字の歴史うんぬんはともかく、
文字をテーマにデザインをしてきた僕の視点で、

改めて
文字」が持つ役割とは一体何なのか??
紹介できたらと思っています。

※一般的に読みやすくしたり、デザイン性を加えたりすると
「タイポグラフィー」と言われるものになります。
(一旦この記事ではみなさんに意味が伝わりやすいよう
包括的に「文字」と共有させてください。)

文字が持つ3つの役割

文字は大きく3つの役割を持たせることができ、状況に応じて適切にその役割を付与するものだと考えております。
その役割についてそれぞれ共有をしますー

1.可読性

引用元:https://www.morisawa.co.jp/fonts/specimen/1090

これが一番メジャーな役割ですね。
文字はいかに正確に未来に歴史を残すことができるか?
そういったことを考えられていきた記号だと思います。

そして現代ではどのような気持ちで可読してもらうか??というところに焦点が当てられるようになってきて、文字の形状の違いで、複雑な感情も汲み取れるようになっています。

引用元:https://x.com/shimazenyu/status/1483377360380772356

「何いってんだコイツ…」って明朝系で言われると素で傷つくかもしれないので気をつけて使用をしてほしいです。

2.装飾性

じゃあ、可読できなければ文字ではないのか??

そう考える人もいるかもしれませんが、僕はそうは思わないです。

読ませるだけを目的にせず、
そこにメッセージ性を加えることで、
「例え可読できなくても良いと思えるデザイン」を
作り出すことができるのです。

引用元:文字を芸術に変えたブルーノ・ムナーリによる「未知の国の読めない文字」

そしてそれは、「〇〇らしさ」のようなブランディングにつなげることも可能です。

引用元:Gaudiy

相互作用性

そしてこれまで文字のコミュニケーションは双方でやり取りするのに
「時間差」がありました。
しかし現代になって、
お互いがリアルタイムでコミュニケーションをとることが可能になっています。

引用元:

歴史に残すための文字がリアルタイムで残されるんで、
変に言葉発せられないですよね、こわいこわい。

どのような役割を持たせるかは、
ケースバイケース

で、ここからが一番大事になってくるのですが、

僕たちデザイナーは、この文字の役割を取捨選択して、適切に人に届ける必要があります。


例えば、災害のデザイン。


こちらはNOSIGNER(ノザイナー)というデザインファームが手がけた「東京防災」という防災の情報を一冊にまとめたデザインです。

災害はとてもセンシティブな分野だと思います。
そんな中で危機感を持ちながらもどうしたら能動的に行動ができるのか?


まさに文字に適切な役割を持たせている例なんじゃないかなーと思います。

文字を一言で表すと。。

以上の考えを持って、文字ってつまり何なんだろうか?
僕なりの結論を共有できたらと思います。

文字とは、変幻自在に形作る「コミュニケーションツール」である🧛

文字は時代と共に使われ方の変化はあるものの、一貫して
「コミュニケーションツール」であることには変わりないのではないかなと考えております。

そして、無限に文字を生み出せる現代だからこそ、
どこで、どのように文字を使用するのか?
どのような役割を持たせるのか?
デザイナーに限らず、皆さんも考える必要があるんじゃないかなーと
思っております。


間違った文字になってもいいです。

そんときは
めっちゃ言い方間違えるようなことあるんやったら
こんな感じで訂正して謝りましょう。

取り消し線
を生み出した人は、天才だなーと思います。

時に間違いながらも
適切に使い続ける姿勢を保つことで
「コミュニケーションツール」として
とてもいい使い方ができるのかなと思います。

【宿題】日常的に見る文字を観察してみよう

さあ最後に宿題を置いて終われたらなあと思うのですが、日頃みなさんがよく使っているサービスをよくみてほしいです。
それはロゴだったり、どんなフォントか?考えるのもいいと思います。

では、楽しい文字ライフを。
ご清聴ありがとうございましたー

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